NBA’23各チームのローテーション/選手起用を図解。オールベンチを多用するチームと流動的なチーム。プレイオフへ向けて、どう変化していくのか。
オールスターブレイクが過ぎると、メディア/ファンの間でプレイオフ展望の話題は増えていきます。
2023/2/17時点での順位表。※画像クリックで拡大
プレイオフとレギュラーシーズンの試合では多くの違いがあります。その一つはローテーション/選手起用の仕方です。プレイオフではスターターの出場時間が増え、プレイする選手の数が減る傾向にあります。
ざっくり言うと、レギュラーシーズンでは色々な選手・戦術を試し、主力を消耗させ過ぎないために多くの選手が出場。プレイオフでは目の前の勝利のために現有最高戦力/スターターを多く用います。
しかし、上記はあくまで“傾向”です。
「3P革命」以降も3Pを多投しないチームはありますし、「3P革命」以前も3Pを多投していたチームはありました。傾向は全チームを物語っているわけではないでしょう。
同じように、実際は各チームでローテーション/選手起用の仕方には大きな違いがあります。
スターター5選手とベンチ選手の出場時間をハッキリとずらすチーム、「オールベンチ」を多用するチームもいれば、そもそもスターターの組み合わせを頻繁に入れ替えるチームもあります。
本記事では、その違いを見てみましょう。画像引用元:NBA Rotations。2023/2/17時点。
まずはリーグ首位セルティックスから。
始めに画像の見方を説明しますと、色が濃い程その時間帯に多くプレイしている事を示しています。
ジェイソン・テイタムは不動のスターターで欠場も少ないのでQ1(第1クォーター)とQ3の前半部分は非常に濃い色。出場時間が多く、ベンチで休む事も少ないので万遍なく濃いめです。
デリック・ホワイトやグラント・ウィリアムズは元々はセカンドユニットでしたが欠場者の代わりにスターターを務めるなど起用方法に多様性があるため、テイタムほどQ1・Q3の色は濃くありませんが万遍なく濃いめ。
ロバート・ウィリアムズ3世は怪我で欠場が多かったため全体的に薄めで、その影響もあり今季12試合でスターターを務めているブレイク・グリフィンはQ1・Q3の色が他時間帯と比べ若干濃くなっています。
マルコム・ブログドンやサム・ハウザーらは割とハッキリとセカンドユニットの時間帯/Q2とQ4の前半部分の色が濃くなっています。
画像下部、選手名部分の下部にある+/- points per minuteの行はその時間帯でのチーム+/-を表しています。緑が濃い程その時間帯でリードを奪えていて、紫が濃い程リードを奪われているという事です。
セルティックスは現在リーグ首位なだけあって、+/- points per minuteで紫が少なく、その中でテイタムは非常に多くの時間をプレイしているので真っ赤っか。
画像を見てもわかる通り、選手の怪我やコーチ人事などでセルティックスは決して順風満帆ではなかったですが、それでもリーグ首位の成績なんですから素晴らしいです。その中でテイタムの「赤さ」は一際目立ちます。同じく赤いジェイレン・ブラウンも、御早い復帰を願っております。
次はリーグ29位のスパーズ。首位の後に29位を紹介するのは意地悪ですけど、対比になって画像がわかりやすくなるので。
当然+/- points per minuteは紫味が多くなります。
選手の方を見てみると、ケルドン・ジョンソン、トレ・ジョーンズ、ジェレミー・ソーハン、ヤコブ・パートル(ラプターズへトレード)の4選手はスターターとして決まった時間帯に出場。ダグ・マクダーモット、ザック・コリンズ、ジョシュ・リチャードソンはセカンドユニットとして決まった時間帯に出場とセルティックスと比べると比較的安定したローテションです。スターターとして飛躍を感じさせたデビン・ヴァッセルの怪我で空いた枠をケイタ・ベイツ・ディアップ、アイザイア・ロビー、ロミオ・ラングフォードらが分け合っているようです。
・・・・・・・ホントはジョシュ・プリモが埋めなきゃいけなかったと思うんですけども。
お次はウェスト首位のデンバー・ナゲッツ。
ニコラ・ヨキッチのローテーションはハッキリしていますね。そのヨキッチと相性ばっちりなアーロン・ゴードンも出場時間をともにしています。ジャマール・マレー、マイケル・ポーターJrはスターターでありながら、ヨキッチと出場時間をずらしてセカンドでの得点源として起用される事もあるようです。
特筆したいのはブルース・ブラウンの汎用性です。マレー、MPJはともに大怪我明けでフル活用しづらい中で、スターターとしてもセカンドユニットとしても二人の代役を務めています。
マレーはコンボガードでMPJはフォワード登録の選手です。二人ともブルース・ブラウンとは大きく異なる特性を持っていますが、ブルース・ブラウンは自らの多才さでそれをカバーし、二人とは違った個性でその出場時間の穴を埋めています。上記画像で見ても赤味が途切れていません。素晴らしいです。
ケンタビアス・コードウェル・ポープも理想的な3&Dとしてスターター出場するだけでなく、セカンドユニットに混ざる事がある様です。何気にヨキッチの良いハンドオフパートナーでもあります。
どうしても衰えは隠しきれませんが、ディアンドレ・ジョーダンやジェフ・グリーンも若いセカンドユニットたちに混ざってようやっとります。苦労しがちな強豪内でのルーキー、クリスチャン・ブラウン、EuroBasket2022で積極性を見せていたヴラコ・チャンチャーが出場時間を得られているのも、何やら微笑ましいです。
ただ、+/- points per minuteを見てみると、やはりヨキッチのいない時間帯は紫味が増えます。今後は新加入のトーマス・ブライアント、レジー・ジャクソンにも要注目です。
・・・・・・・出来るだけ多くのチーム画像を載せて、各チーム評は控えめにしようと思いましたが、やっぱり沢山語りたくなっちゃいますね。ついつい早口になっちゃいます。
テキトーにピックアップ。
ミルウォーキー・バックス。
グリズリーズ。
シクサーズ。
キングス。
レイカーズ。
ウォリアーズ。
ニックス。
ラプターズ。
以上。
他のチームも気になるという方は是非NBA Rotationsへ。
任意のシーズン、任意の期間を調べられて便利かつ面白いです。いずれNBA関連サイト一覧でも紹介しますね。
今回はこの辺で。ではまた。
余談。
以前は「オタク」ってネガティブな意味合いが強かったような気がしますけど、最近は自称する方も多いですよね。
かくいう私は
オウフwwwいわゆるストレートな質問キタコレですねwww
おっとっとwww拙者『キタコレ』などとついネット用語がwww
まあ拙者の場合NBA好きとは言っても、いわゆるスポーツとしてのNBAでなく
メッタ・ワールド・ピースとして見ているちょっと変わり者ですのでwwwベン・シモンズの影響がですねwwww
ドプフォwwwついウォーリー・ザービアックな知識が出てしまいましたwwwいや失敬失敬www
まあ萌えのメタファーとしてのアンドリュー・ボーガットは純粋によく動けてるなと賞賛できますがwww
私みたいに一歩引いた見方をするとですねwwwポストエヴァン・ターナーのメタファーと
牧場主義のヨキッチさを引き継いだキャラとしてのですねwww
エネス・カンターの文学性はですねwwww
フォカヌポウwww拙者これではまるでオタクみたいwww
拙者はオタクではござらんのでwwwコービー
な感じで全くオタクじゃありませんけど。
はい。