NBA’23これまでのMVPならぬMVTランキング。/ESPNのMVP事前調査、今と2ヶ月前の比較。/ヤニス、テイタム、ヨキッチ、マルッカネン、サボニス、KAT、エンビードetc.

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NBA’23これまでのMVPならぬMVTランキング。/ESPNのMVP事前調査、今と2ヶ月前の比較。/ヤニス、テイタム、ヨキッチ、マルッカネン、サボニス、KAT、エンビードetc.

オールスターウィークエンドも過ぎ、シーズンはいよいよ佳境を迎える事となります。

の前にちょっと休憩。3日間も試合がないのは寂しい限りですが、選手にとっては貴重な休養。私も足を止め、今季’23これまでをざっくりと振り返りってみましょう。

というわけで、私による今季これまでのMVP・・・・・ならぬMVT(Most Valuable Team)を発表。MVPのチーム版です。
私が勝手に設けた、MVPよりもあやふやな賞ですがMVP投票と同じく、1位から5位を決めたいと思います。

栄えある・・・んだか、ないんだかよくわからない1位は

ユタ・ジャズ!

驚きと熱狂の連続。開幕前の予想を良い意味で裏切ってくれました。ホームアリーナのお客さんの熱量も凄まじくて、「プレイオフかな?」って試合もしばしば。
その一端を担ったマイク・コンリーやジャレッド・バンダービルト、マリーク・ビーズリーらがいなくなってしまったのは実に寂しいですが、皆ジャズの新しいスタートの礎になってくれたと思います。
ラウリ・マルッカネンとウォーカー・ケスラーはそれぞれMIP有力候補とROTYコンテンダー(後半戦出場時間をさらに増やせばもしかしたら・・・・)と今後も見所は沢山です。
まだシーズン終わっていませんけど、本当にお礼を言いたくなるシーズンでした。プレイオフも出ましょう!

“King of the North FREEZES”「凍てつく北欧の王」ラウリ・マルッカネン。


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ボストン・セルティックス

昨季’22プレイオフを観た感想で「こりゃ暫くセルティックス(とバックス)は安泰そう」ってのがありました。

・・・・ちっとも安泰じゃなかった。

イメイ・ウドカHC騒動。ロバート・ウィリアムズ3世の長期欠場、新加入即戦力が期待されたダニロ・ガリナリのACL tear、他にもマーカス・スマート、現在もジェイレン・ブラウンが不慮の事故で顔面骨折等々、波乱万丈です。

けどリーグ首位。シンプルに凄い。苦境に立たされる中、ジェイソン・テイタムは欠場も少なく素晴らしいです。

https://twitter.com/taylorcsnow/status/1527506715255742473?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1527506715255742473%7Ctwgr%5E899660a14849a9bc5633afeab64eff96ce9e3aea%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.cbsnews.com%2Fboston%2Fnews%2Fdeuce-jayson-tatum-grant-williams-celtics%2F

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デンバー・ナゲッツ

「試合が面白い」、これに尽きます。ウェスト首位の成績なんて関係ありません(あるけど)。兎に角、ニコラ・ヨキッチを中心としたオフェンスが面白い。
勝負に“たられば”は禁物とはいえ、昨季と一昨季終盤はどうしても「ジャマール・マレー、マイケル・ポーターJrがいればなぁ」ってシーンが多かったです。ヨキッチの疲労困憊にも繋がり、心苦しい内容もチラホラ。
今季もセカンドユニットの苦戦は相変わらずではありますが、復帰した二人や新加入メンバーの成長とフィットが頼もしくて楽しい。

忘れちゃいけないのが、“世界で2番目にカッコいい葉加瀬太郎”ことアーロン・ゴードン。

こちらは“世界で1番目にカッコいい葉加瀬太郎”の葉加瀬太郎さん。

茶化してるみたいですけど、本当にカッコいいです。カッティングが素晴らしいのは勿論、ミスになりかねないヨキッチのパスを超反応でハイライトプレイへと変える事も。ゴール下でエンドワンもらいながら3P%も39.7%とキャリアハイ。惚れてまうやろ。

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サクラメント・キングス

LIGHT THE BEAM!!

これが今のカリフォルニアのスタンダードなファッションです。(冗談です)

ドマンタス・サボニスは右手親指に怪我を抱えながらも、ハブとしてオフェンスの潤滑油となりながらリバウンドをもぎ取り、ディアロン・フォックスはクラッチシチュエーションになれば無類の強さを発揮。ケビン・ハーターは油断ならないスナイパー、マリーク・モンクはヒューマンハイライトリール、そしてジャズと同じく会場の熱気も楽しい。
“ビームチャント”を聞くと混ざりたくなっちゃいます。

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ミルウォーキー・バックス

目下12連勝中で首位セルティックスとは0.5ゲーム差。セルティックスと同じく、怪我に苦しみながらもシーズン後半に向けて、その盤石ぶりを見せつけつつあります。

嬉しいのはヤニス・アデトクンボが「やっぱりヤニス」になった事。シーズン序中盤は(ヤニス基準での)オフェンス面の不調がちょいちょい見受けられましたが

ヤニスの5試合連続欠場前のトラディショナルスタッツ。ヤニス以外なら手放しで称賛できるスタッツ群ですが、TS%58.4%やオンコートRtg他が近年のヤニスと比べると大人しめでした。
復帰後、12連勝中のスタッツ。直近のブルズ戦にて怪我で試合序盤に退場となったので、これでも控え目な方です。TS%は62.6%と「ヤニスはやっぱりヤニス」な数字。お大事になさって下さい。

ディフェンダーとしての貢献も言わずもがな。クリス・ミドルトンやボビー・ポーティスの不在とオプション不足に陥りそうになりながらも、よく乗り切ったと思います。ハラハラドキドキな試合展開も多かったですけど、試合終盤になると「やっぱりヤニス」って展開も多かったです。

名誉アデトクンボファミリーのドリュー・ホリデーもニッコリ。

以上。

他にも言及したいチームはありますがキリないですからね。

・・・・・・・本当はウルブズの踏ん張りについてとか小一時間語りたいんですけど。カール・アンソニー・タウンズが復帰した時まで、とっておきましょう。

暇だったのか気象予報士の真似事をするKAT。

今回はこの辺で。ではまた。

おまけ。

2023/2/17に公開された、ESPNによるMVP事前調査。NBAチームのある28地域や国際的な記者100名を選び、実際と同じ形式で投票されます。

昨年12月に行われた事前調査の結果はこちら↓。

シーズン序盤ではヨキッチ5位、エンビード10位でしたが、二人とも順位を大幅に上げて、結局TOP3はお馴染みのメンバーに。今後どうなる事やら。

SGAに投票する人が増えたのが嬉しい。チェット・ホルムグレンも焦らず御自愛を。

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