【NBA】今季2024成長著しい選手たちとMIPオッズと過去MIP選手たちの受難と色々。
「出る杭は打たれる」
才覚をあらわす者は妬まれ、妨げられることのたとえ。
『デジタル大辞泉 』より
世の常であります。NBAも例外ではございません。
妬まれているかは兎も角、NBAで才覚をあらわす者は必ず対策を敷かれ、タフなディフェンスによって妨げられてきました。
その一例が過去MIP受賞者たちです。
過去MIP受賞者リスト。
MIPは1986シーズン創設と比較的新しいアワードなのもありますが、MIP受賞者で殿堂入りを果たした選手は2024/1/25時点でトレイシー・マグレイディー唯一人です。
MIPはその“Most Improved Player Award最成長選手賞”の名の通り、その年で最も成長した選手へ贈られる賞です。しかし、受賞後もその成長曲線を維持できた選手は非常に稀です。
チームの大黒柱にまで成長し、かつプレイオフでも優秀な成果を残したケースは稀も稀です。後のFMVPヤニスですらMIP受賞後の何年かは対策の激しくなるプレイオフで苦戦しました。
誤解なきよう書いておきますと、「MIP受賞者はその後失敗続き」云々が本記事の主題ではございません。成長の仕方・チームでの役割には種類があって、そのどれもが尊いものです。特に2011受賞ケビン・ラブ、2014受賞ゴラン・ドラギッチのキャリアの歩み方には敬意しかありません。単にバスケ選手として優れていたからってだけでなく。
先日引退を表明したゴラン・ドラギッチのための引退試合に参加予定の選手たち。
話を戻しまして。
MIPは受賞するとなると、他の成長著しい選手以上に注目が集まりやすく、苦労もしやすいんです。だからこそ、受賞後も楽しめる面白いアワードなんです。
昨季2023MIP受賞ラウリ・マルッカネンはまだプレイオフでどうなるかは未知数。2021受賞ジュリアス・ランドルは2022の低迷から見事バウンスバックするもプレイオフでは怪我含め苦戦続き。2019受賞パスカル・シアカムは紆余曲折の後、遂にラプターズを離れ、新天地でのプレイスタイル・相性がどうなるか等々。今季受賞者は勿論、過去のMIP受賞者たち含め、必ず訪れる壁(相手がとってくる対策)への対処法は大きな見所です。
近年のMIP受賞者たちの今季スタッツ。2023/1/30時点。
2024/1/30時点での各べッティングサイト今季MIP受賞オッズ。
上位オッズ選手の今季スタッツ。
私にとってコービー・ホワイトって言うと、どーしても笑顔やこの写真↓のイメージが強いんですけど
何気に試合中めっちゃキリっとしててカッコいいです。髪の毛バッサバッサ揺らしながらプレイしてるのも、兎に角カッコいいんです。アレックス・カルーソとも良いコンビですし。
今回はこの辺で。ではまた。