【NBA】NBAで最もミスが多いのは誰?各種ターンオーバー数ランキングとカオスなインシーズントーナメントと。/ウォリアーズ、キングス、バックス、シクサーズ、レイカーズ、マーベリックス、キャブス、クリッパーズ、ホークス、ナゲッツ、サンズ、ピストンズ

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【NBA】NBAで最もミスが多いのは誰?各種ターンオーバー数ランキングとカオスなインシーズントーナメントと。

昨日2023/11/29の試合でインシーズントーナメント(以下IST)のグループステージが終了。ノックアウトラウンド進出8チームが決定。

グループステージ敗退となったチームのスケジュール。

これまでのISTを雑に振り返りますと、私は非常に楽しんでおります。例えブロウアウトゲームでも試合の最後まで競争性が保たれるのは観ていて楽しいです。

通常のレギュラーシーズンゲームでは見られないカオスなシーンも沢山見られました。

(得失点差も重要となるため)第4Q30点差以上ついている状況で“ハック戦術”をとったジョー・マズーラHCと意思の疎通を図るビリー・ドノバンHC。リンク

これからも選手始め他関係者・ファンの意見や不満を汲み上げながらブラッシュアップしていって下され。

昨日の試合についても少し。

まーウォリアーズ対キングス戦は劇的な試合が多いこと。

https://twitter.com/ClutchPoints/status/1729742719570907193
このゲームウィナーも“劇的な”シーンのほんの僅かな一部分でしかありません。そんくらいビックリ満載な試合でした。
最大24点差、試合の殆どをウォリアーズが大きくリード。

ウォリアーズは各種シューティング%やリバウンドを上回ると同時にターンオーバーも8個キングスよりも多く記録。決してそれだけが敗因ではありませんが、最終盤には象徴的なシーンが続きました。

“ターンオーバー”はファンからは一括りに“ミス”として扱われる事が多くて、“スコアリング”や“パス”等と比べ深く掘り下げられる事は少ないです。どうせならターンオ-バーを生んだディフェンスの方にフォーカスしますし、ターンオーバーにフォーカスした記事や解説も少なめです。ないわけじゃあないんですけど↓。

2022シーズンのオフェンシブターンオーバーとDefRtgのグラフ。「再建中のチームはある程度ディフェンスやミスの少なさよりも成長を優先してターンオーバーの多さを許容している」といった内容の興味深い記事です。元記事へのリンク
2019年に書かれた記事から引用。2019シーズン途中でのターンオーバー内訳。元記事へのリンク
小林大地氏,松藤貴秋氏,稲葉泰嗣氏共著の「バスケットボールの試合におけるターンオーバーの特徴と勝敗との関係」という論文も面白かったので興味のある方は是非。リンク

ターンオーバーに限らずネガティブなスタッツ・指標の話を面白くするのは難しいですよね。不快に思われる事の方が多そうですし。

というわけで、以下雑にターンオーバーに関する今季スタッツを並べるだけにしておきます(手抜きとも言う)。以下全て2023/11/29時点。

今季1試合平均ターンオーバー数ランキング。PPG他併記。

100ポゼッションあたりでのターンオーバー数ランキング。以下全て100分以上出場者対象。

100ポゼッションあたりでのライブボールターンオーバー(ゲームクロックの止まらないターンオーバー)数ランキング。

ライブボールターンオーバーはデッドボールターンオーバーと比べ相手にファストブレイクや数的有利を与えやすいです。

100ポゼッションあたりでのデッドボールターンオーバー(ゲームクロックが止まるターンオーバー)数ランキング。

デッドボールターンオーバーはトラベリングやオフェンシブファウルなど、観ていてついクソデカ溜息が出ちゃうものが多いですね。画像右端のTOsは100ポゼッションあたりでのターンオーバー数です。

100ポゼッションあたりでのバッドパスターンオーバー数ランキング。

100ポゼッションあたりでのロストボールターンオーバー数ランキング。

100ポゼッションあたりでのトラベリング数ランキング。

以上。

今回はこの辺で。ではまた。

おまけ。

歴代キャリア1試合平均ターンオーバー数ランキング。82試合以上対象。

歴代トータルターンオーバー数ランキング。

上記偉大な選手たちが並んでいる事からも窺えるように、“取るべきリスク”をとった結果のターンオーバーも少なくありませんから一概に「ミス」とは呼べませぬ。

たまーにターンオーバーについての面白い記事や各年のデータ画像が見つかるんですけど、あまり購読数等が稼げないからか、その記事その年限りで続きがなくなっちゃうのが寂しい。

2011-2015シーズンのポゼッションの始まり方毎のPPP。ライブボールターンオーバーは相手に高い得点期待値を与えております。今もその傾向は変わってないんですけど、わかりやすく数値化した最近の画像が見つからないんです。
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