NBA2023ルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞オッズの推移とパオロ・バンケロとルーキーたちのファッションと。

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NBA2023ルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞オッズの推移とパオロ・バンケロとルーキーたちのファッションと。

パオロ・バンケロ、オーランド・マジック、関係者各位、ファン、メディア皆々様おめでとうございます。

ルーキー・オブ・ザ・イヤー(以下ROTY)、All-Rookie-TeamはNBA各賞の中で「最も爽やかな気持ちになれる賞」な気がします。他の賞と同じく結果に対して異論が生まれる事は勿論あるんですけど、それよりも「来季以降の成長に胸が膨らむ」んですよね。

恐らく今季のバンケロ受賞に異論がある方は多くはないでしょう。受賞オッズの推移も一貫してバンケロを支持していました。SBD準拠。

低い程オッズが低い≒有力視されている。バンケロは黄緑の線で開幕前から常に1番人気でした。

今季2023バンケロのスタッツ/指標一覧。※画像クリックで拡大

72試合出場20.0PPG/6.9RPG/3.7APG/0.8SPG/0.5BPG

フォワード登録選手として非常にバランスの良い生産性です。

各種%を見てみますと、まず目につくのは3P%の低さ。29.8%%しかありません。

既にチームの中心選手として1からショットクリエイトを任せられている場面が多くて、オープン3Pを打つ頻度は少なかったんですけど、それを鑑みても少し気になる3P%の低さです。

特に2月中は1/33で3P%0.3%と流石に諸々心配になるスタッツでした。

しかしバンケロが素晴らしいのは、それでも恐れず3Pを打ち続け積極性を失わなかったハートの強さ。3月以降はアテンプトを増やしながら3P%38.7%を記録。見事なバウンスバックでした。

バンケロの特徴の一つとして「フリースローの多さ」「ドローファウルの上手さ」が挙げられます。1試合あたり/36分あたり両方でリーグ10位。以下画像は36分あたり。

同じくルーキーのベネディクト・マサリンも11位。

開幕前のサマーリーグでは2試合しか出場してくれませんでしたけど、その2試合で「落ち着き」「コートビジョンの良さ」を十二分に窺わせてくれて、その印象がそのまま長所として発揮されていたと思います。逆に3年目のRJ・ハンプトンを落ち着かせるような仕草すらありましたからね。

今後期待したい事の一つはフリースロー以外でのスコアリング。基本的にフリースローは得点期待値の高いプレイで、多い事は素晴らしい事ですけど、その性質上どうしてもレフェリング・第三者に左右されます。

あまり大っぴらには言いたくありませんが、勝負所・プレイオフ等状況によって笛の吹き方は違ってきます。ドローファウル・フリースローに依存し過ぎるとタフショットメイキングの成長も滞りそうな気もしますし、既に優秀なドライブ・リム近辺でのフィニッシュを3Pと共に磨いていってほしいです。

兎に角バンケロはアイテストでの印象もスタッツ/指標での印象も総じて「ルーキーらしからぬ、そつのない老獪なルーキー」でした。

勿論それなりにミスはありますし、ファウルがもらえず激昂してしまうシーンもありましたけど、ルーキーにとってはそういう攻めっ気も大事でしょう。

ファッションも攻めてますし↓。

なんとなくイタリアンな血統を感じます。(御父上がイタリア系アメリカ人で、パオロもイタリア国籍とアメリカ国籍両方所持)

なにはともあれ、NBA2023ルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞おめでとう、パオロ・バンケロ。

今回はこの辺で。ではまた。

おまけ。

ドラフト前の1位指名オッズではジャバリ・スミスJrが1位に選ばれていました。

結果的にジャバリは3位指名。指名時少し困惑顔だったのは、こういった下馬評があったからでしょうかね。

以下は一部NBA2022ドラフト当日ルーキーたちのファッションチェック。

他のルーキーたちはAll-Rookie-Teamの記事ででも。

サムネは個人的にお気に入りな2021ドラフトでの2ショット。

“授業参観でのお母さん感”が凄い。

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