【NBA】偉大な50-40-90クラブ会員と「むしろそれより珍しいのでは?」な記録たちとチェリーピッキングと。
キリの良いスタッツと言うのはおめでたいモンです。「1試合50得点」「トリプルダブル」「通算○万得点達成」、それだけでワクワクさせられます。
その中で特に珍しいものに“50-40-90クラブ”があります。規定数に達しつつシーズンFG50%/3P40%/FT90%を記録する事ですね。「卓越したシューティングスキルの証明」ともされる偉大な記録です。
今まで達成したのは以下の9選手14例のみ。
ついでに規定数一覧。
50-40-90クラブ会員は皆レジェンドですし、“50-40-90”というキリの良いスタッツは今後も注目を浴びる事でしょう。
本記事ではその“50-40-90” には惜しくも届かなかった選手、もしくは「届かなかったけれど、これはこれで同じくらい凄いのでは?」な選手を見てみましょう。
まずは規定数に届かなかった選手。総得点数順に並べ15位以下が届かなかった選手です。
規定数を無視しても37例しかないんですから、やはり偉大かつ困難な記録です。
2008ホセ・カルデロンはFTをあと16本決めていればクラブ入会でした。惜しい・・・・と言いたいところですが、翌2009シーズンにFT98.1%という唯一無二なNBA史上最高記録を達成。154本打って外したのは3本だけ。
勿論カルデロンはFTだけの選手ではなく、パスも上手くミスやターンオーバーの少ない優秀なポイントカードで、「良いバスケットボール選手」と言いたくなる選手でした。
続きまして
50/40/90クラブの数字を少しイジって見てみましょう。
60/35/80。
昨季2023ニコラ・ヨキッチはやはり常軌を逸していましたね。3P成功数は57本で規定数未満ですけど、それでもTS%70%超えで24.5PPGは唯一無二です。
TS%65%かつ20PPG以上を記録した選手リスト。TS%順。
このリストをPPG順にしますと
ジョエル・エンビードが1位となります。
切磋琢磨していって下されい。
次
50/45/85。
ジェフ・ホーナセックは規定数も満たしているためFT%がもう少しあれば、現在史上2例のみの50/45/90クラブ会員でした(2016ステフィン・カリーと2008スティーブ・ナッシュ)。惜しい・・・・・と言いたいところですが、ホーナセックには当時NBAファンの皆が一度は真似したであろう唯一無二のフリースロールーティーンがあります。
最後は今季2024に50/40/90クラブ入会するかも?な選手たち。過去5シーズンで49/38/85以上だった選手一覧。規定試合以上出場選手対象。
今更ですが最近は大きな選手も本当にシュートがお上手ですこと。
条件設定の仕方でほぼ無限に素晴らしい成績・選手は見つけられますが、キリがないのでこの辺にしておきましょう。
今回はこの辺で。ではまた。
余談。
キリの良いスタッツ系の記録は細かく刻み過ぎると「チェリーピッキング」(※)とも受け取られがちです。
※:Cherry Picking。自分に都合のよい根拠だけを選び取ったり提示すること。
祝い事は多いほど嬉しいモンですし、素晴らしい事に違いはないですから、個人的にはチェリーピッキング云々はあまり気にしません。
そりゃあ上記画像を根拠に「サディアス・ヤングはマジックやバード並みの選手だった」と言われたら・・・・・・・
となりますけども。
まぁ余程無茶な比較や他選手を貶める内容でなければ、各々好きな形で選手を褒めれば良いとわたくしは思いますですはい。