【NBA】カッティング・プットバック・判別不能なプレイが得意なチームランキング。/ウォリアーズ、ペイサーズ、キャブス、レイカーズ、サンズ、ブレイザーズ、ホークス、ユタ・ジャズ、ブレイザーズ、ウルブズ、スパーズ

目次

カッティング・プットバック・判別不能なプレイが得意なチームランキング。

今回も各チームの昨季までのプレイスタイル等を振り返ってみましょう。

2024レギュラーシーズン、カッティングからのシュート頻度(FREQ%)ランキング。

2024レギュラーシーズン、カッティングのPPP(1回あたりの得点)ランキング。

カッティングはトランジッションオフェンス以上に超高効率なプレイです。全チームが1.20PPP以上。

「よし、毎回狙え!」と言いたいところですが、基本的にディフェンス側の連携ミスや油断、それを見逃さないオフェンス側のカッターとパサーが重なって生まれるプレイなので簡単にはお目にかかれませぬ。ATO(タイムアウト明け)やインバウンズプレイでも見事なカッティングやオフスクリーンを見れる事は多いので、そこに注目するのも良いかもしれませんね。

2024レギュラーシーズン、選手のカッティングポゼッション数ランキング。

ダンプオフフィニッシュやロブキャッチもカッティングに含まれますのでビッグマンが多くなっております。

2024レギュラーシーズン、プットバック頻度ランキング。

2024レギュラーシーズン、プットバックPPPランキング。

プットバックはシュートミスをフォローしてくれてPPPも高い有難いプレイですけども、積極的に狙うとなると相手にトランジッションオフェンスやアウトナンバーを与えるリスクも増えます。なのでどのチームも頻度は控え目。相手がスモールラインナップで高さのアドバンテージが大きい時には各チーム割と積極的になる印象はあります。

で、選手のプットバックポゼッション数ランキングは当然ビッグマンばかりになります。

1位クリント・カペラと2位アンドレ・ドラモンドはオフェンシブリバウンドを取るまでは非常に素晴らしいですけどもPPPが1以下とフィニッシュに難ありです。3位ルディ・ゴベアと4位アンソニー・デイビスは文句なしのポゼッション数かつ高効率。

次が最後のプレイタイプ。

Misc(その他)、つまりアイソでもピック&ロールでもスポットアップ以下略にも当てはまらないプレイの頻度とPPPのランキングです。デフレクションやリバウンドのもつれから生まれたプロ―クンプレイ(しっちゃかめっちゃかな状況でのショット)や判別不可能なプレイがMiscに含まれます。

2024レギュラーシーズン、Miscの頻度ランキング。

2024レギュラーシーズン、MiscのPPPランキング。

各チーム間で頻度もPPPもそこまで大きな差はありません。どのチームも頻度が5%前後あるのは意外と多く感じます。ヒーブ(時間切れ間際に放たれるダメ元シュート)もMiscに含まれてるんですかね?

どのチームもPPPが0.5前後と極端に低いのは、やりたい事がやれなかった結果のシュートでしょうし、さもありなんかと。ルカ・ドンチッチ、ニコラ・ヨキッチあたりはそれでも決めそうな恐ろしさがありますけども。

アイソレーションに分類されるプレイではありますがシュートは思いっきりブロークンな感じ。3Pラインからのステップインスクープショットをスウィッシュ。
こちらはスピンワンドリブルステップバック3Pをスウィッシュ。

以上。4回に分けて昨季の各チーム各プレイタイプランキングを紹介してきましたが今回で最後となります。

便宜上ほぼ全てのプレイが大雑把にカテゴライズされてますけども、実際は複雑怪奇(?)。ピック&ロール一つとってもウィークサイドで第3第4の選手がオフスクリーンやカッティングを連動させてたり、アイソもアイソに入る前にハンドオフやピックを使って有利な相手へとスイッチさせたり好みの位置でトリプルスレットになれるよう調整したりします。その奥深さや日々の進化は計り知れませぬ。

何やら今まで紹介してきたプレイタイプランキングを全否定するかのような締めになりましたが

今回はこの辺で。ではまた。

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