“NBA版完全試合”を成し遂げた選手TOP30ランキングと偉大なコーチと時々ペイトン/クリス・ポール、スティーブン・アダムズ、ルディ・ゴベアetc.
“NBA版完全試合”とは何かというと、フィールドゴール&フリースローを1本もミスしなかった試合の事です。
勿論オフィシャルな呼称ではなく、私が今ここで勝手かつテキトーに決めた、本記事内でだけの呼称です。
暇潰しにFG&FTノーミス記録を調べていたら、いくつか面白いリスト/ランキングが見つかったので紹介。
まず、プレイオフ含め試合でFG100%&FT100%を記録した選手の歴代高得点順リスト。2022/11/16時点。(FT100%も条件なので1本以上FTを打っている必要があります)
栄えある1位は昨季プレイオフ1回戦対ペリカンズ戦でのクリス・ポールで33得点。
後のセミファイナル第7戦がショッキング過ぎて、この記録が語られる機会があまりなかったのが残念です。とんでもない記録なんですけどね。
2位はゲイリー・ペイトンで32得点。
最近はシアトルへのNBAチーム復活活動に協力してる姿が印象的です。
2022年9月ジョージ・カールの殿堂入り式典中、傍らで優し気な視線を送る姿にも感動しました。ペイトンのくせに。(現役時代は最後まで生意気で鼻っ柱の強いヤンチャ坊主のイメージなままでしたので。あとNIKEのCMがカッコ良かった→CMへのリンク)
4位のトーマス・ブライアントは現在療養中ですが、復帰後はレイカーズの救世主になるかも?
劇的な変化はなくとも、依然健康に不安を抱えながらセンターとしての出場の多いアンソニー・デイビスにとっては有難い存在になるのではないでしょうか。なって下さい、お願いします。
歴代FG%ランキングはセンターばっかりですし完全試合もセンターばっかりかと思いきや、そんな事もなく。
21位には160cmのマグジー・ボーグスの名前も。15位のイシュ・スミスも183cmです。ちょっと不思議。
30位はジェリー・スローン。
ユタ・ジャズでのヘッドコーチとしての印象の方がずっと強いですし有名だと思います。私も現役時代を見ていませんし、ほぼ知りません。
ジェリー・スローンのスタッツ。
上記トラディショナルスタッツだけ見ると「二桁PPGを記録し続けたグッドプレイヤー」といった印象ですが、All-Def-1stに4回、2ndにも2回選ばれています。シカゴ・ブルズ選手として永久欠番にもなっています。
1965年の現役時代NBA黎明期から2011年のコーチ時代の最後まで、バスケットボールとNBAの発展に貢献し続けてくれた正しく偉人です。
One of my people that I always thought of as sort of a mentor from a distance was Jerry Sloan.
私にとって遠方からの指導者の一人、それがジェリー・スローンです。
―スパーズヘッドコーチ グレッグ・ポポビッチ
deseret.comの記事によればポップのコーチング哲学との共通点が多く、互いに影響も与えていたようです。
コーチングは私にとって非常に難しい上に、その詳細がコーチ自身の口から発せられる機会も少ない。コーチングに関するスタッツ/指標なんてものもほぼありません。
だからこそ、最近はネットメディアの更なる発達で気軽に海外の解説や考察にも触れられるのが非常に有難く楽しんでもいます。
ジェリー・スローンももう少し長くコーチ業を続けられれば、そのコーチング哲学にもっと多く触れられたのかな、と惜しい気がします。(ジャズコーチ辞任時の詳しい内情は結局わからずじまいなので、尚更気になるというか口惜しいのです)
ん?また内容が脱線して“完全試合”と関係ない話になってますね。すみません。
おまけ。
2022/11/16時点での今季中にFG&FT100%達成かつ10得点以上を記録した選手のリスト。
1位トレイ・マーフィー3世の活躍は当ブログでも取り上げましたね↓。スターター3人欠場の窮地を救う大活躍でした。
2位コーリー・キスパートはジャパンゲームスで負傷し開幕8試合欠場。復帰後5試合目でFG6/6,3P4/4,FT2/2で18得点の大活躍。復帰1試合目はFG0/6,FT2/2で2得点のみ。極端!
八村塁と年の近い同窓生、3位ジョーダン・グッドウィンと是非とも3人揃ってウィザーズで躍進していってほしいです。
今季キスパートの各試合ボックススコア。
歴代リスト含め大体は完全試合達成選手がいるチームが勝利するんですけど、今季唯一ルディ・ゴベアのウルブズは敗戦。
色々と不安要素は多いんですけど、まぁ新生チームは皆出だしそんなもんです。こちらも以前記事にしましたね↓。
ウルブズは昨季も4勝9敗スタート。今後の進化に期待しましょう。
ノーミス記録は他にも沢山の種類がありますが続きはまた別の機会に。今回はこの辺で。ではまた。
※サムネの写真は2008USA代表の取材に訪れたゲイリー・ペイトンと、そのペイトンの40歳の誕生日をお祝いするクリス・ポールとドウェイン・ウェイド。