【NBA】偉大な50-40-90クラブ会員と「むしろそれより珍しいのでは?」な記録たちとチェリーピッキングと。/ステフィン・カリー、ラリー・バード、ヨキッチ、エンビード、デュラント、ウォリアーズ、ナゲッツ、ユタ・ジャズ、カイリー、マーベリックス、サンズ、

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【NBA】偉大な50-40-90クラブ会員と「むしろそれより珍しいのでは?」な記録たちとチェリーピッキングと。

キリの良いスタッツと言うのはおめでたいモンです。「1試合50得点」「トリプルダブル」「通算○万得点達成」、それだけでワクワクさせられます。

その中で特に珍しいものに“50-40-90クラブ”があります。規定数に達しつつシーズンFG50%/3P40%/FT90%を記録する事ですね。「卓越したシューティングスキルの証明」ともされる偉大な記録です。

今まで達成したのは以下の9選手14例のみ。

スティーブ・ナッシュが4度、ラリー・バードとケビン・デュラントが2度達成。

ついでに規定数一覧。

規定数は過去に何度か変更されています。3P成功数72本の2008ダーク・ノビツキーが50-40-90クラブ入りしているのは当時の規定数を満たしていたからです。
詳しく知りたい方はこちらリンク先へどうぞ

50-40-90クラブ会員は皆レジェンドですし、“50-40-90”というキリの良いスタッツは今後も注目を浴びる事でしょう。

本記事ではその“50-40-90” には惜しくも届かなかった選手、もしくは「届かなかったけれど、これはこれで同じくらい凄いのでは?」な選手を見てみましょう。

まずは規定数に届かなかった選手。総得点数順に並べ15位以下が届かなかった選手です。

規定数を無視しても37例しかないんですから、やはり偉大かつ困難な記録です。

2008ホセ・カルデロンはFTをあと16本決めていればクラブ入会でした。惜しい・・・・と言いたいところですが、翌2009シーズンにFT98.1%という唯一無二なNBA史上最高記録を達成。154本打って外したのは3本だけ。

FT連続87本成功の歴代2位記録も持っています。

勿論カルデロンはFTだけの選手ではなく、パスも上手くミスやターンオーバーの少ない優秀なポイントカードで、「良いバスケットボール選手」と言いたくなる選手でした。

続きまして

50/40/90クラブの数字を少しイジって見てみましょう。

60/35/80。

ただし、規定数を全て満たした選手はいませんでした。

昨季2023ニコラ・ヨキッチはやはり常軌を逸していましたね。3P成功数は57本で規定数未満ですけど、それでもTS%70%超えで24.5PPGは唯一無二です。

TS%65%かつ20PPG以上を記録した選手リスト。TS%順。

このリストをPPG順にしますと

ジョエル・エンビードが1位となります。

切磋琢磨していって下されい。

50/45/85。

3P%の規定数達成選手対象。規定数を設定しない場合だと32例でした。

ジェフ・ホーナセックは規定数も満たしているためFT%がもう少しあれば、現在史上2例のみの50/45/90クラブ会員でした(2016ステフィン・カリーと2008スティーブ・ナッシュ)。惜しい・・・・・と言いたいところですが、ホーナセックには当時NBAファンの皆が一度は真似したであろう唯一無二のフリースロールーティーンがあります。

打つ前に頬を触るだけでお手軽にモノマネできるので当時よく見ましたし、私もやりました。

最後は今季2024に50/40/90クラブ入会するかも?な選手たち。過去5シーズンで49/38/85以上だった選手一覧。規定試合以上出場選手対象。

2020と2021は短縮シーズンだったので規定試合数も少ないです。(実施試合中70%が規定試合数、82試合の場合は58試合)

今更ですが最近は大きな選手も本当にシュートがお上手ですこと。

条件設定の仕方でほぼ無限に素晴らしい成績・選手は見つけられますが、キリがないのでこの辺にしておきましょう。

今回はこの辺で。ではまた。

余談。

キリの良いスタッツ系の記録は細かく刻み過ぎると「チェリーピッキング」(※)とも受け取られがちです。

※:Cherry Picking。自分に都合のよい根拠だけを選び取ったり提示すること。

ペイサーズ時代までのサディアス・ヤングの素晴らしさを示す画像。素晴らしい事に変わりはありませんが、あまりにも恣意的というか細かな条件設定で「NBAにおけるチェリーピッキング」の例として用いられる事も多い画像です。
ベン・シモンズはデビュー後の2年間で少なくとも50勝をして、なおかつそれぞれの年のプレイオフでトリプルダブルを記録した史上初の選手」との事。

祝い事は多いほど嬉しいモンですし、素晴らしい事に違いはないですから、個人的にはチェリーピッキング云々はあまり気にしません。

そりゃあ上記画像を根拠に「サディアス・ヤングはマジックやバード並みの選手だった」と言われたら・・・・・・・

となりますけども。

まぁ余程無茶な比較や他選手を貶める内容でなければ、各々好きな形で選手を褒めれば良いとわたくしは思いますですはい。

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