昨季NBA’22ルーキー、今季’23二年目選手たちの成長度・スタッツ・指標を比較。/八村塁、ドンチッチ、デビン・ブッカーに負けじと競い合う元盟友たち。
本日2023/4/1のスタッツリーダーたち。
パッと目につくのは、やはり得点でしょうか。
ジュリアス・ランドルが無念の離脱となったニックス、その窮地を救うべくジェイレン・ブランソンが48得点でチームも勝利。
ミカル・ブリッジズはサンズでのキャリアハイは34得点。しかし、ネッツ加入後2か月を経たずして3度めの40得点超え。
二人とも移籍先で躍動を続けております。
しかし、本記事で注目したいのは本日の3PMリーダー。
ワシントン・ウィザーズの2年目、コーリー・キスパート。
八村塁の元チームメイトでゴンザガ大での同窓生でもありましたから、お馴染みって方も多いかと思います。
特徴・長所は何と言っても3Pなわけですが、
今季’23キスパートの3P関連スタッツ一覧。以下全て2023/4/1時点(今日の試合結果は未反映)。※画像クリックで拡大
1年目3P%が35.0%、2年目は42.3%。TS%は58.6%から65.4%と大幅増加。
キスパートの1年目と2年目スタッツ一覧。
出場時間の増加に対してPPGの増加は若干控え目ですけど、ブラッドリ・ビール、クリスタプス・ポルジンギス、カイル・クズマとオプション豊富なウィザーズにとっては、これ以上のボリュームスコアラーよりも、スペーシングでも貢献できる高効率シューターの方が今後恐らく有難いでしょう。少ーしづつ良い兆しの見えてきたジョニー・デイビスもいますしね。
キスパートは「休まない」ってところも非常に素晴らしいです。一年目は77試合出場。今季は開幕前のジャパンゲームで左足首捻挫、開幕後8試合を欠場するも、その後は1試合も欠場していません。
愚痴っぽくなって申し訳ないですけど、レギュラーシーズン最終盤で怪我や温存での欠場が増えてきて非常にやるせない気分なので、尚更素晴らしく見えます。欠場する選手に腹を立てたりはしませんけど、欠場の少ない選手にはリスペクトを禁じ得ません。
同チーム3年目のデニ・アヴディアも今季欠場は2試合のみとハッスルを続けています。毎試合怒ってる印象ありますけど、その熱気をポジティブに変換できるよう期待しております。キスパートとは違った特徴・長所を持つ選手ですから、上手く共存し、使い分けされていくのではないでしょうか。
今季’23の2年目選手たちのスタッツをテキトーにいくつか。PPG順。RPG/APG/FG%/3P%/FT%/TS%他を併記。
彼らの1年目はこんな感じでした↓。PPG順。
こうして並べてみると「早口で語りたい選手」だらけですな。
少しだけ語らせて頂きますと、
昨季ルーキー・オブ・ザ・イヤーのファイナリスト3人は大ブレイク・・・とはいかず。怪我やチーム事情のアレコレもありますので、今後もまだまだ期待大です。
ケイド・カニングハムの怪我は残念でしたが、それでも現時点で70試合以上出場選手が多数と皆元気一杯です。
特にフランツ・バグナーは昨季’22は79試合出場、オフもEuroBasket2022出場しながら今季’23の欠場は1試合のみ。タフ。
スタッツのみならず試合を観ていても、その成長曲線を十二分に感じられます。プロスペクトの多いマジックの中で、ある程度オールラウンドなスキルセットは、きっと腐る事なく重宝するでしょう。
ドイツ代表で見てる時も思いましたけど、コーナーにいようがドコにいようが「オフェンスに参加しよう」って強い意識が窺えるのが見てて楽しいです。隙あらばカッティングやオフェンシブリバウンドって感じで。
・・・・・ダメですね、やっぱり長く語りたくなっちゃって。
他にも、3&Dのクエンティン・グライムズ、3&Dunkのトレイ・マーフィーⅢ、3&FTのオースティン・リーブス等々楽しみな選手で溢れておりますが、彼らについてはまた別の記事で。いずれ2年目選手限定MIPアワードみたいな記事を作ると思います。
今回はこの辺で。ではまた。