【第8回NBA関連サイト紹介】Thinking BasketballとCleaning The Glassとそのオススメ機能。
当ブログ管理人が使用している&参照しているNBA関係のサイト/データサイトetc.を、私が思う長所・注意点・雑感・おすすめ機能を交えて軽く紹介。
Thinking Basketball(Ben Taylor)
長所:Thinking BasketballはバスケットボールアナリストのBen Taylorベン・テイラー(同姓同名のレフリーや有名人がいて若干ややこしい)が手掛けるNBAコンテンツの総称です。書籍、ポッドキャスト、You Tubeチャンネル、サイト全てにThinking Basketballと冠しています。その全てがオススメ出来ます。
アイテスト/スタッツ/指標等多くの評価基準を用いて詳細に選手・チーム・試合・リーグの状況を議論・分析し、ベン・テイラー自身で新しく指標やスタッツツールを作り上げたりもしますし、その仕事は多岐に渡ります。
ポッドキャストのゲストにはコーチやトレーニングスタッフ等を招いてくれるのも非常に有難いです。コーチはその仕事の性質上、自らの手の内を喋りたがる方は少ないですし、トレーニング施設など“ある意味”で裏方の人間にもフォーカスしてくれるので独自性の高いコンテンツとなっています。
最近ですと元ヒューストン・ロケッツ他HCマイク・ダントーニ、P3(※)のEric Leidersdorfらをゲストに招いたポッドキャストエピソードが非常に面白かったです。
※:P3。PEAK PERFORMANCE PROJECTの略。アスリートの身体能力を評価しトレーニングする機関・施設。
NBAに限らずMLBやオリンピックアスリート等多くの顧客を抱えています。
Twitterアカウントをフォローすると世界トップアスリートたちの身体能力の高さや測定方法などが垣間見えて楽しいです。ドラフトTOP3指名候補スクート・ヘンダーソンもお世話になっているようで。
サイトへのリンク
注意点:全編英語で具体的かつ詳細な内容の都合上、どうしてもそれなりの前提知識が求められます(私も辞書を片手に聞いたりしてます)。
ポッドキャストやサイト記事は、必ずしもその時に話題になっている事や人気選手をタイムリーに追いかけるような内容でもないため、「手軽・気軽にNBAを追いかけたい」「こまけぇこたぁいいんだよ」って方には不向き・退屈かもしれません。You Tube動画では比較的話題の選手やチームをフォローしていますし映像付きでわかりやすいので英語能力もそこまで問われないと思います。
雑感:繰り返しになりますが兎に角選手・チーム・試合への見方が慧眼です。私が気付かないor他の誰かが気付いても話題にしない様な細かいところにも言及してくれるので、常に新しい情報や知識に飢えている方には非常にオススメです。
何はともあれ、非常に豊富な知識を持ちながらも堅苦しくなる事なくNBAを楽しんでいる風なので聞いていて不快感がないです。
長所:ガベージタイム(試合終盤大差がついて試合終了前に試合が決し、勝敗に影響しない時間帯)やヒーブ(クォーター終わりによく見られる様なダメもとで放つロングシュート)でのスタッツを省いたレーティング他各種データを公開しています。
「既存のものよりもチームや選手の実態を掴める」として各チームのビートライターなどに重宝されています。(ガベージタイムやローテ外の選手含めて試合/チームですから、必ずしも既存のものの上位互換とは思いませんけども)
扱っているデータの種類は他データサイトと比べるとそこまで多くはありませんが、チーム内で有効なラインナップを探したりと色々と有用な使い方の出来るサイトです。
スターターの出場時間が増えるプレイオフ前に「(レーティング上で)強力だったスターターラインナップは?」みたいな感じで妄想も捗ります。
注意点:フル活用するには月額5ドル、年額50ドルかかります。NBAサブスクリプションの中では安い方ですが扱っているデータの種類は多い方ではないと思います。
雑感:わたくし正直言いまして「ガベージタイムを除いたオンコートレーティングやon/offディファレンシャルを載せている」というのが有難すぎて他の機能はあまり活用できておりませぬ。
選手個人のオンコートレーティングやon/offディファレンシャル、(あくまでレーティング上で)有効なラインナップを探すだけなら無料部分でも事足りますので有料契約せずとも充分楽しめます。
余り長居する事はないけど、ちょいちょいお世話になる。そんなデータサイトです。
【第8回】はこの辺で。ではまた次回。