プレイオフ第4Q最強スコアラーリストとブザービーター回数ランキング。ジョン・スタークスも救ったニックス。「プレイオフマレー再び」なナゲッツ他。
「信じる」ってのは難しいもんです。
「信じようとする」とか「『信じる』と口にする」のは簡単でも、実際に行動を伴って「信じる」のは難しいです。仕事では特に。
昨日2024/4/23、レイカーズ対ナゲッツ戦。ジャマール・マレーは第4QまでFG3/16の6ptsでした。
しかし、ナゲッツは信じました。試合中皆がマレーを励まし続け
ナゲッツ選手の4Qスタッツ。
結果。
ヨキッチとマイケル・ポーターJrを除いたナゲッツ選手のショットチャート。
ナゲッツレポーター兼解説のケイティ・ウィンジィさんが、現地観戦したファン録画のブザービーターシーンをまとめてくれていたので興味のある方はこちらリンク先へ。
そして、シクサーズ対ニックス戦もまたとんでもねー試合でございました。
残り30秒でニックス5点ビハインド。2点差に詰める3Pを決めたのは、この試合FG8/29、3P1/6のジェイレン・ブランソン。さらにインバウンズパスをジョシュ・ハートがスティールし、ドンテ・ディビンチェンゾにパスするも3Pミス、からのアイザイア・ハーテンシュタインのオフェンシブリバウンド、OG・アヌノビーを経由し再度ディビンチェンゾへボールが渡り・・・・
「野球は筋書きのないドラマである」とは日本プロ野球レジェンド三原脩のお言葉ですが、バスケにも当てはまるようです。試合内容だけでなく、元ニックス選手ジョン・スタークスの目の前で、この試合が生まれた事に運命的なモノを感じずにいられません。
ニックスにとって悪夢のような出来事だった1995年レジー・ミラーの“ 8 points in 9 seconds ”。残り18秒でニックスが6点リード、勝利確実のはずがレジー・ミラー一人に9秒間で3P2本とFT2本を決められ、まさかの敗戦。
その9秒の間、スタークスはフリースロー2本を痛恨のミス。ドラフト外から“ニューヨーカーのお気に入り”へと成りあがったスタークスにとっては、あまりにも残酷な試合でした。当時を振り返る当事者たちの動画へのリンク
ゲーテ曰く“There is strong shadow where there is much light.”「光が強いほど影も濃くなる」
劇的な勝利の影には悲痛な敗北が。勝者がいれば必ず敗者がいます。しかし負けて終わりではありません。過去の敗北が勝利をより甘いものにする事も往々にしてあります。ナゲッツも以前レイカーズにほぼ負けっぱなしだったからこその部分もあるでしょう。
シクサーズとレイカーズとマジックはシリーズ0勝2敗の崖っぷち。もしここから大逆転したのなら・・・・・・
今回はこの辺で。ではまた。
おまけ。
1997シーズン以降プレイオフ第4Qで20得点以上した試合数ランキング。
マレーは現在27歳。既に歴代1位はどうかしてます。それ以外にも昨日のようなクラッチプレイがあるんですから更にどうかしてます。
1997シーズン以降プレイオフゲームウィニングブザービーター数ランキング。
レブロン貫禄の5回。
マレーとレブロン・・・良い。