NBA2023シーズン終了時点でのTheRingeによるTOP125選手ランキングが公開。ついでに当ブログによるTOP10的な何かも公開。/ヤニス、ヨキッチ、ステフィン・カリー、デンバー・ナゲッツ、マイアミ・ヒート、テイタム、セルティックス、ジミー・バトラー、ブッカー

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NBA2023シーズン終了時点でのTheRingeによるTOP125選手ランキングが公開。ついでに当ブログによるTOP10的な何かも公開。

2023/6/14、NBA2023シーズン終了を受けてThe RingerがTOP125選手ランキングを更新しました。リンク。

各選手の寸評や51位-125位を読みたい方はリンク先へどうぞ。

悲願の初優勝のナゲッツからは6選手がランクイン。

1位ニコラ・ヨキッチ。
16位ジャマール・マレー。
45位アーロン・ゴードン。
62位マイケル・ポーターJr。
91位ケンタビアス・コードウェル・ポープ。
99位ブルース・ブラウン。

ナゲッツの選手はランク付けが特に難しいと思います。
以前の記事で「良くも悪くも選手ランキングは『自己完結した強みを持つ選手』を高く評価し、『良いシナジー(相乗効果)を生む選手』を低く評価する傾向にある」と述べました↓。

ナゲッツのオフェンスもディフェンスもチームメイト全体で各々の強みを最大化し弱みを最小化する様なスキームを採用する事が多いですから、選手個人を切り離して評価するのが非常に困難です。A選手とB選手の相乗効果で上昇した部分をA選手とB選手どちらの評価にどの程度還元するかに正解はないように感じます。

スタッツ上の生産性も無視するわけにはいきませんから致し方ないんですけども、アーロン・ゴードンの補完性はナゲッツにとって絶対に欠かせない要素ですから45位は寂しい気がしちゃいます。

けどこれ見たらそんなことはどうでも良かった↓。

優勝後ファンと共に街を練り歩く“Mr.Nugget”ことアーロン・ゴードン。リンク。
“Mr.Nugget”とは「地味に見えてもハッスルを厭わない、ナゲッツを体現しているかのような選手」へ贈られる愛称です。今までゲイリー・ハリスやモンテ・モリスがよくそう呼ばれていました。

第8シードからのファイナル進出、ゾンビ・ヒートからは4選手。

9位ジミー・バトラー。
21位バム・アデバヨ。
74位タイラー・ヒーロー。
119位カイル・ラウリー。

ヒートはヒートで難しいですよね。
エリック・スポールストラHCの存在や多くのハードワーカーを生むヒートカルチャーが選手個人の評価を迷わせると言いますか。

ヒートについてはゴラン・ドラギッチのコメントが印象的でした。

(他のチームとは)違うね。

彼らは選手に責任を負わせる。

体脂肪テストが毎週あるし、練習の前には予習をして、まるで「ハンガー・ゲーム」さ。(生き残りをかけて殺し合うアクション映画)

サポーターやテーピングが必要で試合みたいなものだ。

鉄で鉄を磨くんだよ。それがヒートのアプローチ。

それだけハードに練習すると、試合が簡単になるんだ。

リンク。

ヒートの選手たちからは、いくらランキングや周りから低評価を受けようと一笑に付すだけの自負を感じます。

ファイナル後のエリック・スポールストラHCからのメッセージ。

もし自分が無視されたり、軽視されたと感じたのなら・・・・・我々のロッカールームには同じ経験をした人間が沢山いるよ。

リンク。

ヒートもカッコいい人ばっかりです。

色んな意味でジェットコースターなシーズンだったセルティックスからはナゲッツよりも多い7選手。

6位ジェイソン・テイタム。
22位ジェイレン・ブラウン。
67位アル・ホーフォード。
68位デリック・ホワイト。
70位ロバート・ウィリアムズⅢ
71位マーカス・スマート。
87位マルコム・ブログドン。

ランキング外の選手含めスキル・タレントの総量では今季No.1な気がします。内外ショットメイキングに長けた選手が豊富で、優れたオンボールディフェンダーの数もNo.1だと思います。

そして良くも悪くもこれに尽きます↓。

ペンギン可愛い。

テイタムに限らずミドル・ロングレンジがウンともスンとも言わない時はドライブやキックアウトにもミスが増えて凍え死にそうになりますが、一度火がつくともう全部入って大爆発。

よりによって最終戦で左ドリブルハンドリングの拙さが露呈してしまった事でジェイレン・ブラウンの株が急落しておりますが、苦手な部分は誰しもあって簡単には克服も出来ないでしょうから、チームが抱える豊富なタレント量で上手く弱点をカバーできるオフェンシブスキームなりローテーションを開発してほしいです。

個人的にグラント・ウィリアムズやペイトン・プリチャードらが安定した出場時間を得られないって事だけでもタレントの豊富さを実感します。(グラント・ウィリアムズには怪我もありました)

2年前のプロアマ戦で92得点を記録。
リーグ全体でスコアリングガードは豊富なので移籍即活躍or出場時間増加とはならないでしょうが、どうなるにせよ今後が楽しみには違いありません。

他のチーム・選手についても語りたいところですがキリがないのでこの辺で。

以下ランキングへのちょっとした雑感。

ブログをやるようになってからは選手ランキング系記事への見方が少し変化しまして、「決めるの大変だったろーなー」という感想が先立ちます。順位が多ければ多いほど書いてるうちにどうしても矛盾的なものが生まれますからね、自分でも「なんかしっくりこないなー」ってなりますからね。

なので私は卑怯にもランキングを作らないのです、他人様の作ったランキングにはアレコレ言ったり楽しむくせに。

・・・・・・流石に気後れしますので少しだけ。

当ブログによるNBA2023プレイオフTOP10選手ランキング。2023プレイオフで見せたスキルセットと活躍を考慮したランキング。別の言い方をすると、今季プレイオフでの活躍に今後への期待をちょっと足したランキングです。

1位ニコラ・ヨキッチ。
恐らく満場一致に近いのではないでしょうか。ディフェンスでも超アクティブハンド&アクティブレッグ&クレバーでしたし。

2位ジャマール・マレー。
これは異論噴出だと思います。ただヨキッチとの2メンゲーム・シナジーは2023プレイオフで間違いなくNo.1だったと思いますし、その功績をヨキッチ一人に偏らせるのは何となく嫌なのです。
ディフェンスでは狙われる場面が多かったですが、要所要所で好ディフェンス、土壇場ではクラッチディフェンスを披露しておりました。
ファイナル第5戦最終盤、ジミーお得意のショルダーバンプにプル・ザ・チェアーを合わせるような動きで逆にジミーのバランスを崩し、KCPのインターセプトを演出しました。

第4戦ではバンプに抗ってand1献上となっちゃってましたし、超好判断だと思います。

対レイカーズ第4戦ラストも素晴らしかったですね。

3位デビン・ブッカー。
実績豊富なステフやレブロン、より深いプレイオフランをしたジミーやテイタムよりもカンファレンスセミファイナルで敗退したブッカーを優先するのは我ながら思い切った選出ですが、11試合でTS%68.6%の33.7PPGはまごう事なき2023プレイオフTOP3スコアラーです。
ナゲッツからの2勝含めた勝利試合でのパフォーマンスはKDよりKDしてました。「こやつジャンパー全部決めよる」と笑うしかない場面が多くて楽しかったです。

4位ジミー・バトラー。
4位でも「低すぎる」と思われる方が多そうです。
ランキングや他選手との比較では「怪我(足首の状態)を考慮して評価を上昇させる」のは公平性に欠けると思いますので、泣く泣くこの位置に。
相手が露骨にポンプフェイクを警戒するようになった事もあり、カンファレンスファイナル以降得点量・効率ともに下がりましたが・・・・・何だろ?ジミーの良さは言語化しづらくて困っちゃいますね。兎に角カッケェです。スゲェ漢です。

熱い感情を露わにすることが多い分こういった仕草が尚更クール。

5位ジェイソン・テイタム。
(書いてる途中で眠くなってきたのでここからは簡素に)
浮き沈みが超激しいので他選手と比べ平均スタッツが余計アテにならない男ジェイソン・テイタム。けど「試合に出続ける」という意味では最も安定しているThe働き者な男ジェイソン・テイタム。5位です。見ている人間の心を弄ぶ小悪魔度では1位です。いつ何時も油断ならんです。

6位アンソニー・デイビス。
奇数試合と偶数試合でショットタッチが一変し過ぎて若干評価に困りますが、2023プレイオフNo.1ヘルプディフェンダー兼リバウンダーだったと思います。

7位レブロン・ジェームズ。
3Pは絶不調、ショッキングなダンクミスもあったりで悪い意味で驚いたシーンもありましたが、やっぱり良い意味で驚いたシーンの方がずっと多かったです。寂しくなるのであまり年齢の事は持ち出したくないですけど、「38でこれはスゲェな」って。

8位デリック・ホワイト。
セルティックスで一番株をあげたのではなかろうか。得点ボリュームに秀でているわけではありませんがリーグ屈指の2wayガードだと思います。タイムリーなショットメイキングもディフェンスも顔も全て圧が凄い。

9位バム・アデバヨ。
アデバヨ自身も上背があるわけではないにもかかわらず、スモールなヒートラインナップの中で奮闘を重ねておりました。「めっちゃ疲れたろうな」って。

10位ステフィン・カリー。
3Pが上手い。



以上。

TOP10を決めるだけでも非常に疲れました。あと何やら「罪悪感」が凄い。「中途半端な仕事をした感」も凄い。どーせなら、もっとしっかりとした選手評・ランキングを作るべきでしょうが、それはまたいつか別の機会に。

今回はこの辺で。ではまた。

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