【NBA】ESPNパネリストたちの2024主要アワード予想ランキング。早くも火花を散らすウェンバンヤマとチェット・ホルムグレン。ややこしいNBA選手名日本語発音問題。
2023/8/23、ESPNが2024シーズン主要アワード予想を公開しました。元記事へのリンク
複数名のパネリストたちが1位票5ポイント・2位票3ポイント・3位票1ポイントの投票をして、その合計ポイントでのランキング形式です。
MVP
1位ニコラ・ヨキッチ (デンバー・ナゲッツ): 77 ポイント (1 位票 42.3%)
2位ヤニス・アデトクンボ (ミルウォーキー・バックス): 58 ポイント (23.1%)
3位ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス):31ポイント(11.5%)
4位ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス):13ポイント(7.7%)
5位ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ):12ポイント
6位ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ):11ポイント(3.8%)
7位タイ、デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ):7ポイント(3.8%)
7位タイ、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ):7ポイント
8位 ジミー・バトラー(マイアミ・ヒート):6ポイント
9位タイ、アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ):5ポイント(3.8%)
9位タイ、カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ):5ポイント(3.8%)
10位タイ、シャイ・ギルジャス=アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー):1ポイント
10位タイ、アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ):1ポイント
ついでに主要ブックメイカーのオッズ。
どこもかしこもヨキッチを本命視。
ここでは、あえて異を唱えるとしましょう。
ヨキッチがMVPに足る実力の持ち主である事は既に実証済みですが、本人に個人賞へのコダワリはなく、昨季2023シーズン序盤は怪我明けのジャマール・マレーやMPJらのプレイ関与を優先しUSG%は23.3%程度でした。
2023開幕前メディアデイインタビューでも
勿論彼(ジャマール・マレー)とプレイするのは大好きだよ。
彼が次の20試合で“非常に悪い”のはわかっているけど、僕らは生き抜いてみせるさ
復帰後は不安定かもしれない。でもリズムを取り戻し、怪我をする前の状態に戻る必要があるんだ
動画はこちら
と、シーズンを長期的に見据えたコメント。
今オフのナゲッツはプレイオフでローテションプレイヤーだったブルース・ブラウンとジェフ・グリーンを失い、現状戦力アップしたとは言いづらいです。2024レギュラーシーズンは既存メンバー、特にルーキーや若手の成長も大きなカギとなり、ヨキッチが極力それを促すプレイ(ファシリテーター・リバウンダー・スクリーナー他)に努めて自身のPPGや存在感を大幅に落としても不思議ではありません。昨季序盤と同じ様に。
シーズン終盤も、もし上位シードを確保していたなら2023シーズンと同じようにプレイオフに向けた体調管理を優先した出場時間になるでしょうし、もし上位シードを確保していなかったのなら、2023シーズンよりもシードを下げた状態でMVPをとれるかは難しいところです。
マレーやMPJも2024シーズンは怪我明けではありませんので、序盤からフルスロットルでヨキッチよりも目立つ活躍をするかもしれません。ヨキッチも大歓迎でしょう。
そういうわけで、ヨキッチは私の本命ではありません。
私の本命はヤニスです。
2023シーズンは悔しい形でシーズンを終え、今オフはギリシャ代表を辞退し休養に努めた事からも、その意気込みは窺えます。
2023シーズンに落ちてしまったミッドレンジでの効率はクリス・ミドルトンの復調とヤニス自身の努力で取り戻してもらって、ディフェンスでの影響力・ヘルパーとしての貢献度をそのまま維持すれば、自ずとMVPは近づくのではないかと。
ドンチッチの生産性の高さ、テイタムの2way貢献&鉄人っぷり、エンビードの超ボリュームスコアリング&リムプロテクト等々、他にも候補は沢山いますけども
ヨキッチはPPGが落ちたならAPGは増えるでしょうし、尋常ならざる各種効率・指標・プレイ内容etc.は急に悪くなりそうもありませんので、それを来季上回るとしたら・・・・ヤニスかなー、と思います。
ナラティブ(所謂ストーリー性的な要因)もあるでしょうし、やっぱり難しいです。
願望を多めにして予想すると、カワイ、KD、ADら近年レギュラーシーズンで欠場の多い大好きな選手たちに全試合出場してもらって、MVPをとってベテラン劇的カムバック!みたいなのも見たい。
・・・・やっぱりドンチッチやテイタムら若手初受賞組も捨てがたい。
・・・・・アメリカ代表で目下大活躍中アンソニー・エドワーズでも楽しい。
結論:わりと誰でもおいしい。
長くなったので以下は簡素に。
ルーキー・オブ・ザ・イヤー
1位チェット・ホルムグレン (オクラホマシティ・サンダー): 80 ポイント (1 位票 34.6%)
2位ビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ):77ポイント(42.3%)
3位スクート・ヘンダーソン (ポートランド・トレイルブレイザーズ): 53 ポイント (15.4%)
4位アメン・トンプソン (ヒューストン・ロケッツ): 15 ポイント (7.7%)
5位ブランドン・ミラー、シャーロット・ホーネッツ: 5ポイント (7.7 %)
6位アサー・トンプソン (デトロイト・ピストンズ): 4 ポイント (3.8%)
1位票の多さではウェンバンヤマが1位ですが合計ポイントでホルムグレンが1位。2023全休は勿論残念でしたが、治療と並行してフィジカル改善に努められたとポジティブに捉え、ウェンビーとの切磋琢磨を楽しみにしましょう。
ディフェンシブプレイヤー・オブ・ザ・イヤー
1位ジェイレン・ジャクソンJr(メンフィス・グリズリーズ):54ポイント(1位票30.8%)
2位バム・アデバヨ (マイアミ・ヒート): 26 ポイント (15.4%)
3位ヤニス・アデトクンボ (ミルウォーキー・バックス): 21 ポイント (3.8%)
4位タイ、エヴァン・モブリー(クリーブランド・キャバリアーズ):18ポイント(7.7%)
4位タイ、マーカス・スマート(メンフィス・グリズリーズ):18ポイント(7.7%)
5位タイ、ミカル・ブリッジズ(ブルックリン・ネッツ):17ポイント(7.7%)
5位タイ、ルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ):17ポイント(11.5%)
6位アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ):15ポイント(7:7%)
7位ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ):13ポイント
8位ブルック・ロペス(ミルウォーキー・バックス):9ポイント(3.8%)
9位ジェイデン・マクダニエルズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ):7ポイント
10位ロバート・ウィリアムズⅢ、ボストン・セルティックス:5ポイント(3.8%)
個人的願望:ロバート・ウィリアムズⅢとマーカス・スマートで競って、結果ブルック・ロペスがかっさらう感じでお願いします。
シックスマン・オブ・ザ・イヤー
1位クリス・ポール(ゴールデンステイト・ウォリアーズ):42ポイント(1位票26.9%)
2位オースティン・リーブス(ロサンゼルス・レイカーズ):30ポイント(15.4%)
3位ラッセル・ウェストブルック(ロサンゼルス・クリッパーズ):26ポイント(11.5%)
4位タイラー・ヒーロー(マイアミ・ヒート):21 ポイント (11.5%)
5位タイ、イマニュエル・クイックリー (ニューヨーク・ニックス): 18 ポイント (3.8%)
5位タイ、マリーク・モンク(サクラメント・キングス):18ポイント(3.8%)
6位 マルコム・ブログドン(ボストン・セルティックス):17ポイント(7.7%)
7位タイ、ボビー・ポーティス (ミルウォーキー・バックス): 16 ポイント (3.8%)
7位タイ、ジョーダン・クラークソン(ユタ・ジャズ):16ポイント(7.7%)
8位タイ、ノーマン・パウエル(ロサンゼルス・クリッパーズ):5ポイント(3.8%)
8位タイ、オビ・トッピン(インディアナ・ペイサーズ):5ポイント(3.8%)
9位アレックス・カルーソ(シカゴ・ブルズ):4ポイント
10位タイ、ブランドン・クラーク、ブルース・ブラウン、トレイ・マーフィーIII、ベネディクト・マサリン、ケビン・ラブ:3ポイント
2位オースティン・リーブスは来季ほぼスターターではなかろうか?同じチームだから八村塁と書き間違えたに違いない(違います)
MIP
1位ケイド・カニンガム(デトロイト・ピストンズ):81ポイント(1位票53.8%)
2位ジャバリ・スミス・Jr(ヒューストン・ロケッツ): 25 ポイント (11.5%)
3位エバン・モーブリー(クリーブランド・キャバリアーズ):22ポイント(3.8%)
4位タイ、ジェイレン・グリーン(ヒューストン・ロケッツ):16ポイント(3.8%)
4位タイ、ジョシュ・ギディー(オクラホマシティ・サンダー):16ポイント(3.8%)
5位アンファニー・サイモンズ(ポートランド・トレイルブレイザーズ):15ポイント(3.8%)
6位ジェイレン・ウィリアムズ、オクラホマシティ・サンダー:14ポイント(3.8%)
7位トレイ・マーフィーⅢ(ニューオーリンズ・ペリカンズ):13ポイント(3.8%)
8位ウォーカー・ケスラー(ユタ・ジャズ):7ポイント(3.8%)
9位タイ、オースティン・リーブス(ロサンゼルス・レイカーズ):5ポイント(3.8%)
9位タイ、ミカル・ブリッジズ(ブルックリン・ネッツ):5ポイント(3.8%)
10位タイ、ジェイレン・グリーン、ディロン・ブルックス、アルペレン・シェングン、オニエカ・オコング:3ポイント
MIPは特に予想の難しい賞ですけどもケイド・カニングハムが1位は些か不意を突かれました。丁度1年前にこんな記事↓を書いてますし是非ともMIPとって頂いて。
コーチ・オブ・ザ・イヤー
1位マーク・ダグノー(オクラホマシティ・サンダー): 58 ポイント (1 位票38.5%)
2位エリック・スポールストラ(マイアミ・ヒート): 42 ポイント (19.2%)
3位マイケル・マローン (デンバー・ナゲッツ): 18ポイント (7.7 %)
4位テイラー・ジェンキンス(メンフィス・グリズリーズ): 15ポイント (7.7%)
5位ジェイソン・キッド(ダラス・マーベリックス):12ポイント(3.8%)
6位タイ、ダービン・ハム(ロサンゼルス・レイカーズ):9ポイント(3.8%)
6位タイ、ニック・ナース(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ):9ポイント(3.8%)
6位タイ、イメ・ウドカ(ヒューストン・ロケッツ):9ポイント
6位タイ、ウィル・ハーディ(ユタ・ジャズ):9ポイント
世界一初見殺しな名前を持つマーク・ダグノーHCが1位。ネイティブの方はMark Daigneaultを初見で正しく発音できるんですかね?日本語wikiではマーク・デイグノルト表記を採用してらっしゃいます。ウェンバンヤマもウェンバニャマだったりで日本語大変です。
それにしても、NHKでは頑なに“R”を“ル”と発音するのは何故なんでしょう?ゴベアはゴベール、フォーニエはフルニエ、チャンチャーはチャンチャル等々
ここら辺の苦労(?)は世界共通ですかね。八村塁も「ハチミュラ」と発音する方いますし、ヨキッチは「ジョキッチ」になったり、イビツァ・ズバッツは「ズバック」になったり、チュマ・オケケは「オキキ」になったり、
ロン・アーテストは「メッタ・ワールド・ピース」になったり。
最後のは違う上に関係ない話になってきたので
今回はこの辺で。ではまた。