【NBA】現NBAで量と効率を兼ね備えたエリートスコアラー一覧と3P・2P・FT各分野のスペシャリストたち。
選手の間にシナジー(相乗効果)があるように、スタッツ・指標にもシナジーがあります。
3P%だけ見ても「3Pの上手さ」はわかりません。試投数やキャッチ&シュート3P、プルアップ3P、ディフェンダーとの距離毎の試投数・確率、残りショットクロック毎の確率etc.を組み合わせる事で、より詳しく、より妄想が捗ります。
以下画像は2016ステフのShots Dashboard。
こんな感じで、何らかの能力・スタッツが気になった時は大抵複数のスタッツを参照します。勿論アイテスト(試合を観て評価する事)も含まれます。
本記事ではシナジーの強いスタッツを紹介。ゴチャゴチャしすぎるのもアレなので、スタッツ2つの組み合わせで紹介しましょう。例によってランキングやらを併記しながら。
まずは
PPGとTS%。
言い換えると「得点量と効率」ですね。
キャリア20.0PPG、TS%58.0%以上選手のリスト。PPG順。以下全て2023/11/19時点。現役選手対象。
TS%順にしたもの。
彼らは良いスコアラーと言って差し支えないかと。
ついでにプレイオフでのもの。PPG順。
TS%順。
次
各種シューティング%と1試合平均試投数。
これも要は「量と効率」ですね。冒頭で説明した3P%やFT%、FG全体を考慮したeFG%、得意不得意を評価する際は「量と効率は不可分」と言っても過言ではないかもしれません。
まずは3P%と3PA。
キャリア3P%38.0%、3PA5.0以上選手リスト。3P%順。
3PA順。
プレイオフ。3P%順。
3PA順。
やはりステフィン・カリーが一際目立っております。プレイオフでの%は落ちていますが、TS%で見られる傾向と同じで、上に行くほど対策やディフェンス強度は高まる傾向にあるので致し方ないかと。
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2P%と2PA。
キャリア2P%54.0%、2PA10.0以上選手のリスト。2P%順。
2PA順。
プレイオフ。2P%順。
2PA順。
正直レギュラーシーズン・プレイオフ両方でディアンドレ・エイトンの名前がある事には不意を突かれました。立派。
同期2018ドラフト出身ルカ・ドンチッチもレギュラーシーズン・プレイオフ両方でリスト入り。他はインサイド寄りの選手ばかりの中こちらも立派。両者頑張っておくれやす。
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eFG%とFGA。
キャリアeFG%54.0%、FGA12.0以上選手のリスト。eFG%順。
FGA順。
プレイオフ。eFG%順。
FGA順。
ちょいちょい名前が載っていて気になっている方もいるかもしれませんので、いい加減言及します。元ネッツの打ち上げ花火、レイクアン・グレイ。
ネッツで1試合だけプレイして上記スタッツを上げ、キャリア平均も当然同数値。試合数を隠したら史上屈指のオールラウンダーに見えます。シーズン終了後にネッツからウェイブされ現在はGリーグのオースティン・スパーズ在籍だそうです。またNBAで見られる事を期待しつつ、この平均スタッツを崩すのは勿体ない気も・・・・・いやいや頑張って下され。
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FT%とFTA。
キャリアFT%80.0%、FTA5.0以上選手のリスト。FT%順。
FTA順。
プレイオフ。FT%順。
FTA順。
FTは大抵の選手にとって効率的なシュートなんですけど、ファンからは好まれづらい不憫なシュートです(?)。かくいう私も「好きなプレイ」とまでは言えませんが、思い出に残っているFTシーンは山ほどありますし、偉大な記録の一部分も担っています。
ドローファウルとフロップの定義・境界線は曖昧で、ヤキモキさせられる事も多いですけど、選手にとってチームを助けるシュートである事は間違いありません。
とりあえず以上。
今回はスタッツのシナジー云々と言うより単にシュートに関する記事になっちゃいましたね。
長くなったので続きはまた別の機会に。
今回の“シナジーの強いスタッツ”シリーズはこの辺で。ではまた。