NBA’23ルーキーと2年目選手の成長とスタッツ一覧。ペリカンズやロケッツの若手たち、もしくは他の若手はリーグを席巻するのか。
「今季のルーキーは豊作だ」
↑は決まり文句みたいなもんで。わたくし毎年思っております。
私がルーキーを見てる時に一番重視する事、というか楽しいのは「将来への期待感」「ワクワクする感情」です。必ずしもスタッツ/指標ではありません。
%が悪かろうがミスが多かろうが、3Pを1本決めれば「はい、未来のステフィン・カリー」、ミッドレンジジャンパーなら「ネクストKD」、ドライブ&エンドワンなら「ポストレブロン」とロマンを抱きます。
・・・・・・・言い過ぎかな?
兎に角、1年目のスタッツ/指標上の不出来をあまり気に病みはしません。ポジティブな方向へ捉えます。
%が悪くても積極性を維持するルーキーは“コービー・ブライアントみたいになるのかもしれない”。
スタッツボリュームはなくともスマートでミスの少ないルーキーは“スティーブ・ナッシュみたいになるのかもしれない”
ボリュームも効率も悪くても、ディフェンスやハッスル溢れるルーキーは“デニス・ロッドマンみたいになるのかもしれない”
欠点が多い≒改善が多く見込める≒多くの成長を楽しめる。ってなもんです。
なんとも頭の悪い期待かもしれませんが、かの偉人もこう言っています。
そんなこんなで、2022/12/12時点での今季ルーキーと今季2年目の選手たちをざっくりと見てみましょう。
まず昨季’22ルーキーたちの昨季スタッツ一覧。PPG上位30選手のみ表示。※画像クリックで拡大
昨季’22ルーキーたちの2年目今季スタッツ一覧。PPG上位30選手のみ表示。2022/12/12時点。
“Sophomore Slump”「二年目のジンクス」に苦労してる選手もいますが、成長を感じさせる名前と数字も多く並んでいます。
EuroBasket2022で私の心をわしづかみにしたフランツ・バグナーはPPGとTS%両方を大きく向上。あどけなさの残る顔立ちですが、雄叫びも挙げるし勝負強さも見せるしでNBAでも私を惹きつけてやまない活躍。お兄ちゃんと仲良さげなのも◎。
次に今季ルーキーのスタッツ一覧。PPG上位30選手のみ表示。2022/12/12時点。
注目したいのはヒューストン・ロケッツとニューオーリンズ・ペリカンズの選手。
少し失礼な書き方になりますが、今季ロケッツは昨季から引き続き不思議な魅力を持ったチームだと思います。
2022/12/12現在8勝18敗で西最下位。しかしここ2週間でサンズ、シクサーズ、バックスに勝利。
特にバックス戦ではルーキーのジャバリ・スミスJrがヤニス・アデトクンボを相手にハイライトブロックをかますなどディフェンスで大きな存在感を発揮。
2年目でPPGを伸ばしているジェイレン・グリーンとアルペレン・シェングンを補完するかのような活躍には大きな期待感が持てます。
御父上の逝去でスティーブ・サイラスHCが不在、代わりを務めたジョン・ルーカス臨時HCやメンバーのバックス戦後の興奮っぷりには私もエモーショナルになりました。
ロケッツはここ2年間で7人もの1巡目指名選手を得ています。
強豪ひしめくNBAでは「若い才能に溢れている=未来の成功」が約束されているわけではありませんが、ロケッツは観ていてニンマリしてしまうシーンは多いです。
東京五輪でスペイン代表として来日したウスマン・ガルバのディフェンスにも期待しております。
一方現在西首位のペリカンズ。こちらも若い選手が存在感を放ち、かつチームも好成績を収めています。
コアメンバーのちょっとした欠場も多い中、トレイ・マーフィー3世、ホゼ・アルバラード、ハーブ・ジョーンズら2年目。ルーキーのダイソン・ダニエルズが見事にフィット。漠然とした言い方になりますが、彼らは「欠場の穴を埋めてる」って感じじゃないんですよね。あくまで自分の持ち味を発揮させていて彼ら自身が主力って感じです。彼らが素晴らしいのは勿論、これもウィリー・グリーンHCの手腕の見事さでしょうか。
2022/12/12のサンズ戦でのダイソン・ダニエルズの攻守でのそつのない活躍は嬉しかったですね。世界的に注目を集めるレイカーズ戦での痛恨のフリースロー2本ミスからの躍動。ハートの強さが素晴らしいです。
ダイソン・ダニエルズはまだ19歳。上記2年目以外でもナジ・マーシャルも3年目でまだまだ若い。
なんてったってザイオン・ウィリアムソンも4年目でまだ22歳。ルーキーや2年目選手に負けじと成長を見せてくれるでしょう。
こんな可愛い笑顔↑でコート上ではこれですもんね↓。
惚れてまうやろ。
今回はこの辺で。ではまた。