【NBA】米NBAメディア6社の「TOP選手ランキング」一覧、その平均順位と標準偏差。ランキングでは評価されづらい選手たちとそのオンコート&オン/オフスタッツ。/ヨキッチ、ステフィン・カリー、ヤニス、ドンチッチ、ニックス、グリズリーズ、ナゲッツ、バックス

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【NBA】米NBAメディア6社の「TOP選手ランキング」一覧、その平均順位と標準偏差。ランキングでは評価されづらい選手たちとそのオンコート&オン/オフスタッツ。

「○○ランキング」といったランク付けやティア分け系の話題は多くの方の興味を引きやすいようで、当ブログ含め多数のファン・メディアが度々取り上げています。

個人的には、ランキング順位・結果はどうでも良くて、その選考理由や細かな説明・結果に対する人々のリアクションを楽しんでおります。同意出来る出来ないを問わず。

2023シーズン閉幕から3ヶ月が過ぎ、米スポーツメディア6社の「TOP選手ランキング」を親切な方がGoogleスプレッドシートにまとめてくれています。

6社から平均をとって更にランキング化したもの。2023/9/14時点。リンク
The Athleticに同順位が多いのはティア分けを採用していたからです。The Athleticではヨキッチ、ヤニス、ステフは皆1Aで同ティアだったので、↑では皆2位扱いとしています。

画像の見方をもう少し説明すると、AVG(平均)の列が6社の平均順位で、↑画像はその順位を基に並べられています。

SDはStandard Deviation(標準偏差)の略で、6社間の評価のバラツキを表しています。「値が少ないほど評価が安定していて、値が大きいほど評価が不安定」という事です。
↑画像で言うと、TOP5層の中ではヨキッチとヤニスへの評価は1位と2位でほぼ安定していて、ジョエル・エンビードの評価は3位~9位と比較的不安定です。
少し下に目を向けると、アンソニー・デイビスとデイミアン・リラードの各社評価は10位~15位で平均順位に対して差が少なく安定していますが、カワイ・レナード(9位~17位)やジャマール・マレー(11位~26位)には大きなバラツキが見られます。

見やすくしたもの↓。

これこそが真のTOP選手ランキング!・・・・と言いたいところですが、勿論そんな事はありません。あくまで「6社の平均をとったランキング」ってだけです。6社全てからTOP評価を得ているニコラ・ヨキッチは兎も角、「平均」は必ずしも全体を物語っているわけではありません。
各社で評価基準も違います(例えばThe Athleticは2023シーズンの実績を基としていますが、BleacherReportAction Networkは2024予測の意味合いが強いランキングで、他にも細かな違いが沢山です)

他には、カナダスポーツメディアsdpnのNBAリポーターEsfandiar Baraheni氏がNBAメディアパーソン25名を対象にアンケート調査を実施して作成したランキングもあります↓。

私が上記ランキング全てを見て、まず思った事を言いますと、

セルフクリエイトや自己完結した強みを持つ選手は評価されやすく、シナジー(相乗効果)を生みやすい選手は評価されづらい傾向なのは相変わらずのようです。(それが間違ってるとは言いませんが)

・・・・・・・私、本記事冒頭で「ランキング順位・結果はどうでも良い」と述べましたね。

あれウソです。大嘘です。ホントは順位超気にしてます。

だってスティーブン・アダムスとかアーロン・ゴードンとかブルック・ロペスとかジョシュ・ハートとか、そこらのスコアラーより余程ポジティブな違いを生み出せているのに順位が低すぎるんじゃい。

私の代わりにキレるスティーブ・ナッシュ。
2023スティーブン・アダムズのオンコートスタッツとオン/オフスタッツ。
これらスタッツは留意点も多いですが、ちょっとした参考までに。引用元: Cleaning The Glass
2023アーロン・ゴードン。
ヨキッチと多く出場時間を共有する選手は自ずと数値が高くなりやすいですが、アーロン・ゴードンは特にスタッツでもアイテストでも相性の良さを示しています。
2023ブルック・ロペス。
DefRtg、特に相手のeFG%/OREB%/フリースローを打つ頻度に大きな違いを生んでいます。
2023ジョシュ・ハート。
毎年二桁PPGを記録しキャリアハイも44ptsと得点力でも非凡なものを持っていますが、それでいて「縁の下の力持ち」を厭わないのが素晴らしすぎます。

繰り返しますが、オンコートRtgやオン/オフRtgはチームメイト・ローテーションの影響も大きいので、そのままその選手への評価には繋げられません。ただ上記4選手に関しては、スクリーン、ボックスアウト、シーリング、カッティング、ショットコンテスト等々目立ちにくい貢献に裏打ちされた信用性の高い数値だと思います。

いいから皆好きになれ。

・・・・・と強引に好きな選手アピールが成功したところで(?)

今回はこの辺で。ではまた。

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