NBA2023のL2Mレポート、有利な判定をされたチームランキング。/過去4年NBA優勝コーチの内3人が辞任となった混沌の2023。/レブロンとADと八村塁は一貫性を取り戻せるのか。/レイカーズ、ウォリアーズ、バックス、クリッパーズ、ニックス
バックスのマイク・ブーデンホルツァ―HCが退任となりまして
過去4シーズンのNBAチャンピオンHCの内3人がこの一年で職を辞する事となりました。
「一寸先は闇」と言いますか「光陰矢の如し」と言いますか、NBAの時の流れは早く残酷にも思えます。
コーチに限らずドワイト・ハワード、カーメロ・アンソニー、アイザイア・トーマス、ラジョン・ロンド、デリック・ローズ、ルー・ウィリアムズ、デマーカス・カズンズ、モントレズ・ハレル等々
少し前のスーパースターやアワード受賞者が契約を得られずNBAを離れたり出場時間を得られなかったりで、改めて厳しい世界なのだと痛感することしきりです。
で、そんな漠然とした感想でなく、差し迫って厳しい戦いを繰り広げているレイカーズ対ウォリアーズ。
本日2023/5/5の試合でウォリアーズが勝利し1勝1敗となりました。
「一寸先は闇」と言いましたが、これは多くの事に当てはまる様でして、私自身1試合1プレイ毎に選手やチームへの評価をコロコロ変えながら楽しんでおります。
ウォリアーズのホームコート2連戦での1勝1敗ですから、レイカーズからすれば決して悪い結果ではないんですけど、やっぱり敗戦直後ってのはポジティブな見方をするのが難しくもあります。
気になるのがアンソニー・デイビスの不安定さ。
平均で見ると非の打ち所がなくも見えるんですが、各試合毎・時間帯毎で見ると存在感が薄かったり濃かったり。
ADの今季2023プレイオフでのゲームログ。
そっくりさんと入れ替わってる説も。
レブロン・ジェームズも今日の試合前半でFG9/13・3P3/5・21得点と復調を見せるも後半はFG1/5・3P0/3・2得点のみ。
レブロン・ジェームズの今季2023プレイオフでの平均スタッツとゲームログ。
八村塁のキャッチ&シュート3Pが好調を取り戻したのは良かったですね。
八村塁の今季2023プレイオフでの平均スタッツとゲームログ。
バスケの試合は常に相手やチームメイトと相互に影響し合うインタラクティブなものですから、一個人のスタッツやボックススコアだけを見て「安定感」「調子・出来の良い悪い」を判断は出来ないですけど、AD、ステフィン・カリー、ジェームズ・ハーデン、ジャマール・マレー、ジェイソン・テイタムetc.のスコアリングが1試合ごとに大きく変動するのはプレイオフならではの激しいアジャストメントが窺えて面白いです。
私お気に入りのアナリストたちも続々と分析記事・動画を増やし始めて楽しい限りです。(一例へのリンク)
時間が足りないのは困っちゃいますけど。
今回はこの辺で。ではまた。
少し無粋なおまけ。
今季2023レギュラーシーズンのL2Mレポート(※)統計がwhistlestatsにより公開。
※:Last Two Minute Report、ラスト2ミニットレポート。試合後にリーグが正式に出す最後の2分間のレフェリングの正誤判定。試合終了までの残り2分間で3点差の時間帯があった試合(要は接戦)でのみ報告されます。
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ざっくり説明するとERRORS IN FAVORは「有利になった間違った判定の回数」、ERRORS AGAINSTは「不利になった間違った判定の回数」、PCT IN FAVORは「有利な判定をされた割合」。つまりPCT IN FAVORが高いほど「接戦での残り2分間で有利な判定されました」って事です。極めて野暮な数字ですけど、まぁちょっとした雑学程度に。
ホームチームとアウェイチームのもの。
レフェリングは邪推をしようと思えばいくらでも出来ますけど、気にし過ぎると試合の楽しさが損なわれちゃうんで色々難儀ですね。
今季2023はクリッパーズが一番PCT IN FAVORが高いですけど2021年は逆にクリッパーズが一番低かったり、有利な判定を受けそうなビッグマーケットチームのニックスが2022は一番低かったり、一概には言えないことだらけなので気にしないのが一番です。
・・・・・・私はそうハッキリと割り切れるほど人間出来てないんですけど。