【NBA】歴代&2024ショートミッドレンジ最強ランキング。ドロップカバレッジを罰しAt Rimアシストを通しやすくするショートミッドレンジの重要性。/ズバッツ、ドンチッチ、クリス・ポール、ヨキッチ、ウルブズ、ナゲッツ、マブス、スパーズ、クリッパーズ

目次

歴代&2024ショートミッドレンジ最強ランキング。ドロップカバレッジを罰しAt Rimアシストを通しやすくするショートミッドレンジの重要性。

リムから少し離れた位置からのシュート、所謂ショートミッドレンジ(以下SMR)。PBP Statsにならい、ここでは4feet~14feetをSMRとしましょう。

大体ノーチャージエリアのラインからFTライン内側くらいの距離。

以下は歴代(1997シーズン以降)のSMR最多成功数ランキング。試投数/%他併記。以下全て2024年9月時点。

1997以前は距離毎のスタッツは公式には計測されていませんでした。

ティム・ダンカンとケビン・ガーネットが1位2位。

NBAデビューはKGが2年先輩ですが同い年かつ同じ2016年に引退。殿堂入りも同じ年。
ジェイソン・ウィリアムズを加えたナイキのCM。何度見てもダンカンのパートで笑ってしまう。いやカッコいいんですけどね。CMへのリンク

対戦成績&受賞歴。

続いて、歴代SMR FG%ランキング。FG成功数500以上対象。

ニコラ・ヨキッチが断トツ。フック、フローター、ジャンパーどれも高確率です。

昨季2024ヨキッチのショットタイプ毎のFG%。(SMR以外も含まれています)

アリウープは1回のみってのがまた異質。ちなみに2017シーズン以来初でキャリア7本目の成功でした。

他にも4位にクリス・ポール、6位ルカ・ドンチッチ、20位スティーブ・ナッシュと優れたパサーがいます。

At rimアシスト(リム近辺へのアシスト)もしくはロブが非常に得意な4選手です。ディフェンスがSMRをケアしようと思うとゴール下は空きやすくなります。特にP&Rディフェンスで顕著です。かといって、深くドロップカバレッジすれば上記4選手に高確率にSMRを決められます。

SMRが上手い事でパスが活き、パスが上手い事でSMRがより打ちやすくなる。個々のスキルではなく“スキルパッケージ”が大事な一例だと思います。1次元的だとどーしても対策の激しいプレイオフで苦戦しやすくなりますしね。

ついでに昨季2024のSMR最多成功数ランキング。

昨季2024のSMR FG%ランキング。FG成功数50以上対象。

Zubaccaことイビツァ・ズバッツが1位!

元ネタはスターウォーズのチューバッカ。伝説のラッパー2pacをモジってZupacなんて愛称もありました。

昨季は上記効率お化けヨキッチを2020以降ワーストとなるFG9/32のFG28.1%に抑える活躍も。

ヨキッチのFGA10以上を対象にしたワーストFG%試合ランキング。

675試合もして3割を下回った試合が9試合しかないってのがまたおかしいんですけども。

2020以降はズバッツもドンチッチと同じくNBAの試合にコンスタントに出ながら母国クロアチアの代表試合にも出続けるタフガイですので、来季の心機一転クリッパーズが明るくなる材料に是非ともなって頂きたいです。

ポール・ジョージのポッドキャストにてラスの偉大さについて語るなど“ナイスガイ感”も凄い。

今回はこの辺で。ではまた。

  • URLをコピーしました!
目次