現NBAで最強の5人組ランキング。プレイオフに向けて頼りになるラインアップ、トレードで出さない方が良い選手は?/サボニス、ハリバートン、ステフ、ヨキッチetc.

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現NBAで最強の5人組ランキング。プレイオフに向けて頼りになるラインアップ、トレードで出さない方が良い選手は?/サボニス、ハリバートン、ステフ、ヨキッチetc.

NBA’23シーズンも半ばに差し掛かりまして。

とりあえず順位表はこんな感じです。2023/1/12時点。※画像クリックで拡大

気が早いんですけど、「プレイオフ云々」が日増しに気になってくる頃合で「トレードデッドライン」(2023/2/9/PM3:00)が気になってくる頃合でもあります。

そんなソワソワしがちな時期の助け?になるのが“ラインナップスタッツ”。特定のラインナップがコートにいる時のレーティングや各種成績を表したもの。

見てもらった方が早いですかね。こういうのです↓。 引用元:Cleaning The Glass(ガベージタイムでの数字を省いたスタッツを載せているデータサイト)。2023/1/12時点。※画像クリックで拡大

上記画像は5人組のラインナップスタッツをDiff(NetRtg)の高い順にソートしたもの。「コートで良い成績を収めている5人組ランキング」「現NBAで最強の5人組ランキング」・・・・・・と言えなくもない。


なにはともあれ、上記画像の中に名前がある選手は例え目覚ましいスタッツラインを上げていなくてもチームにとって重要なピースで「トレードには出さない方が良い存在」かもしれません。

しかし、上記画像各ラインナップのPoss(ポゼッション数)を見てみると大体120前後。今季のリーグ平均ペースが2023/1/12時点で99.4なので「1試合分とちょっと」しかありません。サンプルサイズとしてはかなり心許ないです。紹介しといてなんですが。

そこで「Poss数の多いラインナップランキング」を見てみましょう。2023/1/12時点。※画像クリックで拡大

1位はサクラメント・キングスのディアロン・フォックス、ケビン・ハーター、ハリソン・バーンズ、キーガン・マレー、ドマンタス・サボニスのラインナップで既に923ものPossを経験。素晴らしいのがNetRtg(Diff)も11.1で73パーセンタイルと高水準なところ。
スターターラインナップが強いことはプレイオフにおいて特に有利になる傾向があります。まだ油断は出来ませんが大いに好材料だと思います。

同じ意味で注目したいのがウォリアーズとナゲッツ。

ウォリアーズは現在勝率5割未満と苦しい位置にいますがステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、アンドリュー・ウィギンズ、ドレイモンド・グリーン、ケボン・ルーニーのラインナップはPoss数で8位。NetRtgが21.4の91パーセンタイルと相変わらずのデスラインナップVer.2.0。
ステフとウィギンズが復帰したとはいえキングスと同じく、プレイオフ進出が約束されたわけではありません。しかし、どのチーム何シードであれウォリアーズとは絶対に当たりたくないのではないでしょうか。

ナゲッツはジャマール・マレー、ケンタビアス・コールドウェル・ポープ、マイケル・ポーターJr、アーロン・ゴードン、ニコラ・ヨキッチのラインナップがPoss数6位にいます。マイケル・ポーターJrをブルース・ブラウンに置き換えたラインナップも10位。両ラインナップNetRtgが14.9と10.7と高水準。
注目すべきはその中身、Poss数で6位のラインナップ時のDefRtgの高さです。

ナゲッツ全体でのDefRtgは23位で114.9と些か頼りない数字(Cleaning The Glass準拠の数字。NBA.comでは19位で113.4)。
そのDefRtgがジャマール・マレー、ケンタビアス・コールドウェル・ポープ、マイケル・ポーターJr、アーロン・ゴードン、ニコラ・ヨキッチのラインナップでは106.2、80パーセンタイルにまで向上します。

あくまで私の印象ですが、ナゲッツとウォリアーズは似てないようで似ているチーム。

ステフとヨキッチは選手としては似ても似つきませんが、共にチームの絶対的/中心的なオフェンシブタレント。
スコアラー/プレイメイカーとして超高効率でありながら、オフボール時もステフは縦横無尽に走り回りディフェンスを引きつけ、ヨキッチはスクリーナーとして体を張りながら、シュートを打たずともボールを持たずともオフェンスに利益を生み出せる存在です。
アンセルフィッシュなマインドセットは両チーム全体に浸透していて、チームのAPGとAST%はリーグ1位と2位。パス/アシスト関係の多くのスタッツでリーグをリードしています。

ペイサーズもパス関係のスタッツでは目立つ存在です。タイリース・ハリバートン効果でしょうか。

2023/1/12現在ナゲッツはウェスト1位、ウォリアーズは8位。ウォリアーズは昨季優勝し、昨季ナゲッツはそのウォリアーズに一回戦敗退。共に「優勝だけが目標」なチーム。

気が早い、気が早いけれど、もし今季プレイオフで当たる事になったのなら・・・・・。

今回はこの辺で。ではまた。

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