【NBA】AST%とREB%を併せて見る“NBA働き者”ランキング。USG%だけではない、「負担の多さ」を表すスタッツと計り知れない縁の下の力持ちたちと。/ウォリアーズ、ハーデン、サンズ、バックス、ヨキッチ、ヤニス、エンビード、ラス、ドンチッチ、クリス・ポール

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【NBA】AST%とREB%を併せて見る“NBA働き者”ランキング。USG%だけではない、「負担の多さ」を表すスタッツと計り知れない縁の下の力持ちたちと。

「複数調べる事でより有意なデータとなるスタッツの組み合わせ」を紹介する“シナジーの強いスタッツ”シリーズ第2弾。

前置きは過去記事で書いたので省略。(気になる方は↓関連記事かこちらリンク先へ)

では早速

USG%とAST%とREB%

USG%はよく「使用率」とか「負担の多さを表している」と説明されますが、USG%はシュートとターンオーバーのみが考慮されています。雑に言うと「チーム全体に対する選手個人のシュート&ターンオーバー割合」です。

計算式

100*((Player’s Field Goal Attempts)+0.44*(Player’s Free Throw Attempts)+(Player’s Turnovers))*(Team’s Total Minutes)
/
((Team’s Total Field Goal Attempts)+0.44*(Team’s Total Free Throw Attempts)+Team’s Total Turnovers))*5*(Player’s Minutes)

私も面倒な時にUSG%を「使用率」「負担の多さ」と説明する事はありますが、やっぱり誤解の素な気がします。パスファーストな選手やフィジカルコンタクトの多いリバウンダーの「負担の多さ」を軽視している気もしちゃいます。

というわけで、USG%と一緒にAST%やREB%(TRB%)も参照して、選手の「負担の多さ」を推し量ってみましょう。AST%とREB%(TRB%)の計算式はこちらリンク先へ

キャリアUSG%ランキング。100試合出場選手対象。以下全て2023/11/20時点。現役選手対象。

キャリアAST%ランキング。

キャリアREB%ランキング。

シングルシーズンでUSG%25%/AST%30%/REB%15%以上を達成した選手リスト。58試合以上出場選手対象。

上記もあくまで主要スタッツ上での「負担の多さ」です。ディフェンスやスクリーンやボックスアウトなど他要素の「負担の多さ」は表せていませんのでその点は留意していた方がよろしいかと。

ドレイモンド・グリーンやPJ・タッカーみたいな選手はUSG%もAST%もREB%もそこまで高くないんですけど、アンダーサイズで相手ビッグマンと熾烈なポジション争いしたり、ボーカルリーダーとして四六時中指示を出したりで、その「負担の多さ」はスタッツでは中々計りづらいです。

ドレイモンドとPJ・タッカーのキャリアUSG%/AST%/TRB%他

ドレイモンドはウォリアーズ一筋、PJ・タッカーは強豪チームから引く手あまたにキャリアを重ね、共にプレイオフ出場試合数は100試合以上。

キャリアプレイオフ出場試合数ランキング。

PJ・タッカーがプレイオフに初出場したのは31歳になったシーズンです。そこからチームを変えながら37歳までに100試合もの出場を果たしたんですから、その献身たるや察するに余りあります。

そういう“武骨さ”と華やかなファッショニスタでナイスガイな部分も併せ持ってるところが最高に魅力的。

daman.co.id

たまに見せるキュートなスタイルも良き。

今回の“シナジーの強いスタッツ”シリーズはこの辺で。ではまた。

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