ユタ・ジャズ新ヘッドコーチのウィル・ハーディー、ジャズファン以外の誰からも話題にされない。
「誰からも話題にされない」は言いすぎですね、ごめんなさい。それと正直言いますと私もThe AthleticのTony Jones記者の記事に触発されたんですけども。
まずハーディHCの特徴はなんといっても“若い”です。現職最年少の34歳で同チームのベテラン、ルディ・ゲイより年下。つまり采配を間違えようものならこうなります。
冗談はさておき経歴はサンアントニオ・スパーズで・・・・またか。またポップか。とにかく2010年大学卒業後22歳でスパーズにインターンシップで参加。
ビデオコーディネイターを2016年まで務めその後スパーズACを2021年まで、で昨季はセルティックスのウドカHCの下でACを務めて来季からジャズのHC。ざっとこんな感じです。
大学卒業後すぐにスパーズでインターンシップというとMEMのテイラー・ジェンキンスHCと同じですね。HC就任時の年齢も34、5で大体同じ。
Tony Jones記者の記事によればセルティックスで選手たち、特にテイタムとは良い関係を築けていたそうで並外れた仕事ぶりだったとのこと。
ジェンキンスHCもそうですけど、やっぱり若いHCは若い選手と良い関係が築きやすいんですかね。今のジャズはミッチェル他方向性がまだ定まっていない部分も多いですから、ジェンキンスHC就任時のMEMと同じ成長曲線を期待するのも不自然でしょうが、ちょっと重ね合わせて見ちゃいます。
とはいえベバリーやらバンダービルドらウルブズからの加入組はウルブズ躍進に大きな貢献をしてからの放出で腹に一物抱えててもおかしくはないですし、起用法やモチベーション管理は大変そうですね。
ペイサーズのネイト・ビョークレン元HCはナースHCの下でやってて期待されてましたけど試合中に内紛が起きて一年で解任と、最近はHCに若い人がよく採用されますけど、同時に見切りも早く感じます。スタン・バンガンディみたいなベテランですら一年で解任でしたし。二人ともラプターズAC、全米解説と元の職に戻れて何よりですけども。
話が逸れましたが、ジャズはオフェンスでもゴベアのピックを多用してましたし、そのピックから派生したプレイで3Pをバンバン打つってイメージが非常に強いです。2年連続で1試合平均40本以上の3Pを打った唯一のチームですし、ゴベアはロールマン・ロブキャッチャーとしても優秀でチームに多くの有利を与えていましたから、オフェンスでも代わりを務められるような選手を用意するのは大変そうです。というよりほとんど作り直しですよね。
ディフェンスは、いや、どうなるんですかね?まったくわかりませんです。
うーん、とにかくHCとしてめっちゃ重労働なのではなかろうか。
コーチの仕事は外からではわからない事が多すぎて私には詳しい予測のしようもないんですけど、とりあえずポップの遺伝子は多ければ多いほど良いです。
NBAのコーチ全員こうなれば良いです。はー、カッコいい。ハーディHCもカッコいいHCになってくだされ。