NBA’23各チームのベスト5ラインナップ。/ローテーションの安定しているチームとそうでないチームetc.

目次

NBA’23各チームのベスト5ラインナップ。/ローテーションの安定しているチームとそうでないチームetc.

先日「現NBAで最強の5人組ランキング」と題して、5マンラインナップスタッツのランキングを紹介しました↓。

以下画像は「各チームごとの最もNet Rtgの高い5マンラインナップ」です。NBA Universityによるもので、Cleaning The Glass準拠(ガベージタイムでの数字を省いたスタッツを載せているデータサイト)。150ポゼッション以上対象。右の数字がそのラインナップでのNetRtgで、その下の枠内の数字がそのラインナップでのポゼッション数です。2023/1/19時点。

正直言いまして「150ポゼッション以上対象」というのは、何らかの推論をするにはかなりサンプルサイズが小さい条件です。
上記画像でオーランド・マジックのマーケル・フルツ、ゲイリー・ハリス、フランツ・バグナー、パオロ・バンケロ、ウェンデル・カーターJrのラインナップがNetRtg23.2と画像内2位の高い数字を残しています。
未来への好材料ですし彼ら5人組が素晴らしい結果を残しているのは間違いありませんが、あくまで168ポゼッションの間だけです。大体「1試合と半分」程度のポゼッション数です。

マジックの5人組ラインナップNetRtgをポゼッション数の多い順に見てみましょう。

Poss列の数字がポゼッション数、一番右列のDiffがNetRtgを表しています。背景色のある数字は「リーグ内100ポゼッション以上を経験したラインナップ対象のパーセンタイル」です。

マジックは欠場者も多かったので、まとまったポゼッション数を経験している5人組ラインナップが少ないんです。

ある程度ローテ―ション(選手起用)の安定したチームはこんな感じになります↓。

キングス。

ナゲッツ。

ブレイザーズ。

オーランド・マジックに対して意地悪な書き方になってしまって申し訳ないですけど、「ポゼッション数/サンプルサイズも考慮に入れないと誤解が生まれやすい」って事も留意しておかないと色々と偏見も生まれやすくなると思います故、どうかご容赦を。

上記画像でレイカーズのベストラインナップのNetRtgが-12.7と最下位になっているのも、レイカーズのローテーションも安定していないので、そもそも対象である150ポゼッション以上を経験したラインナップが上記1組しかいないんです↓。

見やすい形で画像を作ってくれたNBA Universityに対してイチャモンつけているようですが(いつも面白いデータを公開してくれているのでオススメのTwitterアカウントです)、「そういった事を踏まえた上で上記画像を見てみると、よりワクワクできる」と思います。

上記画像内で私が一番ワクワクさせられたのはアトランタ・ホークスです。

ホークスは2023/1/20現在23勝22敗でイースト8位。未来(指名権)を犠牲にして今季ロスターを揃えたのですから、現状の成績に満足は出来ないでしょう。HC交代やトレードの噂も絶えません。
しかし上記ラインナップのNetRtgは11.2と高くポゼッション数も708とある程度まとまった数です。クリント・カペラも欠場から戻ってきましたし期待しても良いのではないでしょうか。

今後のラインナップがどうなるかはわかりませんが、少なくとも今あるうちは楽しもうと思います。

何だかんだ仲良さげなトレイ・ヤングとジョン・コリンズ好き。

https://twitter.com/Pat_Benson_Jr/status/1615066917978472448

各チームのラインナップスタッツはCleaning The Glassでより詳しく見られるのでNBA University共々興味のある方は是非。

今回はこの辺で。ではまた。

  • URLをコピーしました!
目次