【NBA】NBA2024最新版「殿堂入り確率」ランキングと一見アテにならない指標と。/レイカーズ、ウォリアーズ、バックス、ナゲッツ、クリッパーズ、サンズ、セルティックス、マーベリックス、マイアミ・ヒート、キャブス、ラプターズ、ウルブズ、OKCサンダー

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【NBA】NBA2024最新版「殿堂入り確率」ランキングと一見アテにならない指標と。

先日の記事でBBRのMVP Sharesを紹介しました↓。

その中で「MVP Sharesは下位を見るのも面白いです。意外な選手が意外な年に票を得たりもしてて、思わぬ着眼点が見つかる事もままあります。」と書きました。

BBRにはもう一つ、似たような楽しみ方の出来る指標があります。

Hall of Fame Probability(殿堂入り確率)です。

文字通り殿堂入りの確率を表した指標なんですけども、この指標が面白いのは「身長とNBAでの実績のみを用いた数理モデル」で算出されているところです。本来殿堂入りはNBAでの実績だけでなくアマチュア・国際バスケでの実績も考慮されます。Hall of Fame Probabilityの考案者もそんな事はわかっちゃいますが、それを敢えてシンプルな計算式で求めようとしてるんです。つまり実験的な意味合いの強い数理モデル・指標なんです。

トニー・パーカーを例にしたHall of Fame Probabilityの計算式。

より詳しく知りたい方はこちらリンク先へどうぞ

なので、正直言ってアテにすべきではないです。殿堂入りを予想したいなら他に良い方法・データがあります。ただ、こういう実験的なアプローチが積み重なって有用な指標が生まれてきたわけですし、鼻で笑うのは勿体ない。楽しむが吉です。

というわけで見ていってましょう。

現役選手対象、Hall of Fame Probabilityランキング。以下全て2024年4月時点。

はい。TOP20の時点でこの指標がアテにはならない事がよくわかると思います。MVPを受賞し、All-NBAにも複数回選出されているジョエル・エンビードで66.2%程度。TOP20の中で「殿堂入りにふさわしくない」と思うような選手はいませんが、その順番に違和感を感じる選手はいます。TOP20以降になると更に顕著です。

ルカ・ドンチッチは400試合未満なのでまだ対象外です。

順位と数値だけ見ると違和感、もしかしたら不快感も芽生えてしまうかもしれません。しかしあくまで実験的な指標、楽しむが吉です。

昨季2023優勝のナゲッツでチームメイトだったイシュ・スミス(74位)とジャマール・マレー(77位)が0.04%で同数値。アーロン・ゴードン(79位)とジェフ・グリーン(80位)とブルース・ブラウン(88位)は0.03%です。これらが妥当な数値とは思いませんが、私はこの並びがたまらなく好きです。

イシュ・スミスとジェフ・グリーンは大ベテランで多くのチームを渡り歩いた超苦労人。

史上最多の13チームに所属。
15シーズンで11チーム。

そんな大ベテラン二人がジャマール・マレーやアーロン・ゴードンらと並んでいる事は、若手・ベテラン・スターター・ベンチetc.分け隔てなく盛り上がっていた昨季ナゲッツを表しているようで良いのです。

ミスした時は露骨にシュンってなるマイケル・ポーターJrが笑顔でいるとこちらも何やら嬉しくなります。

どんな指標にも楽しみ様はあります。

当ブログも誰かにとっての楽しみである事を願いつつ

今回はこの辺で。ではまた。

おまけ。

BBRを設立したJustin Kubatkoが考案した別の殿堂入り指標。昨季2023終了時点。計算式・元記事へのリンク

数値が40000以上だと殿堂入り確実、35000~40000だと非常に有力な候補、30000~35000だと有力候補といった感じ。

指標は1~100スケールが多いので、こう数値がデカいとこれはこれでワクワクしますね。

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