レブロン、ステフィン・カリー、KDの引退はどうなるのか。名選手たちの引退年成績一覧と歴代出場時間ランキング他。
どんな名選手もいつかは引退します。ほぼ全ての選手が引退をするタイミングは成績が下降線に入っていった後です。
引退は勿論悲しいんですけども、肉体的な衰えに対応していく姿や役割の変化を受け入れる姿、逆に自身のプレイスタイルにこだわり続ける姿もまた尊いモンです。「うらを見せ おもてを見せて 散るもみじ」ってヤツです。
そんなわけで、レジェンドたちの引退イヤーの成績でも眺めてみましょう。人選は独断と偏見です。
マイケル・ジョーダンは1993の一度目の引退時の成績です。とれるもん全部取っての引退。まさに勝ち逃げでした(引退理由については色々とありましたので割愛)。
マジック・ジョンソンはHIV感染により1991年に、ラリー・バードは翌1992年に怪我を理由に引退。ファンからすると悲しい形ではありましたが、バードの引退セレモニーではその悲しさを吹き飛ばしてくれる名シーンがありました。
カリーム・アブドゥル・ジャバーは1989年に引退。勿論全盛期と比べれば控え目な成績ですが41歳だった事を思えば驚異的です。ちなみにファイナルMVPの最年長受賞記録も持っています(38歳54日)。
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ジョーダンは1995シーズン終盤に復帰し1998シーズンに二度目の引退。そしてまたもや勝ち逃げ。
マジックは1996シーズンに復帰し、そのシーズン終了後に2度目の引退。1996はケビン・ガーネットのルーキーイヤーで、一時「KGはマジックとヨキッチ両方と対戦経験がある」というトリビアをよく見ました。・・・私も定期的に言いたくなります。
ウィルト・チェンバレンとビル・ラッセル、永遠のライバルであり友人だった二人は文字通り最後まで二大巨頭でした。二人が現役時にはDPOYは存在せずブロックやスティールも計測されず、ビル・ラッセルの引退イヤーである1969年にようやくAll-Defensive-Teamが設立されビル・ラッセルは当然受賞。
ウィルト・チェンバレンもスコアリングでは衰えが目立っていたようですが1973年の引退イヤーにAll-Defensive-Team受賞。全82試合平均43.2分出場とかいうイカれた数字も置き土産にしております。
ついでに歴代キャリア平均出場時間ランキング。2024年9月時点。
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ジョーダンは2002シーズンに2度目の復帰、翌2003シーズンに39歳で遂に正真正銘の引退。今回は勝ち逃げではなく“人間らしさ”を見せての引退だったので、個人的に良い復帰であり良い引き際だったと当時思いました。他チームのファンとして前の二回はどーしても釈然としない気持ちがありました故。
KGとコービー・ブライアントとティム・ダンカンは揃って2016年に引退。KGは39歳21シーズン、コービーは37歳20シーズン、ダンカンは39歳19シーズン。あれほど「お疲れ様でした」と感じた年は今後ないかもしれません。
レジェンドだけあって語ればキリがないので以下手短に。
1951シーズンにデビューしたオリジナルスーパースターPGのボブ・クージ―は63シーズンに34歳で引退するも、1971シーズン当時ヘッドコーチを務めていたシンシナティ・ロイヤルズ(現サクラメント・キングス)で41歳にして7試合だけ現役復帰。
1963年の引退時にはジョン・F・ケネディ大統領から電報をもらい、2019年にはドナルド・トランプ大統領から大統領自由勲章(軍人でない人に与えられる最高位の勲章)を授与。
そして今も御存命。御年96歳。なんちゅーか人間力が凄い。
今回はこの辺で。ではまた。