【NBA】NBAに多く存在するMVPとGOAT候補。その一人は世界一カッコいい“レッサーパンダ”。
私は兎に角試合が観たいです。出きるだけ沢山。なのでハーフタイムは飛ばしてしまう事が多いです。
しかし、GOATは別です。
GOATハーフタイムパフォーマーのレッドパンダだけは見逃せません。
名前は知らずとも世界中のNBAファンにとってお馴染みの存在レッドパンダさん(以下敬称略)。
先日、日本のお笑い芸人“とにかく明るい安村”さんがイギリスのパフォーマーオーディション番組「ブリテンズ・ガット・タレント(Britain’s Got Talent)」で大好評だったことがニュースになっていましたが、
当然本家アメリカもパフォーマーを愛でる・育む文化が盛んです。
NBAファンのレッドパンダに対する愛と敬意は並ならぬものがあります。
カリーム・アブドゥル・ジャバーのスカイフック、マイケル・ジョーダンのフェイダウェイ、ステフィン・カリーの3Pらと同じくレッドパンダにもファンに愛されるシグネイチャームーブ?がありまして、
それがコレ↓“5 bowls”。
2023/5/4のプレイオフ、シクサーズ対セルティックス第2戦ではMVPチャントが湧き起こっていました。
レッドパンダがこれほどまでに愛される理由は、そのパフォーマンスが非常に卓越したものである事は大前提として、彼女の今までの努力と生き様も大いに関係しているのではないかと思います。
レッドパンダことRong Niuさんは中国で生まれ育ちました。曲芸師の両親の元に生まれ、7歳の頃から厳しい指導を受け、14歳の頃から世界中を旅しながら研鑽を重ねアメリカに辿り着きます。
失敗しても、なお感謝と敬意を示すアメリカの聴衆に感動したレッドパンダはアメリカを拠点とする事に決め、1993年のクリッパーズ戦でNBAデビューを果たします。
今から30年も前の話です。2023年の今までに長い歴史とNBAファンへの貢献があり、その歴史の中には想像を絶する苦難もあったでしょう。御両親の逝去や怪我により2シーズンものブランクを経験した事もあります。出典:Sports Illustrated
しかし、彼女は帰ってきてくれました。
年を重ね、彼女のパフォーマンスはバスケのプレイと同じく失敗する事があります。
けれど、それもまた愛おしいのです。その技が成功した時、NBA選手たちと同じようにガッツポーズをとる姿が微笑ましいのです。
衰えを感じさせる絶不調のパフォーマンスをした後日、見事なパフォーマンスを取り戻した時は、敵対し合う事も多い各チームのファンたちが手を取り合って彼女のカムバックを祝福しました。
つくづくNBAの楽しみ方・愛で方は多種多様で、懐の深いものだと感じる今日この頃。
今回はこの辺で。ではまた。
おまけ。
バスケでのGOATには候補者が複数いるように、ハーフタイムパフォーマーにも他に候補者はいます。
レッドパンダ以外ですと超絶椅子バランスのThe Amazing Sladekさんも大人気な様です。パフォーマンスへのリンク
クリスチャン&スクービーさんもよく見ます。リンク
些か古い話ですが、個人的にREMOTE KONTROLのダンスにも度肝抜かれました。Youtubeページへのリンク
各チームのマスコットやダンサーによるショーも面白いものが多いです。
冒頭で述べた通り、私は出来る限り試合を沢山観たい都合上ハーフタイムは飛ばしてしまう事が殆どです。正直言いまして、レッドパンダも毎回観てるわけではありません。
でもやっぱりレッドパンダのあの音楽が一度耳に入ると見ちゃうんですよね。中国伝統楽器の音楽って言うんですかね?
あれを聴くと体が横揺れしちゃってもうダメです。「5 bowlsだけでも」ってなっちゃいます。