【FIBAワールドカップ/NBA】「リーブス>レブロン」説が浮上した大会2日目試合結果まとめ。アメリカ代表の怖い所と楽しみな所。スロベニアの凄い人と良い人。
スロベニア対ベネズエラ
ルカ・ドンチッチが上記の活躍、100-85でスロベニアが勝利。
スロベニアは開幕直前にヴラコ・チャンチャーがACL断裂で離脱したのが非常に非常に残念でしたが、本試合ではドンチッチ以外でもマイク・トビーがFG9/9(内3P3/3)のパーフェクトで21ptsと頼もしい活躍。
スロベニアはベネズエラをペイント内得点44対22・リバウンド数39対23で圧倒しました。
しかしベネズエラも第1Qだけで3P7/10&ビックリ仰天ハーフタイムブザービーターの3P攻勢で面白い試合を見せてくれました。双方に失礼かもしれませんが、サイズ差・フィジカル差にめげずに踏ん張る姿を日本代表と重ね合わせて見てしまいました。
勝利を確実にしながら試合終了直前にスロべニアのアレクサンダー・セクリッチHCがテクニカルファウルをとられたのも、ベネズエラの粘り強さが故かもしれません。
もう一試合。
アメリカ対ニュージーランド
99-72でアメリカが勝利。
結果25点差となりましたが、下馬評を覆すニュージーランドの善戦も目立つ試合でしたね。
ただ、やはりアメリカ代表のタレントの高さ・層の厚さは他の追随を許しませぬ。この試合ではむしろベンチ出場の選手の方が目立っていた印象です。(スターターはジェイレン・ブランソン、アンソニー・エドワーズ、ミカル・ブリッジズ、ブランドン・イングラム、ジェイレン・ジャクソンJr)
スコアリングオプションの豊富なラインナップではタイリース・ハリバートンのファシリテイトが良く活きます。惜しくもFGには繋がらなかった好アシストもいくつかありました。
パオロ・バンケロは高効率にゲームハイの21pts、オースティン・リーブスも12pts6ast。
今後のアメリカ代表ローテーションも大注目です。
大会2日目全試合結果は以下。
最後に、私が勝手に決める大会2日目MVPは
「オースティン・リーブス>レブロン・ジェームズ」を掲げた、このお客さん↓。
レブロンが出場した2006年ワールドカップではアメリカ代表は銅メダルでしたから、もしリーブスが金メダル取ったら名実ともに「オースティン・リーブス>レブロン・ジェームズ」って事になります(なりません)。
今回はこの辺で。ではまた。
おまけ。余談。
「何気に」というか「お馴染み」というか「好ディフェンスの代償」というか、今日の試合でジェイレン・ジャクソンJr(以下JJJ)が5ファウルでファウルアウト。
JJJのファウルの多さは、もう長い事そのままなのでグリズリーズのテイラー・ジェンキンスHCは「気にしないで良い」とある程度青信号を出してはいるんだと思いますが、インテリアディフェンスに不安のあるアメリカ代表メンバーにとっては些か不安要素な気がしないでもないです。リムプロテクターのウォーカー・ケスラーの出場時間は現状控え目なままですし。
2023シーズン、ファウルトラブル率と75ポゼッションあたりでのファウル数の散布図。1000分以上出場選手対象。
もう一個のオマケは明るい兆し。パオロ・バンケロの好ショットメイキング。
あまり掘り返して欲しくないでしょうが、バンケロは2023シーズン2月中の試合では3P1/33で3P%が0.3%という非常に心配になる月がありました。
3月以降盛り返して各種スタッツも向上させましたが
やっぱり、勝手な1NBAファンとして欲が出ちゃうんです。「ドンドンあらゆる面で成長していってくだされ」と。
バンケロの特徴として「FTの多さ」「ドローファウルの上手さ」ってのがあって、勿論これはこれで「クレバーさ」が表れていて素晴らしいんですけども、
どーしてもドローファウルはレフェリングに左右されて、プレイオフでは頼りにし辛い傾向もありますので、たった一試合とはいえショットメイキング全般の向上が見られた今日の試合は胸が躍りました。
もし実現するならチームメイトのフランツ・バグナーがいるドイツ代表との再戦や、新しくチームメイトとなるジョー・イングルスのいるオーストラリアとの対戦も楽しみです。
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・・・・・ここで愚痴ってもしょうがないですけど、なーんで皆グループEに固まっちゃうかな。
なにはともあれ、恨みっこなしの好勝負を期待しております。