「1+1が200になる」NBA’23ベストデュオと歴代デュオ。アシストネットワークとアシストコンボから窺えるチームスポーツの愛おしさ。
「NBAベストデュオ」「NBA最強コンビは?」みたいな文言・議論はよく目にします。楽しいものですよね。最近はスター・ビッグネームが同チームに集まる事も多いので「最強のビッグスリー議論」も盛んに思います。
私にとって面白い部分の一つは「どのデュオが選ばれるか」ではなくて「どう選ぶか」の部分です。
2023/3/8現在のNBAで思い浮かぶデュオというと
“ジェイソン・テイタム&ジェイレン・ブラウン”
“レブロン・ジェームズ&アンソニー・デイビス”
“カワイ・レナード&ポール・ジョージ”
“ヤニス・アデトクンボ&ドリュー・ホリデー”
“ジョエル・エンビード&ジェームズ・ハーデン”
“ドノバン・ミッチェル&ダリアス・ガーランド”
“ルカ・ドンチッチ&カイリー・アービング”
“ケビン・デュラント&デビン・ブッカー”
とりあえず以上。
・・・・・・・
・・・・・はい、「アイツとアイツのデュオがいないやんけ!」と御思いの方、いるかと思います。
上記のリストはある明確な基準を設けて作成したリストです。
その基準とは「オールスター本戦出場経験がある選手」。言い換えれば「人気・知名度の高い選手たちだけで作成されたリスト」です。
勿論彼らはスキル・実力も伴っています。上記デュオのスキルやスタッツボリュームの合計は歴代でも屈指です。
しかし、私が「NBAベストデュオ」を考える際、もしくは他の方が考えた「NBAベストデュオ」を拝見する際、“スキルやスタッツボリュームの合計”以外に注目する大きな要素があります。
それは「そのデュオがどれだけ互いの長所をマキシマイズ(最大化)し、短所を最小化しているか」という部分です。
ケチをつけるような書き方で申し訳ありませんが、今も昔も「ベストデュオランキング」系の記事を拝見しますと、基本的にレジェンド選手・現役スタープレイヤーの名前しかありません。深い考察が添えられているものもあれば「単に同チームに在籍した凄い選手二人を並べた」ってものもあります。勿論これはこれで楽しいですし、間違っているとも全く思いません。
ただ、バスケットボール・チームスポーツの愛おしい部分に「1+1が200になる」という事があります。
レジェンド選手・スター選手を1として、私が上げたデュオとstatmuseのデュオは言ってみれば「1+1=200」のリストです。上記画像のプロレスラー小島氏曰く「10倍」です。
私は「1+0.5=200」「0.5+0.5=200」のデュオも沢山見たい、沢山知りたいのです。
デュオの片方は非オールスターだったり、非オールスター同士だけど「互いを10倍20倍に高め合っているデュオ」
そういったデュオを沢山見たいし沢山知りたい。
ニコラ・ヨキッチ&アーロン・ゴードンorジャマール・マレー、タイリース・ハリバートン&バディ・ヒールド、ドマンタス・サボニス&ケビン・ハーターetc.
レジェンド・オールスター同士の組み合わにも勝るとも劣らずな非オールスターデュオ、そこにはチームスポーツの美しさ・愛おしさが多分に隠されているような気がします。(オールスター同士にも勿論あります)
ヨキッチが出したパス・アシスト相手の内訳。2023/3/8時点。
ヨキッチが受け取ったパス・アシストの内訳。2023/3/8時点。
タイリース・ハリバートンが出したパス・アシスト相手の内訳。2023/3/8時点。
タイリース・ハリバートンが受け取ったパス・アシストの内訳。2023/3/8時点。
ドマンタス・サボニスが出したパス・アシスト相手の内訳。2023/3/8時点。
ドマンタス・サボニスが受け取ったパス・アシストの内訳。2023/3/8時点。
ジャ・モラントの代わりにスターターを務め、より長い出場時間を得るであろうタイアス・ジョーンズが誰とどんなデュオを形成するのかも楽しみにしております。
今回はこの辺で。ではまた。
おまけ。
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今季’23アシストコンボランキング。2023/3/8時点。※画像クリックで拡大
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