現NBAトッププレイヤーたちの1年目からの成長度比較、色々ヤバい。ステフィン・カリー、ヤニス・アデトクンボ、デビン・ブッカー、ニコラ・ヨキッチetc

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現NBAトッププレイヤーたちの1年目からの成長度比較、色々ヤバい。ステフィン・カリー、ヤニス・アデトクンボ、デビン・ブッカー、ニコラ・ヨキッチetc

ここでいう「現NBAトッププレイヤー」とは昨季’22All-NBA-1st選出者とFMVPに輝いたステフィン・カリーの6人の事です。他にもトッププレイヤーと呼べる選手は沢山いますが「どっからどこまでがトッププレイヤー?」ってキリがなくなったのと引用元データサイトSTATHEADでは6人までしか同時表示できないので勝手に決めました、ごめんなさい。

というわけで、「現NBAトッププレイヤー」たちの1年目と2年目のPer Gameスタッツ(1試合平均スタッツ)と一部アドバンスドスタッツを見比べていこうと思います。

まずは一年目成績比較。※画像クリックで拡大

1年目で目立つのはヤニスですかね、逆に。6人の中で唯一平均1桁得点でTS%も6人中最下位、他アドバンスドスタッツも最下位が多いです。唯一All-Rookie-1st入りもしていません(2nd入りはしてます)。

ステフ、テイタム、ドンチッチは1年目からスター性を感じさせる成績で目立っていましたね。
ブッカーもシーズン後半に得点を稼いでグイグイ名を挙げていった印象です。
ヨキッチはパス(と見た目)が注目をされていましたが「なんか変だけどなんか凄い数字のヤツがいる」ってアナリティクスオタクの間では特に注目されていました。

とは言え、後の活躍と比べれば皆大人しい成績です。プレイオフ進出したのはセルティックスのテイタムのみ。

続いて2年目成績。

元々目立った数字をあげていたテイタムとステフは全体的に微増。他の4人は大幅な数字の伸びを見せています。

パッと見のインパクトはドンチッチがダントツ。6人中唯一の1年目20PPG超えから、さらに数字を伸ばして28.8PPG。TS%も54.5%→58.5%と大幅UP。
「2年目は成績が伸びて当然」と思われがちですが、元々1年目で高かったスタッツのボリュームと効率他各種総合指標を2年目にここまで大幅UPさせる例は非常に稀です。他に思いつくのはレブロンくらいです。

ブッカーも13.8PPG→22.1PPGと大きく平均得点を伸ばしています。
1試合でのインパクトならセルティックス戦での70得点試合が2年目6人の中でナンバーワンでしょうか、試合には負けてる事も含めて(話を聞いてズッコケた思い出)。
ほんの少し前まで「他のチームに行った方が良い」なんて言われてましたけど、耳を貸さずに今やNBA2Kの表紙を飾ってるんですから素晴らしいと思います。

ヨキッチはまだ「期待の若手」なPer Gameスタッツですが、この頃になると一部アドバンスドスタッツが傑出し、プレイの中身でも「あ、コイツ凄い」って評価/記事が非常に増えました。
Five Thirty Eight(※)は2017年2月の時点で「突如現れた史上最高の若手選手の一人」なんて記事を書いています。記事内にあるヨキッチの2年目アシストハイライトを久しぶりに見ましたが、やっぱりヨキッチは“変”です。記事内容はこちら

※:総合指標RAPTORや予測システムで人気のデータサイト/メディア

最後に昨季成績。

1年目平均出場時間と平均得点で6人中ワースト1位2位のヤニスとヨキッチが史上稀にみるハイスタッツ。
ヤニスの1年目にタイムスリップして当時のNBAファンに、’22ヤニスの成績見せたら「ウソでしょ?」ってなるし、「この成績でMVPとれなかった」って言ったらさらに「ウソでしょ?」ってなると思います。
「その年にMVPとったのコイツ」ってヨキッチの成績と写真見せたらもっと「ウソでしょ?」って以下略

他総評/感想。

ヤニスの成長度が兎に角ヤバい。
NBA1年目から全盛期までの成長度で言えば、史上トップ・オブ・ザ・トップではないでしょうか。・・・・・けど3P%は1年目の34.7%がキャリアハイ、そこは成長せんのかい。
まぁ実際はアプローチの仕方でも%は変化しますので3Pも成長はしてると思います。近年は重要な場面で3Pを決めるシーンもよく見ます。先日の対チェコ共和国戦でも前半絶不調からのクラッチ3決めましたからね。
他にも’21からミドル/ロングミドルを増やして’22には確率も上げています。プレイメイキング面でも好アシストを披露してくれたり、2年連続MVPかつFMVPでこの向上心を維持できているのは称賛しかないです。
生意気を言わせてもらえば、この向上心が一流と超一流/スターとスーパースターの違いを生んでいるのかもしれません。

スペースの関係上1年目と2年目と昨季しか載せられませんでしたけど、皆それ以降も成長を続け、これからも成長を見せてくれると思います。ベテランのステフも肉体的衰えへの抗い方は選手によって違いが出ますし、これからも大注目です。

一人ひとりのスタッツ推移を見たい方は↓にBBRの各選手ページへのリンクを貼っておきましたので、そちらへどうぞ。

ヤニス・アデトクンボ

デビン・ブッカー

ステフィン・カリー

ルカ・ドンチッチ

ニコラ・ヨキッチ

ジェイソン・テイタム

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