データで見る「パッシングビッグ」たち。ニコラ・ヨキッチ、ヤニス・アデトクンボ、ドレイモンド・グリーン、アルペレン・シェングン、エバン・モーブリーetc.

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データで見る「パッシングビッグ」たち。ニコラ・ヨキッチ、ヤニス・アデトクンボ、ドレイモンド・グリーン、アルペレン・シェングン、エバン・モーブリーetc.

データサイトBBall IndexのHeadshot plotsを用いて昨季NBAのパッシングビッグたちを見てみましょう。Headshot plotsとは↓のような画像の事です。顔写真付きで可視化されているので色々と妄想しやすいのが最大の利点。

今回も前回とり上げた「リムプロテクター」と同じく多数の指標を用いて見てみます。始めは「プレイメイキングビッグ」に焦点を当てようかと思ったのですが、奥深過ぎて収集つかなくなったので「ビッグのパス能力」に注目してみます。

というわけで今回は「パッシングビッグ」。PF/C登録1000分以上出場者対象。あくまでBBall Indexの指標によるものですが楽しんで頂ければ。

1枚目で使う指標は縦軸がパッシングバーサタイリティー(※1)で横軸がパッシングエフィシェンシー(※2)です。

※1:直訳すると「パスの多才さ/汎用性」。アシストを出した位置やパスの種類(キックアウトやカッターへのリードパスなど)の多さで判断される。

※2:直訳すると「パスの効率」。ボールの占有率、チームメイトのショットクリエイトをする頻度、パスミスによるターンオーバー率などを考慮したある程度総合的な指標。

ヨキッチとドレイモンド(ビッグ扱いに違和感あるかもしれませんが役割とポジション的なものと思って頂ければ)が突出。ですけどここではスルーします。2枚目でまとめて言及した方が書きやすいので。

パッシングバーサティリティーで高い位置にいるエバン・モーブリーに要注目です。ジャレット・アレンもインタビューで言っていましたが、アレン&モブリー&マルッカネンのトリプルタワーで生まれる自動ミスマッチ、からのハイローアクションは今後もキャバリアーズの大きな武器になりそうです。私は今まで意識してませんでしたが来季注目です。

同じくルーキーだったアルペレン・シェングンは華やかさのあるパスを出す反面、多才さ/汎用性ではまだまだな様子。周りに良いスコアラーになれそうな選手も多いですし今後に期待しております。

モーブリーは21歳、シェングンは20歳。夢が広がりますね。

2枚目で使う指標は縦軸がハイバリューアシスト/75(※3)で横軸がボックスクリエーション(※4)です。

※3: 直訳すると「高価値なアシスト」。75ポゼッションあたりでの3P、ゴール下、フリースローなど得点期待値の高いシュートを生むアシストの数。

※4:ベン・テイラーが開発したオープンショットを生む能力を表した総合的な指標。ディフェンスを引きつける能力も考慮される。我々が覚える必要はないですが計算式はAst*0.1843+(Pts+TOV)*0.0969-2.3021*(3pt proficiency)+0.0582*(Ast*(Pts+TOV)*3pt proficiency)-1.19423pt proficiency = (2/(1+EXP(-3PA))-1)*3P%。・・・・覚えてられるか!どの指標も基本こんなです。というかこれでもシンプルな方です。

わかってはいましたがこの分野ではヨキッチがやはり突出しています。昨季はマレー、MPJという高効率スコアラー兼シューターの二人がいなくて、この高数値ですから1枚目の指標でも示されていた通りヨキッチのパス能力は尋常ならざるものがあります。ボックスクリエーションはリーグ全体でもトレイ・ヤング、ルカ・ドンチッチに次ぐ3位です。・・・これ以上は提灯記事みたいになってしまうので、この辺で。

ドレイモンド・グリーンはパスの多才さ/汎用性はそこそこでディフェンスを引きつける事もあまりありませんが、効率面系統では突出。これは如何にドレイモンドがウォリアーズのシステムに特化/熟知していて、ステフやクレイたちの良き相棒であるかを示していると思います。

ヤニスは1枚目から引き続きバランスの良い目立った位置にいます。ドライブ警戒して下がり気味に守るディフェンスに正対した状態からノールックでスウィングパス→カナトンor誰かが高確率3Pってシーンは増えてきてる印象です。リーグ史上でも1、2を争うバスケに最適化されたフィジカルを持っていると思いますが、その向上心/成長度も屈指です。

昨季株を大きく落としてしまった’21MIPのジュリアス・ランドルも良い位置にいます。シュートタッチやプレイスタイルが定まらなくなりメンタル面でも未熟さを覗かせていましたが、多少はプレイメイカーとして若手の成長に貢献しようとしていたって面もあったのでしょう。来季の逆襲に期待。’19MIPのシアカムもボロクソ言われてた状態から昨季カムバックしましたしね。

今回の「データで見るシリーズ」はここまで。ではまた次回。

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