【NBA2023ドラフト】早くも発表されたサマーリーグ日程と元高校No.1選手とドラフトコンバイン・スクリメージと歴代2巡目選手TOP20ランキングから得るロマン。
まずは昨日2023/6/23に行われたNBA2023ドラフトのおさらい。
NBA2023サマーリーグスケジュール。
各ルーキー・各指名の評価について詳しく知りたい方はNBADRAFT.NETや「任意の選手名+Scouting Report 」で検索して動画なりチェックする事をオススメ致します。ドラフトコンバインでのスクリメージ(練習試合)を観るのも良いと思います。
スクリメージ#1へのリンク。スクリメージ#2へのリンク。スクリメージ#3へのリンク。スクリメージ#4へのリンク。
上位指名されたルーキーならハイライト集も溢れていますから、オフシーズンの間、期待に胸膨らますのに困る事はないでしょう。
で、本記事は2巡目指名への期待感についてです。
今一番ホットな2巡目指名出身選手と言えば、2度のシーズンMVP&2023ファイナルMVPニコラ・ヨキッチ。2014ドラフト2巡目41指名出身。
指名後フィジカルトレーニングや母国セルビアリーグで修行を重ねて、1年後の2016シーズンにNBAデビュー。その後の活躍はご存じの通り。
レギュラーシーズンキャリアスタッツ。
プレイオフキャリアスタッツ。
ここ数年は2巡目指名の度に「未来のヨキッチ」だの「ヨキッチと指名順位が近いから新人王/MVP候補」といったジョークや希望的観測を目にします。
ヨキッチの活躍は2巡目指名された事に、その後の本人の努力やコーチ・フロントの「2巡目指名出身選手の4年目にマックス契約を与え、チームの中心に据える」といった英断等々、多くの事が重なって生まれた極めて稀なケースです。(当時マックス延長契約を疑問視する声は少なくありませんでした。ジャマール・マレーも)
兎に角極めて稀なケースです。極めて稀なケースですけど、「ある」と「ない」とじゃ大きく違います。
そしてファイナルMVPを手にした今もヨキッチにはブロックショットやバックペダル(ディフェンスでのサイドステップや後方への動き)など明確に苦手な部分・弱点があります。
言い換えれば、明確な弱点があるであろう上記2023ドラフト2巡目指名選手・ドラフト外選手たちも本人の努力とコーチ・フロント次第でいくらでも中心選手となり得るって事です。(些かヨキッチとナゲッツには失礼な言い分ですが、ルーキーへのロマンのためだと思ってお許し願いたい)
ヨキッチに限った話でもありません。
ドレイモンド・グリーン、ダニー・グリーン、マヌ・ジノビリ、デニス・ロッドマン等々。2巡目指名出身で優勝の礎・欠かせない要素となった選手は多くいます。
優勝を経験せずとも、レジェンドや名選手と呼ばれるようになった選手も沢山です。
歴代2巡目以降指名出身選手のキャリアPPGランキング。以下全て2022/6/24時点。※画像クリックで拡大
近年上位指名はポテンシャルを重視した若い選手の指名が多くなる傾向にありますが、逆に下位指名にはカレッジを3年以上経験した即戦力やBBIQの高い選手、ディフェンシブな選手が多い傾向もあります。
2000年以降2巡目指名出身選手WSランキング。
傾向はあくまで傾向でしかありません。結局のところ「その傾向に当て嵌まるか・当て嵌まらないか」「名選手となるか・ならないか」はケースバイケースです。
それを少しでも見極めるためにもサマーリーグは大大大注目であります。
ヨキッチのサマーリーグを見返すと既にヨキッチで笑っちゃいますし、ドレイモンドのサマーリーグを見返すと「誰だお前は!」って笑っちゃいます。勿論今との共通点や違いもあるんですけどね。ヨキッチのサマーリーグへのリンク。ドレイモンドのリンク。
「オフシーズンくらいはゆっくりしよう」とも思うんですけど、NBAの年間スケジュールはイヤらしくできていて中々そうはさせてくれませぬ。
・・・
・・・・かっぱえびせんみたいですね。
今回はこの辺で。ではまた。
おまけ。
歴代2巡目以降指名出身選手RPGランキング。
歴代2巡目以降指名出身選手APGランキング。
歴代2巡目以降指名出身選手SPGランキング。
歴代2巡目以降指名出身選手BPGランキング。
恐らく2023ドラフト2巡目指名で一番知名度が高いのは高校時代No.1プロスペクトだったエモニ・ベイツでしょう。
NCAAでのプレイやオフコートでの問題で49位指名にまで評価を下げましたが、生来の判官贔屓な私としましては是非ともキャバリアーズでの活躍を願っております。