歴代プレイオフStocksランキングと2024レギュラーシーズンStocksランキングとDefRtg上位チームのStocks数の“少なさ”とアレコレ。
“Stocks”ってご存知でしょうか。StealとBlockを合わせた造語です。主にSNS界隈でよく目にします。
歴代プレイオフStocks数ランキング。引用元:@georgemikan
また細かい事を言いますと、本来ブロック数とスティール数は一緒くたにしたらアカンです。「スティール2つとブロック1つ」と「スティール1つとブロック2つ」は全く違いますが、Stocksはそれを同じに見せちゃいます。
軽く説明しますと、スティールは必ずポゼッションを奪っています。(ポゼッションを奪わなかった場合はデフレクションになります)
対してブロックは必ずしもポゼッションを奪ってはいません。FGミスを生んではいます。
「どちらかがより価値があるか」についてはケースバイケースですが、まぁ兎に角全く別物です。
上記引用元の@georgemikanさんは親切にキッチリ内訳を添えてくれてます。
上記ランキング入り選手の内訳。
こちらは2024レギュラーシーズンのトータルStocksランキング。引用元:@LevAkabas
Stocks表記だけですと、「スプーン無しでカレーを出された気分」と言いますか、正直ちょっとモヤッってしちゃいます。お金払ってるわけじゃないんで勝手な言い分なんですけど。
そんな勝手な言い分は置いといて
折角なんでスティールとブロック関係のアレコレ。
2024レギュラーシーズン、75ポゼッションあたりでのブロック数とスティール数。1000分以上出場選手対象。
ポジション毎に見ると特徴も出て中々面白いです。
PG/SG対象。
SF/PF対象。
C対象。
2024レギュラーシーズン、各チーム100ポゼッションあたりでのブロック数とスティール数。
DefRtg1位でルディ・ゴベアがいるなど強固なインテリアディフェンスを誇るウルブズもそこまでブロックは多くないです。DefRtg最下位のジャズとそう変わりません。スティール数もそこそこ。
DefRtgで5位のヒートにいたってはブロック数では断トツのビリっけつ。それこそ100ポゼッションあたりでのStocksだと28位と最下位近く(29位はウォリアーズ、30位はピストンズ)。
「ボールに対してアグレッシブに行く」と言うよりは、「エリア・ゾーン・規律を重んじる」って感じですかね。ファウルや相手に与えたフリースローも少ないです。
なんとなーく“エリック・スポールストラっぽさ“を感じるスタッツ。
今回はこの辺で。ではまた。
余談。
試合を観ていて「今のはブロックとスティールどっち?」とか「今のパスはアシストになった?ならなかった?」となった時に便利なページの紹介。
NBA.com/gamesに行きますと、その日にあった試合が表示されます。こんな感じで↓。
で、BOX SCOREをクリックしますとボックススコアが表示されます。
青くなってる数字をクリックすると、そのスタッツが記録されたシーンを見る事が出来ます。こんな感じ↓。
ターンオーバーの仕方やシュートの外し方を確認したりするのにも有用で、諸々の確認作業には便利ですけど、ハイライト観る感覚で使うのにはオススメしませぬ。
すんげー味気ないので。