歴代最多3P成功チームランキングと歴代2位のチームが“3Pを決められなかった”時の勝率。セルティックスとマブスのインサイドアウト3P数比較。
昨日2024/6/11の記事で「3Pへの依存度」云々について書きました。
その後Todd Whiteheadがタイムリーなデータを公開してましたんで紹介。
セルティックスとマーベリックスのレギュラーシーズン対NBAファイナル2試合でのインサイドアウト3P試投数比較。(ペイントタッチからクリエイトされた3P試投数)
2024セルティックスの各試合3P%と各試合得失点差の相関グラフ。
当然右に行くほど(3P%が高いほど)勝率・得失点差は高くなります。
今季2024プレイオフ含む全チーム対象の3P%ワースト試合ランキング。以下全て2024/6/13時点。
そもそもセルティックスは3Pが比較的安定しているチームです。レギュラーシーズンの3P%は38.8%でOKCに次ぐ2位、平均試投数は42.5本で大差の1位。3P%が高くとも出来不出来のギャップが大きいチーム・選手も多い中でセルティックスは3P%が2割未満となった試合はありません。上記ワーストランキングでセルティックスの名前が出るのは129位でやっとです。OKCも充分安定してますが、セルティックスはより多くの3Pを放ちながら不調の試合は少なくなっています。
2024OKCのワースト3P%試合ランキング。
2024セルティックスのワースト3P%試合ランキング。
全チームを対象にしたワーストランキングでは20位内中で試合に勝利したのは1チーム(ワースト12位のペイサーズ)のみ。
セルティックスは3P%ワースト20試合で9勝11敗、ワースト10試合でも5勝5敗と5割近くを保っています。
セルティックスはディフェンスでも非常に秀でていますから、単純に「その分相手を抑えて勝った」としたいところなんですけども、やはり優勝するチームや安定してコンテンダーであり続けるセルティックスには「単純には計りきれない強さ」ってもんがある気がします。
上記セルティックスのワーストランキングに2P/FT/OffRtg/DefRtg他を併記したもの。
今季ワーストの3P22.7%だった試合でもOffRtgは123.1と超高数値。ペイント内でのFGが多くFT試投数も多くなっていました↓。
逐一記載するとキリがないので省略しますが、他のワースト3P%試合でも「2P%は高い」って試合が多いです。だからこそ3Pがオープンになりやすくなるって面も大きいでしょう。
レギュラーシーズン中は試合数が多くて試合観戦を優先するので、どの強豪チームでもスタッツ上で深堀りする事は少なくなるんですけども、最近こうして今季セルティックスを振り返っていると、まぁ驚きます。3P以外の卓越した部分がザクザク出てきます。特にドライブ始動のオフェンスでの優秀さ・昨季からの改善は素晴らしいです。
勝手に申し訳ない気分になってるんですけど、試合を観ている時はどうしても3P爆撃の派手さに圧倒されちゃうんですよね。歴代2位の多さですし。
歴代レギュラーシーズン3P成功数ランキング。3P%他併記。
他にもデリック・ホワイトやクリスタプス・ポルジンギスが楽しそうにしてるの見てホッコリしたり、セルティックスの試合は観ている側も大忙しです。
今回はこの辺で。ではまた。