「昨季NO.1掘り出し物ルーキー」ハーバート・ジョーンズとニューオーリンズ・ペリカンズは今季飛躍を遂げるのか?
’21ドラフト2巡目35位で指名されたニューオーリンズ・ペリカンズのハーバート・ジョーンズ(以下ハーブ)。
2巡目指名でありながら昨季All-rookie-2nd入りを果たしています。選手個人として素晴らしいのは勿論、ペリカンズにとって有難いのは、ハーブの長所がペリカンズのニーズにドンピシャだという事です。
ざっくり言えば、「ボリュームスコアリングに秀でているわけではないが、最低限の確率を維持しつつ、ディフェンス面でマルチポジションに多才な活躍をする選手」です。
ブランドン・イングラム、CJ・マッカラム、ザイオン・ウィリアムソンのいるペリカンズにおいて、「スコアリングの物足りなさ」は重大な問題にはならないでしょう。そもそも1年目でTS%57.3%の9.5PPGは、オフェンス面でも期待の持てる立派な数字です。
大学に4年在籍してからのNBA入りなので既に24歳になります。その分、落ち着きも感じさせつつ、時にはふてぶてしさも感させてくれます。昨季プレイオフでは、先輩にあたるクリス・ポールへの遠慮のなさも話題になりました。
大学4年間を経た2巡目のディフェンシブプレイヤーと言えばドレイモンド・グリーンやダニー・グリーンもそうです。(1巡目指名ですとマティス・サイブルも大学で4年間過ごしています)
ペリカンズは昨季後半の補強以外にも、ザイオン&ナンスJrの延長契約と着々と地盤を固めています。ホゼ“ニンジャスティール”アルバラードのようなバックコートディフェンスでの火付け役もいます。
昨季後半の躍進やザイオン復帰のみならず、これだけ好材料の揃ったペリカンズに期待を寄せることは、無謀ではなく妥当と言えるでしょう。
イングラム、ザイオン、マッカラム、バランチュナスらの脇で、ハーブ・ジョーンズがディフェンシブな形でチームを牽引できたのなら、ペリカンズがウォリアーズやスパーズらの様に・・・・・・・
今回はこの辺で。ではまた。