シカゴ・ブルズ、実は堅実な補強をしていた。

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シカゴ・ブルズ、実は堅実な補強をしていた。

私は勝手にブルズを「昨季NBA序中盤のMVPチーム」と思っております。それくらい意外な成績でワクワクするバスケを見せてくれていました。

しかしロンゾ・ボールやアレックス・カルーソの長期離脱などでその勢いは失われ、イースト首位の27勝13敗から結果はイースト6位46勝36敗まで成績は落ち込み、プレイオフも1勝4敗で一回戦敗退。

結果は残念ではありましたが、失速の原因はある程度はっきりしていて来季改善が見込めるものです。

ロンゾとカルーソの離脱が原因の全てではないにしても、二人の本格復帰はナゲッツやクリッパーズと同じく「大きな補強要素」とも言えます。

そして見逃せないのはアンドレ・ドラモンドとゴラン・ドラギッチとのサイニングです。

昨季終盤、攻守における単調さを度々指摘されていたブルズが、既存の選手達とは違った特徴を持ちある程度実績のある選手を迎え入れる事には大きな意味があるでしょう。

元々豊富なバックコート陣を持つブルズですが来季のロンゾは半月板手術からの復帰です。開幕初日からフル稼働とはいきませんし、ドラギッチ自身もブルズとの契約理由にプレイタイムの保障を挙げていました。経験豊富なベテランの存在はアヨ・ドスンムにとっても良い影響が期待できます。

アンドレ・ドラモンドもまだ30歳手前。多彩なスキルセットを持つわけではありませんが、確かな実績がありインサイドワークでは多くの働きを期待できる選手です。

「もし」と「たられば」は勝負事には禁物ですが、やはり考えてしまうのが人情。来季のブルズは「もしブルズが昨季最後まで健康だったら?」を見せてくれる一石二鳥な楽しみを持ったチーム。

KD騒動の決着でFA市場の活発化も見込まれていますし、ブルズはコスタス・アデトクンボに興味を示しているとの報道もあります。今オフもまだまだ目が離せません。

おまけ。来季注目の全米放送ブルズ試合リスト。やっぱりイースト同士のライバルマッチが多いです。楽しみ。

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