NBA Court Optixによる’23ダブルチームに遭った回数ランキングとPPP。/ドレイモンド&ステフィン・カリー、ニコラ・ヨキッチ&ジャマール・マレーのボールスクリーンを使ったプレイのPPP。
NBA Court Optixによる今季’23の“Top 20 Ranking – Possessions Double Teamed Per Game”「1試合あたりでのダブルチームに遭ったポゼッション数TOP20ランキング」。2022/12/15時点。
ルカ・ドンチッチとヤニス・アデトクンボは高頻度にダブルチームに遭っていて、その際にチームは高いPPP(ポイント・パー・ポゼッション。1ポゼッションあたりでの得点)も記録しています。素晴らしいですね。
で、それは一旦置いといて。
このランキングを見て思うのは「最近のダブルチームの定義って難しい」って事です。
通常「ダブルチーム」と言えば「一人の選手に対して二人の選手が守りにつく事」ですよね。
しかし実際の試合では「一人の選手に対して一人が守っているのか複数の選手が守っているのか」の境界線は非常にアヤフヤです。
約20年前のゾーン解禁/イリーガルディフェンス廃止に伴い、ハッキリとダブルチームに行かずともボールを持っている選手に対して付かず離れずのディフェンスが可能になりました。あらかじめオンボールディフェンダーのすぐそばにヘルプに行けるようにもう一人ディフェンダーをウロウロさせるようなディフェンスもよく見ます。
ランキング1位のドンチッチは1試合あたり約19回、20位のディアロン・フォックスでも12回ものダブルチームに遭っているとされています。逆に「あれ?あの選手はいないの?」って選手も。
恐らくですけど、このランキングでの「ダブルチーム」の定義は、P&Rなどの2メンゲームでヘッジ/ショウやブリッツに遭った回数も「ダブルチーム」としてカウントしているのだと思われます。逆にダブルチーム後にパスアウト/リロケイトしたものはダブルチームに遭ったポゼッションとしてカウントされていないのかもしれません。(勿論それが間違いってんじゃないですよ)
私がイメージする「ダブルチーム」では、正直このランキングの数値に違和感あるのですけど、今後は「どれをダブルチームとしてカウントしているのか/いないのか」にも注目してみようと思います。
引用元のNBA Court OptixはNBA.com内にある公式サイトなだけあって、ダブルチーム関連以外にも色々と面白いコンテンツを提供してるのでオススメです。こーいうのとか↓。
ボールスクリーンの使用回数とPPPのグラフ。
今回はこの辺で。ではまた。
追記:本日(2022/12/15)の試合でステフが左肩を負傷。明日MRI検査を受けるそうです。どうかご無事で。