歴代&2024ショートミッドレンジ最強ランキング。ドロップカバレッジを罰しAt Rimアシストを通しやすくするショートミッドレンジの重要性。
リムから少し離れた位置からのシュート、所謂ショートミッドレンジ(以下SMR)。PBP Statsにならい、ここでは4feet~14feetをSMRとしましょう。
以下は歴代(1997シーズン以降)のSMR最多成功数ランキング。試投数/%他併記。以下全て2024年9月時点。
ティム・ダンカンとケビン・ガーネットが1位2位。
対戦成績&受賞歴。
続いて、歴代SMR FG%ランキング。FG成功数500以上対象。
ニコラ・ヨキッチが断トツ。フック、フローター、ジャンパーどれも高確率です。
昨季2024ヨキッチのショットタイプ毎のFG%。(SMR以外も含まれています)
他にも4位にクリス・ポール、6位ルカ・ドンチッチ、20位スティーブ・ナッシュと優れたパサーがいます。
At rimアシスト(リム近辺へのアシスト)もしくはロブが非常に得意な4選手です。ディフェンスがSMRをケアしようと思うとゴール下は空きやすくなります。特にP&Rディフェンスで顕著です。かといって、深くドロップカバレッジすれば上記4選手に高確率にSMRを決められます。
SMRが上手い事でパスが活き、パスが上手い事でSMRがより打ちやすくなる。個々のスキルではなく“スキルパッケージ”が大事な一例だと思います。1次元的だとどーしても対策の激しいプレイオフで苦戦しやすくなりますしね。
ついでに昨季2024のSMR最多成功数ランキング。
昨季2024のSMR FG%ランキング。FG成功数50以上対象。
Zubaccaことイビツァ・ズバッツが1位!
昨季は上記効率お化けヨキッチを2020以降ワーストとなるFG9/32のFG28.1%に抑える活躍も。
ヨキッチのFGA10以上を対象にしたワーストFG%試合ランキング。
2020以降はズバッツもドンチッチと同じくNBAの試合にコンスタントに出ながら母国クロアチアの代表試合にも出続けるタフガイですので、来季の心機一転クリッパーズが明るくなる材料に是非ともなって頂きたいです。
今回はこの辺で。ではまた。