【NBA】米NBAメディアによる「ぼくのかんがえたさいきょうのNBA選手」。データと直感で選ぶ各スキルGOAT。
Fadeaway Worldによる「ぼくのかんがえたさいきょうのNBA選手」。
誰しも経験あるんじゃないでしょうか?こういう妄想。
というわけでFadeaway Worldのフォーマットに倣って私も久しぶりに考えてみました。同じ名前ばかりになってもつまらないので1人1分野まで、直感9割データ1割で決めてます。
・スコアリング
マイケル・ジョーダン。
10度の得点王であり稀代のタフショットメイカー、身体的な衰えが表れた後も見事にスタイルチェンジ。3P%やTS%といった2000年以降重視されるようになったスタッツでは大人しめに見えちゃうんですけど、まぁ見てる時の絶望感たるや凄まじいものがありました。
キャリアPPGランキング。以下全て2023/7/26時点。
・バスケットボールIQ
ニコラ・ヨキッチ。
数値化の難しい分野なので迷います。スコアラー・ファシリテーター・スクリーナーとしてチームにイージースコアリングを与え、周りの成長も促す長期を見据えたプレイスタイルから選出。
レブロン・ジェームズやクリス・ポール、ラジョン・ロンド、ラリー・バード等々。人によって票が割れそうで誰を選んでも納得ですが、より広範にIQを発揮してる(ように見える)のはヨキッチかな、と。
コーチ入れて良いとなるとまた迷いそうです。
・パッシング
マジック・ジョンソン。
トランジッション、ハーフコート、オーソドックス、アンオーソドックス、ボールだけじゃなくて笑顔も分け与えるオールマイティなオールタイムパサー。
キャリアAPGランキング。
・シューティング
ステフィン・カリー。
ケビン・デュラントと迷いましたけど、TS%ではステフが上回っているって事で割と雑に決めました。
2016~2023ステフのトゥルーシューティングチャート。
2016~2023KDのトゥルーシューティングチャート。
キャリアTS%ランキング
・ハンドリング
カイリー・アービング。
これも数値化の難し分野です。まぁ見たまんま。アレン・アイバーソン、ティム・ハーダウェイ、アイザイア・トーマス、パイオニアとしてピート・マラビッチやボブ・クージ―もいます。
・ディフェンス
ビル・ラッセル。
「ディフェンス」で一括りにして選ぶとなると尚更難しいですが、“The way I play, my team wins”「チームが勝つ事。それが私のプレイする方法」の名言どおり、現代に生まれ変わっても「チームが勝つ」ディフェンスをしてくれるはずです。
・ハッスル
コービー・ブライアント。
最近リオネル・メッシとの共演CMを見てニッコリ。コート上での鬼の様な顔も引退後の優しい顔も大好きでした。
歴代ハッスルアワード受賞者。
・フィニッシング
ヤニス・アデトクンボ。
リムへの到達力も含めてリム・フィニッシュとなると、やっぱり“グリーク・フリーク”。
2023シーズン、BBall IndexのFinishing Talentランキング。1000分以上出場者対象。
・アスレティシズム
レブロン・ジェームズ。
サイズ・跳躍力・クイックネス・耐久性その他諸々全て鑑みた結果、私の中ではレブロン一択です。ピークの身体能力が凄いのは勿論、20年以上ずーっと第一戦で戦い続けてます。
ウィルト・チェンバレンも捨てがたいですけどね。ヤニスも今後10数年今のままだったら候補になるでしょう。
キャリアプレイオフ出場試合数ランキング。
・メンタリティ
ドラゼン・ペトロビッチ。
ユーロであらゆる栄誉を手にしながらブレイザーズではベンチを暖める事となり、練習でクライド・ドレクスラーにケチョンケチョンにやられながら、それでも諦めず腐らず努力を重ね少ない出場時間で結果を残し、ドレクスラーに「(その才能が勿体ないから)お前はこのチームにいるべきじゃない」とまで言われ、「絶対に怒らせるな」と言われていたマイケル・ジョーダンを怒らせ、オリンピックでは「我々(ドリームチーム)に対して一歩も引かなかったのはヤツだけだ」(チャック・デイリーHC談)、「彼の眼には敗者の色が全くなかった」(ジョン・ストックトン談)等々、強大過ぎる相手にも逆境にも抗い続けた、誇り高きバスケットボール選手。
練習をするのに時間は関係ない。車のキーをとり、ジムへ向かいドアを開ける。
そこには僕と清掃員だけがいる。
彼らは彼らの仕事をして、僕は僕の仕事をする。
仕事を欠かしたりはしない、絶対に。
500本のシュートを決めるのさ。
ーTwenty-seven lessons from Drazen Petrovicから一部抜粋/翻訳
好き。
・クラッチ
ラリー・バード。
もしも試合を決定づけるシュートを託すなら、私はマイケル・ジョーダンを選ぶだろう。
もしも私の命を懸けたシュートを託すなら、私はラリー・バードを選ぶだろう。
-パット・ライリー
以上。
まとめますと、私の「ぼくがかんがえたさいきょうのNBA選手」は
マイケル・ジョーダンとニコラ・ヨキッチとマジック・ジョンソンとステフィン・カリーとカイリー・アービングとビル・ラッセルとコービー・ブライアントとヤニス・アデトクンボとレブロン・ジェームズとドラゼン・ペトロビッチとラリー・バードが合体した選手です。
“リバウンド”や“オフボール”など他にも項目を増やそう思えばいくらでも増やせられますが、考え始めるとキリがないので止めました。また別の記事で書くとしましょう。“1人1分野まで”縛りもあって思ったより悩みましたし。
カリーム・アブドゥル・ジャバーやジョージ・マイカンといった超スーパーレジェンドの名前を入れていない事に若干の罪悪感を覚えつつ、「守りに入った人選で面白味がない」とも思ったり。
身長175cmでありながら3度のダンクコンテスト優勝、229cmのヤオ・ミンをブロック、引退後プロボクサーデビューもしたネイト・ロビンソンを“アスレティシズム”で選んでも良かったかも。
今回はこの辺で。ではまた。