【NBA】プレイオフ第4Q最強スコアラーリストとブザービーター回数ランキング。ジョン・スタークスも救ったニックス。「プレイオフマレー再び」なナゲッツ他。/レブロン、AD、MPJ、ジャマール・マレー、ヨキッチ、ドンテ・ディビンチェンゾ、ブランソン、リラード

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プレイオフ第4Q最強スコアラーリストとブザービーター回数ランキング。ジョン・スタークスも救ったニックス。「プレイオフマレー再び」なナゲッツ他。

「信じる」ってのは難しいもんです。

「信じようとする」とか「『信じる』と口にする」のは簡単でも、実際に行動を伴って「信じる」のは難しいです。仕事では特に。

昨日2024/4/23、レイカーズ対ナゲッツ戦。ジャマール・マレーは第4QまでFG3/16の6ptsでした。

しかし、ナゲッツは信じました。試合中皆がマレーを励まし続け

試合後マレーは「あんな風にシュートの調子が悪い日に『決められる』と思うのは難しい。このチームメイトがいなければ違った結果になっていた」とコメント。TNTのインタビューでは「苦戦している時、チームメイトに『皆を探すよ』と言ったんだけど、皆は『いいから打ち続けろ』と言ってくれた。ヒッドいフローターを打った後でも」とも。動画へのリンク

ナゲッツ選手の4Qスタッツ。

マレーは4Qフル出場で最多のFGA。ヨキッチはマレーのためにスクリーンをセットしパスを出し続け、ラストプレーもマイケル・マローンHCはタイムアウトを取らずマレーに任せました。

結果。

ナゲッツは最大20点ビハインド、リードを奪ったのは開始直後の数分と最後のみ。

ヨキッチとマイケル・ポーターJrを除いたナゲッツ選手のショットチャート。

ヨキッチとMPJを除くと3Pを決めた選手は一人もいません(3P0/20)。二人を含めても8/34(23.5%)。試合残り5分くらいまでオープンショットを外して続けていましたが、クラッチでは決めまくるし、外れたと思ったらアーロン・ゴードンがハッスルキャッチ&アシストしてMPJの値千金同点3Pを演出等々、皆凄かった。
昨季から続くナゲッツ戦での不調から盛り返したディアンジェロ・ラッセル、攻守でヨキッチを相手にモンスターナンバーをあげたアンソニー・デイビス、勝負所で3P2本とand1とトランジッションスラムを決め突き放しにかかったレブロン、レイカーズの奮闘があったからこその名勝負。

ナゲッツレポーター兼解説のケイティ・ウィンジィさんが、現地観戦したファン録画のブザービーターシーンをまとめてくれていたので興味のある方はこちらリンク先へ

そして、シクサーズ対ニックス戦もまたとんでもねー試合でございました。

残り30秒でニックス5点ビハインド。2点差に詰める3Pを決めたのは、この試合FG8/29、3P1/6のジェイレン・ブランソン。さらにインバウンズパスをジョシュ・ハートがスティールし、ドンテ・ディビンチェンゾにパスするも3Pミス、からのアイザイア・ハーテンシュタインのオフェンシブリバウンド、OG・アヌノビーを経由し再度ディビンチェンゾへボールが渡り・・・・

https://twitter.com/NBA/status/1782621805154275362

「野球は筋書きのないドラマである」とは日本プロ野球レジェンド三原脩のお言葉ですが、バスケにも当てはまるようです。試合内容だけでなく、元ニックス選手ジョン・スタークスの目の前で、この試合が生まれた事に運命的なモノを感じずにいられません。

試合後、感極まってジョシュ・ハートに抱きつくスタークス。というか試合中カメラに映るたび興奮してました。

ニックスにとって悪夢のような出来事だった1995年レジー・ミラーの“ 8 points in 9 seconds ”。残り18秒でニックスが6点リード、勝利確実のはずがレジー・ミラー一人に9秒間で3P2本とFT2本を決められ、まさかの敗戦。

その9秒の間、スタークスはフリースロー2本を痛恨のミス。ドラフト外から“ニューヨーカーのお気に入り”へと成りあがったスタークスにとっては、あまりにも残酷な試合でした。当時を振り返る当事者たちの動画へのリンク

ゲーテ曰く“There is strong shadow where there is much light.”「光が強いほど影も濃くなる」

劇的な勝利の影には悲痛な敗北が。勝者がいれば必ず敗者がいます。しかし負けて終わりではありません。過去の敗北が勝利をより甘いものにする事も往々にしてあります。ナゲッツも以前レイカーズにほぼ負けっぱなしだったからこその部分もあるでしょう。

プレイオフで現在ナゲッツはレイカーズに6連勝中ですが、それでも通算戦績は14勝25敗。

シクサーズとレイカーズとマジックはシリーズ0勝2敗の崖っぷち。もしここから大逆転したのなら・・・・・・

今回はこの辺で。ではまた。

おまけ。

1997シーズン以降プレイオフ第4Qで20得点以上した試合数ランキング。

1996以前はクォーター毎のスタッツを公式計測していませんでした。

マレーは現在27歳。既に歴代1位はどうかしてます。それ以外にも昨日のようなクラッチプレイがあるんですから更にどうかしてます。

1997シーズン以降プレイオフゲームウィニングブザービーター数ランキング。

レブロン貫禄の5回。

マレーとレブロン・・・良い。

2023プレイオフにて。ジャマール・マレーが超タフショットを決めた事にグッドサインを送るレブロン・ジェームズ。ドヤ顔ダブルグッドサインで応えるマレー。動画へのリンク
今季開幕戦試合後、マレーは弟さんのためにレブロンを出待ち。レブロンも快く応じました。
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