【NBA】2024シーズンこれまでで最強の5人組とは?最も3Pを打つスターターは?優勝予想に役立つかもしれないラインナップNetRtgランキング他ラインナップスタッツ色々。
シーズン序盤のデータで今後への改善や期待感を楽しむ“気の早い”シリーズ。今回はこれまでのラインナップスタッツ(特定の選手組み合わせでのチームスタッツ)を見てみましょう。
まずは5ラインナップポゼッション数ランキング。引用元:Cleaning The Glass。以下全て2023/11/17時点。
上位層でも300ポゼッション程度のサンプルサイズですので将来への過信は禁物ですが、NetRtgの高いラインアップが現在素晴らしい事には違いありません。
特にセルティックスのドリュー・ホリデー、デリック・ホワイト、ジェイレン・ブラウン、ジェイソン・テイタム、クリスタプス・ポルジンギスのラインナップは2位のポゼッション数でTOPのNetRtg+40.2を記録している化け物軍団です。
彼らの今季これまでのスタッツ
昨季からスターター二人が変わりましたが、3P爆撃オフェンスは変わらず。リーグトップの3P試投数で43.1%の高確率で決めています。
5ラインナップ3P総試投数ランキング。引用元:NBA.com
ロケッツのスターター5人組フレッド・バンブリート、ディロン・ブルックス、ジェイレン・グリーン、ジャバリ・スミスJr、アルペレン・シェングンもセルティックス面々と同程度の3P量・確率でNetRtg16.3と優秀な成績です。
次は100ポゼッション対象での5ラインナップNetRtgランキング。
2位はクリッパーズのラッセル・ウェストブルック、ポール・ジョージ、カワイ・レナード、ロバート・コビントン、イビツァ・ズバッツなんですが、コビントンはジェームズ・ハーデンとのトレードでシクサーズへ。少し勿体ない気がしちゃいますね。まぁ、あくまで100ポゼッション程度での数字です。ペースによって変わってきますが、超大雑把に言うと100ポゼッションは50分間くらいです。
50分以上対象でのNetRtgランキング。引用元:NBA.com
他に注目したいのはナゲッツのレジー・ジャクソン、ケンタビアス・コードウェル・ポープ、マイケル・ポーターJr、アーロン・ゴードン、ニコラ・ヨキッチ、現在239ポゼッションでNetRtg+38.4を記録しているラインナップ。
特にレジー・ジャクソン。
レジー・ジャクソンは所謂“Streaky”(ストリーキー、ムラがある)と言われるような選手で、シーズン平均やキャリア平均で見ると決して高いシュート効率を持っているわけではございません。
だがしかし、レジー・ジャクソンは“やる時はやる男”の定義のような選手です。“Big Governmentビッグ・ガバメント”の異名は伊達ではありません。(※)
※:“ビッグ・ガバメント”「大きな政府」というのは元は社会学・政治学用語で、雑に言うと「経営難や財政危機に瀕した企業・団体に対して積極的に経済支援策を打ち出して介入する政府、並びに考え方」の事です。
クリッパーズ時代、カワイやポール・ジョージ不在の窮地を度々救う姿からレジー・ジャクソンのニックネームとなりました。
観衆からの“レジー”チャントを今まで何度聞いた事か。
先日の古巣クリッパーズとの対戦でも、残り1分1点リードの状況で相手のスキを突く値千金のドライブレイアップを決め、フリースローの際ナゲッツファンからも見事“レジー”チャントを頂戴していました(けどFTは2本ともミス。そういうとこやぞ)
ジャマール・マレー欠場の窮地を救うべく、その後もベンチの改善を期待しております。
以上。
ラインナップスタッツは4人組でも3人組でも任意の組み合わせでも調べられます。Cleaning The Glassの各チームページから有効なラインナップ・組み合わせを探してみたり
NBA.comのLineups Toolsで“ズッコケ三人組”を探してみたり
現在はシーズン序盤も序盤で、およそ有意なデータとは言えませんが、中々に妄想の捗るスタッツです。
私はトレードデッドライン前やプレイオフ前に覗くことが多いです。スターターの出場時間・依存度が高まるプレイオフに向けて強力なスターター・ラインナップを探してみたり、個人スタッツは目覚ましくなくとも重要なグルーガイを探してみたり、楽しみ方は様々です。
今回はこの辺で。ではまた。