【NBAドラフト】歴代各指名順位ごとのGOATを公開。超激戦区のTOP3指名と決して侮れない2巡目指名権と意外な指名順位。
Synergy SportsのTodd Whiteheadさんが「各ドラフト順位ごとのベストプレイヤー」を公開。
見やすくしたもの↓。
選出基準は「オールスター回数とキャリアWS。さらに最新性バイアスとノスタルジーと知名度を混ぜたもの」と画像内で説明しているように割と曖昧な選考基準で、ざっくばらんと楽しむ事を目的に作られたリストです。
↑で公開したリストを基にTwitter上でアンケートをとったりして、私も「○○と○○、同じ指名順位だったんか」と参加しながら楽しく眺めていました。
以下はそのアンケートの一部。
当然ながらTOP3指名は超激戦区です。
1位はレブロン・ジェームズが選出されていますが、ルー・アルシンダー(後のカリーム・アブドゥル・ジャバー)やマジック・ジョンソンなど書ききれないほどの超レジェンド揃い。
2位指名にはビル・ラッセルの他に“ザ・ロゴ”ジェリー・ウェスト、ケビン・デュラント、ジェイソン・キッド、ゲイリー・ペイトン等々。
ちなみにビル・ラッセルは1956年ドラフト2位でホークスから指名されています(当時セントルイス・ホークス現アトランタ・ホークス)。その年の1位指名はロチェスター・ロイヤルズ(現サクラメント・キングス)がSihugo Greenシヒューゴ・グリーンを指名。ビル・ラッセルが何故セルティックスに加入する事になったかは日本語wikiにも詳しく書かれていますので是非に→リンク。
それにしても運命ってのは時に残酷です。特にドラフト時のキングスには。
3位指名にはマイケル・ジョーダンの他にウィルト・チェンバレン、ジェームズ・ハーデン、パウ・ガソル、ケビン・マクヘイル、カーメロ・アンソニー等々。
止むを得ないとはいえ、こちら↓の方がベストプレイヤーに選ばれないっていう。
最近できた指標っていうのは「○○ポゼッションあたり」でのスタッツが割と多いんですけど、そういった指標や「○○分あたり」みたいな時間やポゼッション換算した指標は選手のスタミナや可用性を評価できません。
チェンバレンはキャリア平均出場時間が45.8分、1962シーズンに至っては48.5分な事も含めて超レジェンドなわけでして、チェンバレン並びに古のレジェンドたちはポゼッションや時間効率で現代の選手と比較したらアカン気はしちゃいます。「アカン」と言うより「優劣を決めるのは避けるべき」と言いますか。
当時の「試合を観に行けば大スターはほぼ必ずコート上にいる」って安心感があったからこそ、後々の世界的隆盛へと繋がっていったんだと思いますしね。当時とは環境が違い過ぎるので「今の選手も見習え」とは全く思いませんけど。
チェンバレンは豪快な性格で知られていましたが、モーリス・ストークスの支援をしたり、ビル・ラッセルと愛憎混ざった競争をしたり、私の発想の型に嵌める事の出来ない魅力に溢れた人物だったんだろうな、と感じます。
うーん、これだけレジェンド揃いだと、いくら語ってもキリがありませんね。
最後にこれだけ。
ドラゼン・ペトロビッチが60位指名のアンケートで勝利した時は若干ハシャぎました。
今回はこの辺で。ではまた。