デニ・アブディア、DFS、アデバヨ、タイムロード、ホーフォードetc.データで見るエースストッパーたち。~フォワード/ウィング篇&センター/ビッグ篇
データサイトBBall IndexのHeadshot plotsを用いて昨季’22シーズンNBAのエースストッパーたちを見てみましょう。Headshot plotsとは↓のような画像の事です。顔写真付きで可視化されているので色々と妄想しやすいのが最大の利点。
今回使う指標は縦軸がマッチアップ・ディフィカルティで横軸がオンボール・ディフェンスです。1000分以上出場者対象。あくまでBBall Indexの指標によるものですが楽しんで頂ければ。
まずフォワード/ウィング篇。(ガード篇は↑)
右上一番目立つ位置にいるドリアン・フィニー・スミスは昨季80試合出場で3P%も39.5%とリーグ屈指の3&Dとして知られるようになりましたね。今年2月に結んだ’26までの4年52Mの契約はこのままいけば非常にコスパに優れたものになります。
その下ダニー・グリーン(怪我治してまた戻ってきて下され)の陰に写真が隠れてますがデニ・アブディアも良い位置にいます。昨季、優れたディフェンダーとして地元メディア以外からも言及されてるのをちょくちょく見かけました。見ててわかりやすい“熱さ”が好印象です。
次にセンター/ビッグ篇。なんですけどそもそも今のNBAにエースを務めるセンターは少ないですし、センターは1on1ディフェンスよりヘルパーやアンカーとしての仕事の方が重要視されてると思われます。なのでディフェンダーとしての総評ではなく、あくまで一つの役割の評価として見て頂ければ。前2篇にも言える事ですがセンターは特に。
御年35歳のホーフォードが良い位置にいますね。昨季の活躍はOKCでの境遇を思うと感慨もひとしお。
アデバヨはモバイルビッグの代表格ですね。ゴベア始め優秀なリムプロテクターはアンカーとして優れてる一方で1on1や2メンゲームでエリートハンドラーに狙われる傾向が日増しに強くなってますから、ある程度横方向の動きにも対応できるモバイルビッグは必然的に評価が高まってきている印象です。
逆にゴベアは割を食ってる印象です、オンボールディフェンスは目立つからしょうがないんですけども。ただペリメーターディフェンダーたちが漏斗の様にゴベアのいる位置にハンドラーを誘い込むディフェンスは見てて面白かったです。
「データで見るエースストッパーたち。」の総評。
昨季’22シーズンDefRtg1位のセルティックス勢が良い位置にいるのが目立ちました。各々がエースストッパーになれてスムーズなローテーションも可能となれば、そりゃあ強力なチームディフェンスになりますよね。
一方で昨季DEFRTG2位と3位のウォリアーズ・サンズ勢はウィギンズを除くとほとんど目立った位置にいません。やっぱりディフェンスはトータルワーク、“5人の仕事”って事でしょうか。
バックスは昨季All-Def-Teamが2人もいるのにDEFRTG14位でしたからね。
とはいえプレイオフになるとゴー・トゥ・ガイに比重が傾いたりで、それを相手にするディフェンスも勝手が違ってきますから一概には言えませんね。やっぱり難しい。
以上。「データで見るシリーズ」でした。次書く時はポジション毎に小出しに記事にせずにまとめて記事にします、そっちの方が空想が捗って面白いです(私が)。
次はオフェンス関連にしてみます。では。