昨季’22NBA「ピック&ロールのボールハンドラー」TOP20ランキング&グラフ。デマー・デローザン、クリス・ポール、トレイ・ヤング、ドノバン・ミッチェル、マイク・コンリー、ニコラ・ヨキッチetc.

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昨季’22NBA「ピック&ロールのボールハンドラー」TOP20ランキング&グラフ。デマー・デローザン、クリス・ポール、トレイ・ヤング、ドノバン・ミッチェル、マイク・コンリー、ニコラ・ヨキッチetc.

データサイトBBall IndexのLeaderboard Tool(ソート/フィルター機能、つまりランキングです)とHeadshot plotsを用いて昨季’22NBAのピック&ロールのボールハンドラーたちを見てみましょう。Headshot plotsとは↓のような画像の事です。顔写真付きで可視化されているので色々と妄想しやすいのが最大の利点。

今回使う指標は縦軸がピック&ロールボールハンドラーフリークエンシー(※1)で横軸がステイブルピック&ロールボールハンドラーポイントパーポゼッション(※2)です。1000分以上出場者対象。以下全て2022/9/9時点。あくまでBBall Indexの指標によるものですが楽しんで頂ければ。

※1:ピック&ロールでボールハンドラーを務める割合/頻度。

※2:ピック&ロールでボールハンドラーを務めた際の1ポゼッションあたりの得点期待値。試行回数の多さなどを考慮に入れて調整されている。少ない試行回数で1PPP(ポイントパーポゼッション)を記録した選手よりも多い試行回数で1PPPを記録した選手の方が数値は高くなる。

まずはガードのステイブルピック&ロールボールハンドラーPPPランキング。※画像クリックで拡大

ガードのピック&ロールボールハンドラーフリークエンシーランキング。

フォワードのステイブルピック&ロールボールハンドラーPPPランキング。

フォワードのピック&ロールボールハンドラーフリークエンシーランキング。

ガード/フォワード合わせたHeadshot plots。

右上クリス・ポールは昨季3P%は31.7%、3PA3.3と前年から下がったんですけど、兎に角ミドルレンジの鬼でした。全FGの内32.6%が10-16feetからのシュートでリーグ1位かつ自身キャリアハイ。それを59.2%の高確率で決めています(リーグ7位、ガード内では1位)。その内どれだけがピック&ロールからのモノかは不明ですが、アイテストの印象ではかなりの頻度に思えます。

対照的なのがドノバン・ミッチェルとマイク・コンリーの二人。昨季ユタ・ジャズは3Pの試投数がリーグ2位でピック&ロールボールハンドラーによるポゼッション数はリーグ1位。ゴベアのピックを使って3PにつなげるオフェンスはOffRtg1位と非常に強力でした。特にドノバン・ミッチェルは3PA9.8でリーグ3位、クラークソンが7.6でリーグ15位、ゴベア以外の主なスターター4人が皆4本以上の3Pを放っていました。
そんなジャズにいたゴベアが昨季リーグ1位の3PAを誇るウルブズに、ミッチェルはゴベアと似たタイプのジャレット・アレンがいるキャバリアーズに行くってのも何やら面白いです。

おまけ。センターのHeadshot plots。

ヨキッチのPPPは0.95とガード/フォワードらに引けをとらない数字ですが、頻度は3.80%と流石に少ないです。センターとしてはここ5年間では4位と多い数字ですけどね。ちなみに1位は6.97%で’18デマーカス・カズンズ、2位は4.99で’19ヨキッチです。

総評/感想。

ピック&ロールからのパス/アシストについては考慮していないスタッツですが、スコアリングに秀でた選手は自然とアシストでも非凡な数字を残す傾向にある事が見てとれる結果だったと思います。(例外も勿論います、ジョシュ・ギディーの得点力には今後に期待です)

今回からLeaderboard Tool/ランキングを追加してみました。より空想が捗るかなと。
何日か前に書いてあった記事に急遽追加したので歪な作りになってるかもしれませんが御容赦を。

今回の「データで見るシリーズ」はここまで。ではまた次回。

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