【NBA】アシストAt Rimランキングと3Pアシストランキングに居座る、似ているようで似てない2選手。やっぱり似ている。
以下画像は“% OF ASSIST AT RIM”「全アシスト中At Rim/ゴール下へのアシスト割合」ランキング。2023/3/4時点。250アシスト以上選手対象。※画像クリックで拡大
ゴール下へのアシスト(以下At Rimアシスト)、ゴール下へのパスというのはロブを含めて非常に得点期待値・価値の高いプレイです。
3Pへのアシスト・パスも得点期待値は高いですが、ゴール下でのショットと比較すると「打つ選手の技量」への依存が高くなり、フリースロー/and1をもらえる頻度はAt Rimアシスト・パスの方が高くなります。
ロスターや試合展開にも左右されるので、一概に言えない部分も大きいですが、少なくともAt Rimアシスト・パスは3Pへのアシスト/パスと同じ様に重要なパスと言えるでしょう。
↓画像は「全アシスト中At Rim/ゴール下へのアシスト割合」が低い順のランキング。
ジェイソン・テイタムは3P%の高い選手揃いのセルティックス所属で、ドライブ&キックやスウィングパスでのアシストが主になっているようです。ベン・シモンズやヤニス・アデトクンボも似たような印象ですね。
個人的に意外なのはドマンタス・サボニス(以下ドマス)。
ヨキッチと同じくビッグマンでありながらチームのAPGリーダーで、エルボー・ハイポストでプレイメイクをしている印象がありますが、3Pへのアシスト割合が高いようです。
100ポゼッションあたりでの3Pへのアシスト数ランキング。2023/3/6時点。800分以上出場選手対象。※画像クリックで拡大
100ポゼッションあたりでのAt Rimアシスト数ランキング。2023/3/6時点。800分以上出場選手対象。※画像クリックで拡大
ドマスとヨキッチ。二人のヨーロピアンビッグマンが違うアシスト方法によってNBAで最高峰のオフェンスを展開していると考えると、これまた面白いですね。
今季’23OffRtgランキング。2023/3/6時点。※画像クリックで拡大
幼い頃、可愛いのは二人おんなじ。
「交渉期間外に洗脳しようとした」って事でブレイザーズとナゲッツはタンパリング調査中らしいっすよ。(冗談です)
今回はこの辺で。ではまた。
おまけ。
Total Assist Pts(アシストによってクリエイトしたトータル得点数)ランキング。2023/3/6時点。800分以上出場選手対象。※画像クリックで拡大
アシスト系のスタッツを見ている時によく思う・・・・・・「フリースローやファウルを引き出したパス」をカウントしたスタッツが切に欲しい。というかNBA.comなり公開してほしい。(上記Total Assist PtsはFGによる得点のみがカウントされています)
フリースローを生むってのは基本的に得点期待値が高いですし(※)、相手はファウルがかさめばインテンシティの高いディフェンスはしづらくなります。
※:あくまで数学上かつ雑に説明しますと、FT%が70%しかない選手でも2本連続で決めてくれる確率は49%。FT%80%なら64%、FT%85%なら72.25%で2点ゲット出来ちゃいます。
ニック・クラクストンやヤコブ・パートルのようなFG%が高くFT%が極端に低い選手を除いて、FGよりもFTを打つ方が得点効率は良くなります。
ただし、あくまで数学上です。実際は試合展開、自チームオフェンス、相手ディフェンスの多くの要素を踏まえた上でプレイは選択され、得点期待値も変化しますから、遮二無二フリースローやゴール下を狙えば良いってものではないです。
「得点をアシスト/支援する」って意味ではフリースローを生むパス、FGMにならずともシューティングファウルを生んだAt Rimへのパスってのは、まさに「得点をアシストしている」と思います。
とはいえ、既存のアシストと同カウントするわけにもいきませんし・・・・・
・・・・・・寝よ。