若干脳がバグる現役対象プレイオフ出場試合数ランキングとPPGランキング。アイソとP&Rの平均ポゼッション数ランキング。直近40例の0勝3敗チームのシリーズ結果一覧その他。
昨日2024/6/13の試合結果。
セルティックスが3連勝。
というわけで、晴れて(?)マーベリックスは大逆転の歴史を作る準備が出来ました。
0勝3敗チームはシリーズ156連敗中。私はここ数十年いずれかのチームが0勝3敗になる度、「今度こそ史上初の快挙が生まれるかも」と密かに期待していますが、中々難しいです。2勝3敗まで持ち込むのですらレアケース、スイープか1勝4敗決着が殆どです。
直近40例のシリーズ結果一覧。
直近40例中そのままスイープとなったのは26例。1勝4敗決着は12例。2勝4敗と3勝4敗決着は1例づつのみ。
わかり切った事ですが厳しい。試合内容的にも厳しい。
3試合でマーベリックスの平均アシストは15.0。パス自体が非常に少なくなっています。
ファイナルでの両チームのパス関連スタッツ。
マーベリックスはルカ・ドンチッチやカイリー・アービングのアイソレーションorP&Rを起点とする事が非常に多いチームです。
2024レギュラーシーズン、平均アイソレーションポゼッション数ランキング。58試合以上出場選手対象。そのポゼッションでのPPP/eFG%/FT FREQ%(FTを得た割合)他併記。
2024レギュラーシーズン、平均P&Rボールハンドラーポゼッション数ランキング。58試合以上出場選手対象。
ドンチッチorカイリーがアイソレーションかP&Rで得点もしくはギャップ・オープンを生みアシストへと繋げる。極めて雑にまとめると、それがマーベリックスのハーフコートオフェンスでのメインウェポンです。カッティングやオフスクリーンでのスコアリングは少ない方か真ん中くらいです。
2024レギュラーシーズン、チームの平均カッティングポゼッション数ランキング。少ない順。
2024レギュラーシーズン、チームの平均オフスクリーンポゼッション数ランキング。少ない順。
ところがどっこいセルティックスのペリメーター・パッシングレーン・コーナーディフェンス、ローテ―ション、ロブへの警戒etc.が兎に角素晴らしい。連係ミスは何度かありましたが、「対策がチーム全体にしっかりと共有されてるんだな」って印象を受けます。スムーズに思い切りよく動きすぎてワイド―オープンが生まれちゃったりするだけで、引き続き上手い事パスを制限させてると思います。簡単に抜かれず、ヘルプ・ローテーションもスムーズに、パスを制限する事でキャッチ&シュートやロブを少なくしています。言うのは簡単ですけど、ドンチッチを相手にコレが出来るのはある程度ポジションレスに優れたディフェンダー揃いのセルティックスだけな気もします。
ドンチッチにドリブルを多くつかせて疲労を誘発する事も狙いの内でしょうかね?オフェンスでは狙い撃ちも何度かしてます。そのせいか本シリーズ第4Qのドンチッチはらしからぬ姿も散見されます。
2024NBAファイナル、第4Qでのスタッツ一覧。MPG順。
2024カンファレンスファイナルの第4Qでのスタッツ一覧。MPG順。
コンディション含めての勝負事なのであまり言いたくはないですが怪我の影響もあるでしょう。次の試合は直ぐですけども、どうかご自愛を。
なにはともあれ
“終わるまでは終わりじゃない”
今回はこの辺で。ではまた。
おまけ。
歴代プレイオフキャリアPPGランキング。以下2024/6/12時点。
キャリア平均のランキングは自ずと全盛期中の現役選手が目立つようになります。平均の下がりがちなキャリア晩年を迎えていませんしサンプルサイズも小さいので。
その分、夢を見れます。
現役対象プレイオフキャリアPPGランキング。
こうして並べて見ると、出場試合数にビックリしちゃいます。「あれ、○○もうこんなに出てたっけ?」みたいな感じで。その逆もあります。
現在2024ファイナルMVP有力候補ジェイレン・ブラウンは既に122試合出場、ラッセル・ウェストブルックと同じ試合数です。
現役対象プレイオフ通算出場試合数ランキング。
最早ジェイズ(ブラウン&テイタム)は大ベテラン。光陰矢の如し。