また43点とった選手が現れたEuroBasket2022決勝トーナメント2日目、アツい。
しかもヤニスでもドンチッチでもヨキッチでもない、サムネにも写っていない。43点とったのは、この男↓。
というわけで
・フィンランド対クロアチア
第1Q。
サス・サリン2連続3Pからのマルッカネンのダンクなどでリードを奪います。しかしマルッカネンがベンチへ下がるとフィンランドのハーフコートオフェンスは途端に停滞。クロアチアの2本のタフ3もあり20-21で第1Qを終えます。
第2Q。
クロアチアはバックスクリーンやハイロー、ポストプレイでインサイドをつきます。
一方フィンランドはマルッカネンの影響力が絶大で、いる時といない時の違いは歴然。1on1、3P、カッティングと多彩にスコアを重ねマルッカネンは前半だけで17pts4reb3ast3stl。
前半終了時のスコアは45-43でフィンランドが2点リード。クロアチアは前半だけで3つのテクニカルファウル、なにやら地雷の匂いが。
第3Q。
クロアチアのジャリーン・スミスのディープ3、マルッカネンのタフジャンパーと両チームが好プレイを交換、ディフェンスでもイージースコアを許さず互いに主導権を握らせない展開。良いバスケットボール、良い試合。
第3Q終了に近づくにつれ、マルッカネンはオンボール/オフボールお構いなしで良い動きを見せ、クロアチアディフェンスを圧倒し始めます。おまけに第3Q残り0.1秒にティップインブザービーターも成功させマルッカネン31pts、ボーヤン・ボグダノビッチ19pts。第3Q終わって67-65のフィンランド2点リード。
第4Q。
マルッカネン止まらず。フィンランドを牽引し続けますが残り6分で休養のためベンチへ。
こうなるとクロアチアの逆襲が怖いですが、フィンランドのチームメイトたちもマルッカネンの奮闘に応えます。タフ3Pを2本沈めるなどリードを維持。
そして残り4分エースが帰還。
しかし直後にシュートを決めたのはこの試合フィンランドもう一人のヒーロー、サス・サリン。ここまでマルッカネンが牽引してきたフィンランド、土壇場でチームとしてのまとまりも見せ始めます。
第4Q残り1分に聞こえた実況解説の「お願いだからマルッカネンにボールを持たせてくれ」。この言葉がこの試合を要約していました。
残り30秒、ステップバック3でクロアチアの望みを断ち切り試合終了。
試合結果は94-86でフィンランドが勝利。フィンランドのサス・サリン3P5/10の17pts。ボーヤン・ボグダノビッチ23pts。
マルッカネンはFG19/29,3P2/6で43pts9reb3stl。フィンランドのEuroBasketクォーターファイナル進出は史上初。マルッカネンの43ptsはオリンピックやW杯など主要大会で記録したフィンランド人史上最高記録。
1on1ではあらゆるところで得点するし、オフボールでもあらゆるところから現れてリムにアタックする暴れっぷり。雄叫び含め格好良すぎました。
フィンランドおめでとう!
クロアチアは大怪我から復帰のサリッチが元気そうにしてるの見れて良かったです。ボーヤンもお疲れ様でした。
とりあえずジャズはマルッカネンにオールインしましょう、そうしましょう。