【NBA】「侮るなかれ」なトリプルダブルの歴史と秘訣。20得点20REB回数ランキングと変則トリプルダブルとビッグ・ペンギンとその仲間(?)たち。
先日2023/12/27のホークス対ブルズ戦でアンドレ・ドラモンドが“とんでもないスタッツ”を残しました。
“とんでもないスタッツ”なんですけども、実はドラモンドにとってはそこまで珍しくなかったりします。ドラモンドが20pts,20reb以上を同時に記録したのは45回目、現役中では1位の回数です。2位にぶっちぎりの大差をつけて。
現役選手対象、レギュラーシーズン20pts,20reb以上同時記録回数ランキング。以下全て2023/12/29時点。
ちなみににプレイオフですとこんな感じになります。
で、先日のドラモンドですが、実は変則的なトリプルダブル(?)でもありました。二桁得点・二桁オフェンシブリバウンド・二桁ディフェンシブリバウンドのトリプルダブルだったんです。勿論公式にトリプルダブルと認められる形ではありませんが、兎に角珍しくて素晴らしい記録です。しかも先日のドラモンドのFGは11/13で、10個のオフェンシブリバウンドの内2本だけが自身のFGミスからのものでした。動画へのリンク
数字には表れづらいハッスル、ドライブスペースを確保するためのシーリングも印象的でしたね。ドラモンドはまだ30歳なんですけど、大ベテランな気がしちゃいます。
そんな“ビッグ・ペンギン”ことアンドレ・ドラモンドに敬意を表しつつ
トリプルダブルについてのデータを幾つか見てみましょう。
まずはレギュラーシーズンでの通算回数は御存知ラッセル・ウェストブルックが1位。
プレイオフですとマジック・ジョンソン、現役ではレブロン・ジェームズが1位となります。
シングルシーズンでのトリプルダブル回数ランキング。
レギュラーシーズン
プレイオフ
ここ20年のレギュラーシーズンのトリプルダブル回数1位と2位。
ここ20年で随分と増えました。
シングルシーズンで二桁回数のトリプルダブルを記録したのは、引退済みの選手ではオスカー・ロバートソン、ウィルト・チェンバレン、ノーム・ヴァン・ライアー、マジック・ジョンソン、ラリー・バード、ファット・リーバー、グラント・ヒル、ジェイソン・キッドの8名のみでした。
現役ではレブロン・ジェームズ、ラッセル・ウェストブルック、ジェームズ・ハーデン、ドレイモンド・グリーン、ベン・シモンズ、ルカ・ドンチッチ、ニコラ・ヨキッチ、デジャンテ・マレー、ドマンタス・サボニスの9名。引退済みの人数を上回っております。
・・・・・・ふと気づきましたが、ジェームズ・ハーデン、ドレイモンド・グリーン、ルカ・ドンチッチ、ニコラ・ヨキッチもちょっと“ビッグ・ペンギンっぽさ”ありますよね。もしや若干ワイドなボディがトリプルダブルの秘訣かも?
あと何気に2014シーズンの1位がランス・スティーブンソン(5回)。
こんな感じでアホな事を思い付くのもトリプルダブルの面白さです。多分。
少なくとも、多くの人間にロマン・楽しみを提供してくれます。逆にこーいう豆知識↓も面白いですしね。
今回はこの辺で。ではまた。
追記:トリプルダブルの記事を書いた直ぐ後にこーいう事されると困るんじゃい↓。書き直すのメンドイんじゃい。
FG100%/FT%100%のパーフェクトトリプルダブルを記録した選手たち。
FT100%の条件を除外するとこんな感じになります↓。
おちおち書き溜めも出来ません。