ジョーダン・プールとアメリカ副大統領と尻派と不思議な踊り。/身長の高さと3Pスキルの相関関係。/クリッパーズとマブスの昨日明日。/カイリー、ドンチッチ、ポルジンギスetc.
まずはこちらをご覧ください。
ハリス副大統領はウォリアーズのあるカリフォルニア出身でウォリアーズと縁の深い御方。そりゃプールもこんな知性的で綺麗な顔します。
しかし、私は騙されません。私は知っています。プールは不思議な踊りが得意な事を↓。
“変顔の達人”な事を。
しかも“お尻派”な事も↓。
・・・とまぁ冗談はさておき。
本日2023/3/3、クリッパーズ対ウォリアーズ戦。両チーム共、開幕前の期待通りの成績とは言えない中での対戦。
ウォリアーズがクリッパーズに快勝。
プールは前半FG3/10、3P0/3の9得点。そこから第3Qだけで3P4本含む怒涛の22得点で、第4Qにも追加の1本を決め計34得点。
・・・ほんっとプールはエキサイティングな選手です。
私にとってプールはラッセル・ウェストブルックと似ています。プレイスタイル・実績等々は似ても似つかないですし、比較を不快に思う方もいるかと思いますが、彼らを観ている時の感情のジェットコースターっぷりが、その魅力・楽しさが近い様に感じます。
両選手とも、疑問視したくなるデシジョンメイキングが多くて、ミスが多いのも事実とは思いますけど、そのミスをした直後もミスを恐れず、ビッグプレイを見せてくれる事が沢山あります。
勿論、それがミスの連続になる事も沢山あって、残念ながら今日はラスにとっては“ミスが続いた日”となりました。
近年通しての問題ですが、ウォリアーズのラスへのオープンスペースの与え方は、何というか、残酷でしたね。
今日はイビツァ・ズバッツは欠場でメイソン・プラムリーがスターターでしたが、どちらがスターターで誰がベンチになるにしても、ラスは3Pを全く打たないビッグマンとコートを共有しなければなりません。(スモールラインナップでなければ)
スペーシング問題への対策は今後のクリッパーズの見所だと思います。
最近ポール・ジョージがエラくアウトサイド・ミッドレンジジャンパー頼りなのはチームのスペーシングを意識しての事だったりするのかも?
クリッパーズは明日2023/3/4キングスと対戦。あのダブルOTの熱戦が再び・・・・と期待したいんですけどカワイ・レナードはお休み。
ポール・ジョージは・・・・よくわかりません。
トレード・バイアウト等々ロスターに変化があった後ってのは注目が集まりますし、良くも悪くも刹那的な声は多くなります。4連敗中のクリッパーズには当然厳しい声が多くなるでしょう。
しかし、マーベリックスだって昨日までは悲観的なムードが目立ちましたが、今日の試合でルカ・ドンチッチとカイリー・アービングが揃って40得点超え。お祭りです。
だから明日のクリッパーズも、きっと多分恐らくお祭りです。
ウェストは4位から13位までが団子・・・・てだけじゃなくて、各チーム勝率5割程度での団子状態ですから、各試合の勝敗予想も一層難しくスリリングです。
正直言いまして、インテリアディフェンスに課題のあるマーベリックスはジョエル・エンビードのいるシクサーズには分が悪いと思っていました。シクサーズはSEGABABA(※)とはいえエンビードは昨日休んでいましたし。
※:SEGABABA。セガババ。SEcond GAme of a BAck to BAckの略。二日連続での試合の2試合目。
無駄に連呼したくなるほど語感が好き。
ドンチッチ、カイリー、そして年明け以降3P復調なレジー・ブロック。皆お見事です。
ブロックの素晴らしいのが、ただ%を上げているだけでなく試投数も4.3→6.1に上げている事。シューターは打たなきゃしょうがないとはいえ、調子が悪いシュートを打ち続けるってのは勇気がいるでしょうからね。
Once a hooper, always a hooper.
一度フーパーであったなら、いつだってフーパーだ。
シューターはいつだってシューターとして、ラスはいつだってラスとしてフーパーでいて下され。
今回はこの辺で。ではまた。
おまけ。
3PT Shooting Talent(※)と身長のグラフ。2023/3/3時点。600分以上出場選手対象。
※:ざっくり言うと、3Pの成功数・効率・決めた3Pの難易度などを考慮した3Pの総合的な指標。詳しくはこちら
基本的に3P能力と身長の高さは負の相関関係です。当たり前にビッグマンが3Pを打つ時代とはいえ、まだ身長の低い選手の方が3Pは得意な傾向が見てとれます。
右肩下がりなグラフの中で、外れ値にいるラウリ・マルッカネンとクリスタプス・ポルジンギス。
マルッカネンは度々話題に上りますし、当ブログでも取り上げますけど、ポルジンギスもキャリアハイの22.8PPGとTS%62.7%と目を見張る数字を残しています。
ACL断裂以降は3Pやミッドレンジジャンパーの比重が高まりましたが、今季はダニエル・ギャフォードと出場時間を共にする事も増えて、ある程度インサイドワークを任せられる分、インサイドで高い身長を活かしきれない勿体なさや“じれったさ”を感じる事は少なくなった印象です。時折ド派手なスラムも見せてくれますしね。(今日もありました)
ポルジンギスの今季’23スタッツ一覧。2023/3/3時点。※画像クリックで拡大
・・・・・・・・・それはそうとカール・アンソニー・タウンズが恋しい。