【NBA】NBA2024最も成長した2年目選手は?2023ルーキー選手たちの昨季スタッツと今季スタッツ比較。TSチャートとDefRtgランキングで見る成長。
2024シーズンも半ば。2年目選手の成長でも振り返ってみましょう。
まずは今季2年目選手の昨季ルーキーイヤースタッツ。PPG順。
2023All-Rookie-Team受賞選手。
2年目選手の今季2024スタッツ。PPG順。以下全て2024/1/15時点。
昨季ROTYパオロ・バンケロは見事な数字の伸びを見せ、チーム成績も向上。昨季から新人らしからぬスマートさでフリースローを多く獲得しスコアを重ねていましたが、今季はそのスマートさはそのままにショットメイキング、特に3P%が大幅に向上。
バンケロの昨季2023トゥルーシューティングチャート(フリースローを得た位置含むショットチャート)
バンケロの今季2024トゥルーシューティングチャート。
現在フランツ・バグナーの欠場が続く中、“いざという時に頼れる男”としての存在感も示しています。
1月以降バンケロのスタッツ。
OKCのジェイレン・ウィリアムズの成長具合も尋常ではありません。
ジェイレン・ウィリアムズの昨季2023トゥルーシューティングチャート。
ジェイレン・ウィリアムズの今季2024トゥルーシューティングチャート。
ROTY候補チェット・ホルムグレンとMVP候補シェイ・ギルジャス・アレキサンダーと共にプレイしている事で、その活躍・成長への注目が少なくなっている感がありますが、ジェイレン・ウィリアムズもまた“いざという時に頼れる男”になっております。
今季2024OKCの第4Qでの平均得点ランキング。
「ジェイレン・ウィリアムズとジェイリン・ウィリアムズ、どっちがどっちかややこしい」と言っていた事が最早懐かしいです。
昨季2023All-Rookie-2ndから注目したいのはジャバリ・スミスJrとタリ・イーソン、ロケッツ所属の二人。
前述したバンケロのいるマジック、ジャイレン・ウィリアムズのいるOKC、そしてロケッツの3チーム。この3チームの今季飛躍を予想していた方は少なからずいました。
しかし、ロケッツのディフェンスがここまで改善されると予期出来ていた方はどれだけいたでしょうか。
ジャバリ・スミスJrとタリ・イーソンは前述の二人と比べスタッツボリュームをそこまで伸ばしているわけではありません。
ロケッツにはアルペレン・シェングンやジェイレン・グリーンなど他にも成長してほしい若手が多くいますし、フレッド・バンブリートやディロン・ブルックスなど高額なサラリー分働いて欲しい選手もいますから、ジャバリ・スミスJrとタリ・イーソンの出場時間やFGA数は昨季からほぼ据え置きです。
ジャバリ・スミスJr
タリ・イーソン
しかし、彼らは今季ロケッツが大きく向上させたディフェンスに少なくない貢献を果たしています。
昨季2023DefRtgワーストランキング。Cleaning The Glass準拠。
今季2024DefRtgベストランキング。
特にジャバリ・スミスJrはリーグ屈指の2wayプレイヤーとなれる可能性を示しています。まだ線は細いですが211cmのパワーフォワード登録でありながら1試合平均4.5本の3P試投数で38.7%の高確率。サイズと3Pを兼ねた2wayプレイヤーは現NBAにおいてまだまだ希少かつ貴重です。211cmで3Pの打てるジャバリ・スミスJrがいる事でスペーシングと身長のミスマッチを突かれる懸念は少なくなります。
ディフェンスと3Pが得意とは言えないシェングンの隣でジャバリ・スミスJrが示す可能性は一際輝かしいです。今後も両者互いの長所を活かし、欠点を補い合ってほしいですね。
ジャバリ・スミスJrの昨季2023トゥルーシューティングチャート。
ジャバリ・スミスJrの今季2024トゥルーシューティングチャート。
また話が脱線しますけど、最近のロケッツのコートロゴ↓好き。
とりあえず以上。
語りたい2年目選手はまだまだ沢山いますが、また長くなるので別の機会に。
今回はこの辺で。ではまた。