ドンチッチお疲れ、ヌルキッチもお疲れ、サボニスもお疲れ。しかし若きスーパースターと疲れ知らずのヒーローが誕生。ビラップス、キッド、マイク・ブラウン、ノビツキーらが見守るEuroBasket2022、授業参観みたいになる。

目次

ドンチッチお疲れ、ヌルキッチもお疲れ、サボニスもお疲れ。しかし若きスーパースターと疲れ知らずのヒーローが誕生。ビラップス、キッド、マイク・ブラウン、ノビツキーらが見守るEuroBasket2022、授業参観みたいになる。

・リトアニア対ドイツ
この試合を解説するにはヨナス・バランチュナスとフランツ・バグナーの名前を言えばいいだけです。・・・・言い過ぎました。ですがそれだけ凄かったです。バランチュナスはFG10/15、FT14/17の34得点14reb5ast2blk。バグナーはFG12/20、3P4/7の32得点8reb2blk。
同じくらい凄いのはドイツのチームスタイルというか規律というか。前半だけで18得点と明らかにチームで一番ノッてるバグナーに後半の勝負所でもボールを集めない。勝負所でも平気で然程あたってないデニス・シュルーダーが1on1やったりします。マオド・ローがタフ3Pを打ったりします。けどそれが上手くいくんです。
「たまたま」とか「結果論」ではないと思います。「皆が常にゲームに積極的でいる方がチーム/互いの助けになる」って考え方でしょうか。
NBAと同じ感覚で見てると「もっとバグナー使って」「バグナー見せて」ってヤキモキもしますけど、これはこれで楽しかったです。ダブルオーバータイムに持ち込むエンドワンレイアップを決めたのもシュルーダーでしたしね。

試合内容が濃すぎてほぼ解説出来ていませんが、とりあえず試合結果はダブルオーバータイムの末107-109でドイツが勝利。

リトアニアは3連敗で非常に厳しい立ち位置に。第4Q始めのサボニスの4つ目のファウルが痛かったですね。復調の兆しを見せ始めていたサボニスを下げざるを得なくなり、バランチュナスも休ませられず、復調のきっかけを逸したサボニスはオーバータイム終了間際に同点のチャンスを与える中途半端かつ不必要なファウル。3試合で平均10PPG未満、ディフェンスでも機敏さのある相手に苦労してる姿が目立ちました。

書くべきではないのかもしれませんが、レフェリーがリトアニアに与えられるはずのテクニカルFTを忘れた事は、あまりにもリトアニアにとって痛すぎました。リトアニアもサボニスもこのまま終わってほしくないので次は全力で応援します。

新HCとオーナーも応援してます。

・スロベニア対ボスニア・ヘルツェゴビナ
この試合に限らず今日行われた試合は皆バックトゥバックで所々「疲れ」が見えました、親善試合やW杯予選から出ずっぱりの選手も多いです。ボスニア・ヘルツェゴビナは特にそれが目立ちました。試合序盤で足が動いておらず戻りが遅れる、インサイドが空く等々イージースコアを許す場面がよく見られました。致し方なし、激戦続きですから疲れるのが普通です。

しかし、普通じゃなかったのがジャナン・ムサとジョン・ロバーソン。この試合二人合わせてFG14/28、3P10/18の45得点と牽引。
今大会3試合平均でもムサは32.8分出場の23.7PPG、TS%72.7%。ロバーソンは32.6分出場18PPG、TS%66.6%と獅子奮迅の働き。

そんなわけで試合結果は93-97でボスニア・ヘルツェゴビナが勝利。W杯予選でのフランス戦に続いてのアップセット。「グループ・オブ・デス」と言われるグループBで非常に大きな1勝をあげました。

試合後インタビュー、皆で歌を歌ってる姿が微笑ましかったです。

そして相変わらず脱ぎたがるボスニア・ヘルツェゴビナ応援団。

さらに余談ですが、各所属チームのコーチや関係者が沢山観戦に訪れてます。大会前にはバックスのブーデンホルザーHCもギリシャ代表HCと面会してましたし、やっぱり気になるんでしょうね。

ヨキッチが所属するデンバー・ナゲッツのマイケル・マローンHCの姿はまだ見ていませんが、W杯予選ではテニスのジョコビッチの姿をやたら見ました。

https://twitter.com/TennisWorlden/status/1563290817204170752
  • URLをコピーしました!
目次