【NBA】NBA2024ハッスル選手ランキングと「過去10数年のP&R割合推移」と「10年前と今のセンターの走行距離の違い」他。/ブルズ、カルーソ、マーベリックス、ウォリアーズ、クリッパーズ、バックス、キングス、サンズ、ナゲッツ、マブス、ニックス、ウルブズ

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【NBA】NBA2024ハッスル選手ランキングと「過去10数年のP&R割合推移」と「10年前と今のセンターの走行距離の違い」他。

先日アレックス・カルーソが今季2024ハッスルアワードを受賞。遅ればせながら、おめでとうございます。

過去受賞者。

今季2024カルーソのハッスルスタッツ&ランキング一覧。

各スタッツのランキング。

今季2024レギュラーシーズン、1試合平均デフレクション数ランキング。58試合以上出場者対象。

カルーソの出場時間は30分未満ですが、それでも近年上位に居続けております。

今季2024レギュラーシーズン、1試合平均ルーズボールリカバー数ランキング。58試合以上出場者対象。

ここまで法則性の見出せないランキングも珍しいです。毎年メンツがバラバラ。

今季2024レギュラーシーズン、1試合平均チャージドロウン数ランキング。58試合以上出場者対象。

ルーキーのブランディン・ポジェムスキーが1位。ポジションに対してアンダーサイズ・華奢な選手な目立ちます。「献身と工夫の賜物」といえるかもしれませんね。

今季2024レギュラーシーズン、1試合平均コンテステッドショット数ランキング。58試合以上出場者対象。

「相手ショットを手を上げて妨害した回数」です。ブルック・ロペスはこのスタッツで1位になるのは5回目。2016シーズンの計測開始以降最多。

今季2024レギュラーシーズン、1試合平均スクリーンアシスト数ランキング。58試合以上出場者対象。

ここ20年で非常に増えたP&Rやハンドオフにおいて重要な役のスクリーナー。選手間で技術差もある超大事なプレイなんですけど、評価される事の少ない気の毒なプレイでもあります。かく言う私も「おおナイススクリーン!」って感動するより「なーにやってだ」ってイリーガルスクリーンにタメ息つく方が多い。

今季2024レギュラーシーズン、1試合平均ボックスアウト数ランキング。58試合以上出場者対象。

NBA.com/statsのボックスアウトのDefinition(定義)は曖昧すぎてイマイチようわからんです。「相手の前に立ってハナから諦めさせるタイプのボックスアウト」はカウントされていない様なので、個人的に「Box Outs=ボックスアウト」とは捉えておりませぬ。ランキング上位者でも数値が少ないですしね。

NBA.com/statsにはスタッツカテゴリとして“Hustle”がありますけども、実際の「ハッスル」とは定義が難しく、だからこそ愛おしいものだとも思います。

ルーズボールにアグレッシブになったりボールプレッシャーを強くする姿は愛すべき姿ですが、目に映らずとも我慢とコンディショニングを重ね、試合に長く出続ける事も同様に「ハッスル」でしょう。

以前と比べ試合のペース・走行距離は増え、体重の重い選手もより走らなければならず、体重の軽い選手もよりスクリーンに対処しなければならなくなりました。近年のオフィシャリングはフィジカルコンタクトには厳しくなりましたが、怪我のリスクが減ったとは到底言えません。

2014レギュラーシーズン、センター登録選手の1試合平均走行距離ランキング。

2024レギュラーシーズン、センター登録選手の1試合平均走行距離ランキング。

2005以降全プレイ中P&R割合の推移。

ハンドオフも増えてきています。

基本的に体重が重くなるとエネルギー効率・スタミナは悪くなります。(格闘技の試合を階級別に見比べるとわかりやすいです)

かといって軽くすると頑強さが損なわれるリスクがあります。

体を張りながら同時に我慢もしなきゃいけない。つくづくNBAのシーズンとは「マラソン」で、チームビルディングとは「ジャーニー」だと感じる今日この頃。

今回はこの辺で。ではまた。

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