【NBA】NBA2024第21週パワーランキングと各サイト予想優勝確率・オッズとスターター&ベンチ成績ランキングとSOSランキングと色々。
2024/3/13に公開されたThe AthleticのZach HarperによるNBA2024第21週パワーランキングを見てみましょう。
実際の順位表。以下全て2024/3/14終了時点。
パワーランキングでも西の順位でもナゲッツが久方ぶりに1位に。
ナゲッツのパワーランキング推移。
開幕以降2週間おきにThe Athleticのパワーランキングを紹介してきましたが、プレイオフまでもう1ヶ月です。この期に及んで第三者の決めたパワーランキングなんざぁ気にしてられないのもまた心情。
本記事では今後の順位変動・プレイオフを占う上で参考になりそうなデータやら何やかんやを眺めてみましょう。
まずはSOS(残り日程の過酷さ)ランキング。例によって2種類。
残り対戦相手の勝率のみを考慮したTankathonのSOSランキング。順位が高いほど過酷扱い。
対戦相手の勝率やアウェイ・バックトゥバック数・休養日差等も考慮したPositive ResidualのSOSランキング。順位が高いほど過酷扱い。
プレイオフではスターター・フルスターターラインナップの出場時間が増えます。というわけで、
5ラインナップNetRtgランキング。500ポゼッション以上対象。右端のDiffがそのラインナップ時のNetRtgを表しています。
上記ランキングはプレイオフチームやフルスターターラインアップのみが載っているわけではありませんが、上位にいるチームは少ーしだけ安心して良いかもしれません。少ーしだけですけどね、近年はレギュラーシーズン中にフルスターターラインナップを起用する機会が少なくなってサンプルサイズが小さくなっちゃいましたし。
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プレイオフでは強豪を相手にする事となります。接戦も増えるでしょう。というわけで、
各チームの3点差以内試合戦績、勝率5割以上チーム相手時戦績他一覧。
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プレイオフでスターターが重要なのは間違いありません。しかしそれは「ベンチは重要ではない」というわけではありませんし、スターターたちがプレイオフを万全に迎えるためにもベンチの活躍は重要になります。というわけで
各チームのベンチプラスマイナスランキング。
基本的にプレイオフチームはベンチプラスマイナスも上位な傾向にあります。下位なのはナゲッツ(23位)、バックス(21位)、サンズ(20位)、いずれもスターターに大金を投じてるチームですね。ベンチミニッツにイライラしてしまう事もあるやもしれませんが、安い給料で頑張ってると思えば少しは和らぐかも?・・・・・安いっても何億円ですけど。
2024~2029ナゲッツのサラリー概要。
2024~2029バックスのサラリー概要。
2024~2029サンズのサラリー概要。
セルティックスみたいにスターターへ高額なサラリーを払いながらベンチも頼もしいチームもいますから、今後どうなるかは神のみぞ知るところです。ローテーションの仕方でも大いに変わってきますしね。
2024~2029セルティックスのサラリー概要。
続きまして
The Ringerによる優勝確率ランキング。シード予想他併記。
各ベッティングサイトの優勝オッズ。
ここ20年の優勝チームのレギュラーシーズン戦績。
ここ3年連続で勝率.650以下のチームが優勝。1947~2020の74年間で16例しかなかった事例がここ3年続いております。つまりチャンスは多くのチームにある・・・・と言えなくもない・・・・気がしないでもない。
過去優勝チームのレギュラーシーズン勝率ワーストランキング。
レギュラーシーズン勝率と優勝の間に何らかの関係性を無理矢理見出すとしたら、勝率6割ってのは一つのボーダーかもしれません。
チーム数やプレイオフフォーマットが今と近くなった1980年代以降で、レギュラーシーズン勝率6割以下で優勝したのは1995ロケッツのみです。他優勝チームは怪我などに悩まされながらも何だかんだ勝率6割以上の戦績を収めています。やはりレギュラーシーズンの結果も侮るなかれです。
ついでに過去優勝チームのレギュラーシーズン勝率ベストランキング。
以上。
プレイオフが近くなり、ある程度各チームへの評価が固まってきました。今後はその評価を覆す大波乱も楽しみにするとしましょう。
今回はこの辺で。ではまた。