【NBA】選手の活躍を予測する指標DPM(Daily Plus-Minus)ランキングと残り日程の過酷さを表す指標SOSと自身の老いた姿をノリノリで公開するNBAスターとNBAチームと。/レブロン、ステフィン・カリー、ドンチッチ、テイタム、カワイ、ヨキッチ

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【NBA】選手の活躍を予測する指標DPM(Daily Plus-Minus)ランキングと残り日程の過酷さを表す指標SOSと自身の老いた姿をノリノリで公開するNBAスターとNBAチームと。

NBAの指標・データの中に“predictive metric”等と呼ばれる類のものがあります。便宜上、本記事内では「予測指標」と呼ぶ事にしましょう。

通常スタッツ・指標というのは「過去の統計」だったり「選手やチームの能力を数値化したもの」ですが、「予測指標」はそれらデータと膨大な量の過去サンプルデータを基に「○○は次の試合・次のシーズンでこれくらいの成績を残すだろう」といった未来を数値化して表す指標です。

世界的にスポーツギャンブルやファンタジースポーツ(実際の結果と連動したスポーツシミュレーションゲーム)が流行し「予測指標」の需要も高まったのか、近年よく見かけます。

その内の一つ、DPM(Daily Plus-Minus)を見てみましょう。

DPMは“Daily”「毎日の」とある通り、1日単位・1試合単位で選手の活躍を予測する指標で、新しいデータを加えながら毎日更新されています。DARKO (Daily Adjusted and Regressed Kalman Optimized )と呼ばれる予測システムモデルを用いて算出されています。

2023/10/30時点でのDPM TOP12ランキング。

もう少し詳しく言うと、DPMは次の試合結果への影響度を予測・一つの数字で表したもので、Box DPMは次の試合のボックススコア(個人スタッツ)を予測・一つの数字で表したものです。

2023/10/30時点でのBox DPM TOP12ランキング。

元のページの右側にはFGA・3P%・FTA・REB・AST・USG%等さらに細かく予測された数字が並んでいます。

留意点として、「予測指標は選手を評価する判断材料には向いていない」というのがあります。

DPMで言うと、DPMは休息日の日数/都市間の移動距離/ホームコートアドバンテージ/年齢なども考慮されていますので、必ずしも前の試合やそのシーズン中大活躍した選手のDPMが高いとは限りません。

ですので、MVPやAll-NBA投票の予測や大活躍している選手を探したい時に参考にすべき指標ではないです。DPMに限らず、基本的に「予測指標が悪いから○○は活躍していない」(もしくはその逆)みたいな事は言えません。「全く無関係」とまでは言いませんが、活躍している選手を探すのなら他に適したスタッツや指標があります。

わかりやすい例で言うと、レブロン・ジェームズやステフィン・カリーのような大ベテランは大活躍しても「予測指標」ではどうしても低くなる傾向にあります。“衰え”が考慮されますので。

DARKOについての詳細な説明へのリンク

逆に言えば、それでもレブロンやステフやKDがDPMのランキング上位にいるのは、それだけ彼らが「異例の存在」だという事です。Box DPMの上位にいるリラードやハーデンもそうですね。

まぁ彼らはこんな↓になってもきっと活躍してます。

2019年に少し流行った顔写真を老化させるアプリ。レブロンとステフらも自身SNSで公開。レブロンのインスタへのリンク  ステフのインスタへのリンク

少し脱線しておまけ。各チーム公式SNSアカウントやTNTのアカウントから。

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ジェイレン・ブランソン・・・・・あんま変わってな・・・何でもないです。

閑話休題

私はスポーツギャンブルもファンタジースポーツも嗜みませんが、「予測指標」や「オッズ」はそこそこ楽しんでおります。

贔屓のチーム・選手が低く予想されてると「今に見とけよこの野郎」と更に応援に力が入ったり、意外なチームが高く予想されていると好奇心が湧いたりします。

BBall Indexによる「各総合指標の合計値に基づいた勝ち星数予測」

チームメンバーの総合指標で算出した単純な予測なのでアテには全くなりません。全チームで勝ち星数が比較的均等になっているのもそのためです。けど、ご丁寧にハーデンがシクサーズに残るケースとクリッパーズに行くケースなど複数のパターンを載せているのが面白かったので紹介。リンク

「予測指標」とは違いますが、残り日程の過酷さを表したSOS(Strength Of Schedule)もシーズン終盤はよく話題になりますね。

TankathonのSOSランキング。2023/10/30時点。高いほど過酷。

TankathonのSOSは対戦相手の勝率によって決まる単純なモノですし、現時点では何の参考になりません。けどシーズン終盤では一目で残りの対戦相手がわかりやすくて中々便利です。
「Strength Of Schedule NBA」で検索すれば色々なサイトのモノが引っかかりますのでお好みでどうぞ。

今回はこの辺で。ではまた。

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